表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

3

森の奥深くへ

満を持して登場したのは

そう!

白雪姫の物語最大のウィークポイント!


「貴方は遺体フェチな自称王子!!」

「国も城もちゃんと持ってる!失礼にも程があろう!」

「まさかの貴方がラスボスとは!」

「だってガラスケースに入った亡骸って幻想的じゃん!」

「えっヤダ本当に王子が真犯人?」

「えっバレてたんじゃないの?」

勢いで言ってみたら当たっちゃったよ!


金髪碧眼8等身、正当派王子な出で立ちのデブ専がズイと前に出る

「お前が…お前がアタシの白雪姫を…赦さないわ!」

そうだイケメン7全員乙女だった

半獣人なケモナーが灰色狼に変身する

胸毛が筋肉で服を破きマッチョな上半身を晒け出す

ハゲが手拭いで頭を磨き始めた!

イケメン7戦闘体制だ!

「やっばり学ランは乙女のロマン…昭和は良かったよ昭和は…」

「冬になったらマント羽織るから伊豆の踊り子ごっこしようね」

「イヤン♪」

残念!『伊豆の踊り子』初掲載はギリ大正だ

アラ還学ラン破れたり!

「しかしアンドロイドの白雪姫をどうやって―」

みなまで言うなよナマ足ショタ

「――SATSU-GAIしたのよ変態犯罪自称王子!」

「そこまで言う事ないだろぉっ!」


ラスボスは一瞬涙目になったが気を取り直す

傷ついてもヘコタレない…好物です

「…簡単な事だよ実は…」

ヒラリと馬から降りた王子様は何処ぞの声優ばりの甘いボイスで事の次第を語り始める

睫毛を伏せてフッと前髪を掻き上げる

うん王道なイケメン所作なんだけど

パッキンなのに根元の黒いプリンなヘアと輝く小麦に日焼けした貴方は

絶対西洋より湘南が似合う

カボチャパンツで白馬に乗ってなきゃ初見で王子とわかんなかったよ

そんな貴方はこれから気まぐれシェフの湘南風変態犯罪自称王子と

「貴様の脳髄掻き出していいか?」

バレたか妄想

アロハなイケメンも好きだがなぁ

仕切り屋ナマ足が話をまとめる

「つまり白雪姫をバッテリー切れにしたんだね?」


「えっバッテリー切れなの?!」

てかそれって元々白雪ちゃん生きてる範疇なの?!

「私が欲しかったのはあくまで亡骸な白雪姫!だから貴様らが出掛けてる間コード抜いてフルパワーでつけっぱなしにしといたのさ!」

一気に説明してくれた!

「なんて事を!」

「酷い!!」

「白雪姫はアタシ達の大切な家族だったのに!」

「そうよ!とっても大事だったのに!」

「重宝だったのに!」

「家事ラクできたのに」

「予約しとくとお掃除お洗濯にお料理までやってくれる省エネ多機能とってもお得なアタシ達の」

「家電扱いすんなぁあっ!!」

あまりな真相に私は鬼と化した!


役柄的には魔女な訳だけど

私は鬼になったさ鬼に

計8人の男相手に無双したさ

こんな事もあろうかと毒リンゴ1ダース作っといて良かったわ

余りの重さに手提げ入れて持ってくんのどエラくしんどかったけど!

私は奴等の口という口にリンゴをぶち込んでいった

効能は毒だけど素材はサンふじだから酸味と甘味のバランス抜群よね

アンタらの王子だかJAFだかカスタマーサービスだかが来るまで寝とけやボケ


ああ白雪ちゃんなんて可哀想な白雪ちゃん

私の来るだいぶ前にSATSU-GAIされてたなんて

でアンドロイド美少女にされて家電扱いされて最後はバッテリー切れって

いっくらなんでも酷すぎる

余りの酷さにワンワン泣いてたら

何故か幼女連れた天才医師が現れた

そして毒リンゴ残り3つと引き換えに今度こそ白雪ちゃんをガチ蘇生してくれた

毒リンゴって第2ボタン並に価値あるんだろかあるだろな

てかロストテクノロジーって凄い

てか

昭和は良かったよ昭和は…


とにもかくにも私は

今は眠る白雪ちゃんを自分が乗ってきた馬車に乗せた

もったいないから王子の白馬もつけちゃった


白雪ちゃんを憧れのお姫様抱っこしてみたら

できちゃった事は内緒だ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ