Ep7
「うーん…もう朝かー、よく寝た」
「セナお嬢様、おはようございます」
「エナ、入ってきていいわよ」
いつも思うんだけど、私がちょうど起きたタイミングでエナが来るのは偶然なのかそれともエナがドア前でずっと待っているのかどっちなんだろうね。そうして、私は朝の身支度を整え朝食を食べにダイニングへと向かった。
「おはようございます、お父様…お母様」
「あぁ、おはよう。セフィナ」
「セフィナちゃん、おはよう」
私がテーブルに座ると、料理が次々にテーブルの上に並べられていった。
「セフィナ…家庭教師の話なのだが、今日から来てもらえることになったからまた昼頃に顔合わせとなるだろう」
「わかりました、楽しみにしております」
そうして、私は食事を終え自室へと戻った。
「あぁ、どんな先生なんだろう?イケメンな先生かなそれとも経験豊富なおじいちゃん先生かな」
などと、想像をふくらませているとエナが入ってきた。
「家庭教師の先生は、あのフォルスト学園を首席卒業した方なのでものすごく凄いと思われますよ」
「へぇー、そうなのね。凄い先生に教えてもらうなんて光栄だね」
「なんでも、一般教養はもちろんのこと魔道具や考古学も研究しているらしいですよ」
「へぇー、それは授業が楽しみだね」
そうこうしているうちに、お父様からエントランスに来るようにとお達しが来た。家庭教師の先生が来たみたい。
「よいしょっと…ここがカストレア伯爵家か」
「お越しくださりありがとうございます。ワルツレッド魔法伯殿」
「よせよせ、お主と妾の仲じゃないか」
「そう言ってくれると助かる」
「ご紹介します。私の娘のセフィナです」
「カストレア伯爵家 次女のセフィナ・エル・カストレアでございます。以後お見知りおきを」
そうして、家庭教師の先生を見た私は、今まで考えていた先生像が一瞬にして壊れてしまった。




