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 俺、鰆木弘毅【さわらぎ こうき】は今、誰もいない

駅のプラットホームに立っている。

 すべてがオートメーション化された近未来の駅のホームに……

 不気味なくらい、そのホームは静まり返っている。

 なぜ、俺がここに立っているのか、まるで覚えていない。


 『おれは何処に行こうとここにいるのだろうか?……』

 

 確かに弘毅は何処かに行こうと電車のチケットを握り締め、

駅のホームで電車を待っている。


 『でも、一体、何処に?……』


 弘毅がそんなことを思っている間に弘毅がいる駅のホームに

流線型が美しい新幹線が入ってきた。

 その新幹線には【ギャラクシア】と書かれている。

 弘毅にはなぜか、その新幹線の名前に聞き覚えがあった。

 このギャラクシアは2350年の近未来の最新型の新幹線だった。

 2000年にはまだ夢だったタイムマシンがすでに2100年には

完成していて、未来の人達は自由に時間旅行を楽しんでいた。

 だが、そんな時間旅行を悪事に使う者らが現れ、未来の国家は

タイムマシンが犯罪などに悪用されないように厳しく管理をした。

 だが、人々の強い願いに未来の国家は国家の厳しい管理の下、

ギャラクシアのみ、タイムマシンの使用を許可した。

 人々は喜び、そのタイムマシンを使い、再び時間旅行を楽しんだ。

 このギャラクシアは未来の国家公認のタイムマシンが搭載された

高速新幹線だと言っても過言ではないだろう……

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