26話
「えっと、私とスピカしか第二エリアに行ったことないんだよね?」
「「「うん。」」」
「…じゃあ、私たちが手伝う?」
「僕は能力的のお試しとしてはちょうどいいな。ちょっと仕事が忙しくて碌に力を試せてない。せっかくだし1人でやろうかな。」
「僕とスイケイは2人パーティで行くよ。」
「そうだね」
「ミッド、私たちもこの力を手に入れてから碌に遊べてないからボスに再戦するかな…」
「そうね。」
「…東エリアのビックトレントでいいかな?」
「そうだね。」
「…なんで?」
「あぁ、東の森林の先にある、第四エリアの穀倉地帯にクランホームを構えるのか。今は拠点のないクランだからね。」
「…けどなんで?」
スイケイが喋るのは珍しい気がする。
「噂だけど、今後満腹度などが実装される可能性がある。」
「確か北は雪山。南は沼。西は海だっけ?」
「そうよ。それなら、穀倉地帯の方がいいと思うわ。」
「…よし、行くか。」
『おぅ!』
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…で、この洞窟の中にいると。ビックトレントとやらが。ここまでの道に特にモンスターは出てこなかった。
「ここよ。ここからは別室鯖になってる。パーティ編成を変更するわよ」
「私とスピートね。例のあれ、やっちゃいましょ。」
「僕はソロだ。」
「…今更だけど、聖王と夜王が一緒って…大丈夫かな?」
各々独り言?をつぶやいて入る。僕はみんなを見送ってからスイケイと2人で入る。
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そして入った瞬間。目の前にログが流れる。
《イレギュラー発生。難易度が大幅に上昇します》
「「えっ!」」
《イレギュラー:ゴールデンキングトレント》
「ゴールデンキングですって…」
「なにそれ?」
「ゴールデンっていうのは…某ゲームのメ○ルスライムみたいなものよ。下手したらあれより硬いかも。」
某ゲームは僕もやったことがある。経験値が美味いけどとにかく硬いんだよな。
「…作戦通りに、行こう。」
「了解。」
「【双王権能発動…双貸借】…『龍化』」
…その瞬間。白銀と漆黒の巨龍が場に顕現した。




