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十一話、安土桃山時代編其の二

 おはようございます。


 今回は、安土桃山時代もとい戦国時代の第二弾をお送りしようと思います。一回目では武田信玄や上杉謙信、織田信長に最後はお市の方を取りあげてみましたが。

 二回目では、豊臣秀吉や徳川家康などについて書いてみます。


 まず、豊臣秀吉は元の名を木下藤吉郎秀吉と言いました。彼は生まれが足軽の身分です。父がそうであったのですが。

 秀吉は若い頃から、出世をするためにも仕える主君を探していました。また、日々の暮らしのために針屋をすることもあったと言います。そんな秀吉はある日に織田信長と出会いました。

 秀吉は信長であれば、自分が仕える主君にふさわしいと思ったんでしょうね。こうして、彼に仕えるようになりました。

 秀吉は大変に頭が良く、回転も早かったと言います。そんな彼は信長に気に入られ、頭角を現すようになりました。後に、正妻の於禰(おね)の方と結婚します。


 於禰の方はまた、禰々(ねね)とも呼ばれていました。ただ、残念なことに於禰の方には子に恵まれていません。秀吉は晩年に近くなってから、かの信長の妹であるお市の方の娘のお茶々を側室に迎えます。彼女との間にやっと生まれたのが鶴松でした。鶴松を生んだことにより、お茶々は淀城を秀吉から賜ります。

 二年後に鶴松はわずか二歳で亡くなりましたが。それから、三年後に秀頼が生まれます。秀頼はすくすくと育ち、秀吉は非常に可愛がったと言われていますね。


 秀吉は秀頼が五歳の年に亡くなりました。享年は六十二歳でした。

 秀頼が豊臣家の家督を受け継いでから、しばらくは平穏が続いていましたが。これに対して豊臣家の転覆を狙っていた人物がいます。

 徳川家康ですね。数年間は秀頼に従う振りを彼は続けます。屈辱的だったことは否めないでしょう。

 ちなみに、秀頼には正妻がいました。家康の孫娘の千姫です。これはあまりにも有名ですが。


 千姫の父は次男の秀忠、母は小督の方でした。秀忠は家康の息子ではあるのはわかりますが。小督の方はかの浅井長政が父であり、母はお市の方です。そう、小督の方は秀頼の母であるお茶々もとい、淀殿の妹に当たるのですね。だから、千姫は秀頼とは母方のいとこ同士の関係になります。


 話が逸れましたが、家康はついに晩年が近くなってから豊臣家に戦いを仕掛けました。世にいう関ヶ原の戦いです。これにより、大坂城は火事で落城しました。淀殿や秀頼は残った家臣達と共に火薬を爆発させて、亡くなります。千姫は徳川の家臣達により、落城の際に救出されていました。


 千姫は桑名に移り、後に城主の息子の本多忠刻と結婚します。二年後くらいに播磨の国の姫路城に彼女は移りました。それから、十年くらいは千姫も穏やかな期間を過ごします。忠刻との間に、娘や息子にも恵まれました。


 それから、突然に悲劇は訪れます。まず、姑でいとこにも当たった熊姫(ゆうひめ)が亡くなりました。次に夫である忠刻まで亡くなります。この時には息子も夭折していました。千姫は大いに嘆き悲しみます。喪が明けると、千姫は京都に移りました。そこでしばらくは傷心の日々を送ります。


 後に、千姫に声をかけたのは実弟の徳川三代目の将軍の家光でした。彼は、千姫にこう持ちかけます。

 江戸に一緒に来ませんかと。家光は今後の姉上や姪の面倒は自身が見ると言ったのでした。千姫はそれに是と返答します。こうして彼女は家光の庇護下に入り、江戸に行きました。

 娘と共に側室に当たった女性と一緒に住んだと伝えられています。

 千姫は三十歳の時に出家をして俗世を捨てました。彼女は七十歳程にまで長生きをします。


 いかがだったでしょうか。これにて、失礼します。お読みいただき、ありがとうございました。

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