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Ep.1

「あー、学校に行ってみたかったなー。友達と外で遊んだり、ショッピングしたり、もっとやりたいことがたくさんあったのに…。」

私、小鳥遊紗奈たかなしさなは生まれてこの方病院の外の景色を見たことがない。生まれつき病弱でずっと病室のベッドの上でこの21年間を過ごしていた。だから、神様。来世があるならばのんびり気ままに好きなことして大切な人に囲まれて過ごしたいです。


 ピ!ピ!ピ!ピピ!ピ!ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「う…うんん…はっ‼︎」

 周りは雲ばかりでなぜか私は雲の上に立っている。しかも、なぜか雲の上にテーブルとイスがあるんだけど?物理法則はどこに行ったの?というかどこ?

「いや〜、ごめごめん。少し遅刻しちゃった」

「だ…誰ですか?」

「ん? あー僕は上位存在じょういそんざい。君たちの世界で言うと神様だよ」

「か、か、か、神様!!!!!」

「いや〜、久しぶりの反応だー」

「え…でも、なんで神様が?」

「まぁまぁ、一旦座ろうじゃないか」

 私と神様は、なぜか雲の上に立っている机とイスに座った。

「とりあえず、結果から言うとあなたは死にました。ですが、運命レベルが既定値を越していたので転生ボーナスが付与されました」

「運命レベルとは何ですか?」

「うーん、簡単に言うと前世でどれだけ不遇だったかを測る数値的な感じです」

「で、それが既定値を超えたから転生できると」

「はい、そういうことです」

 なるほど。私は、前世は病弱でまともな生活が送れてなかった。最後に来世を願った甲斐があったというものだね。

「そこで何ですが、転生に際して記憶は5歳の誕生日に思い出すように設定しました。その他に何か必要な能力はありますか?最大3つまで選べます」

「それって、サンプルから選べないですか?」

「わかりました。じゃー、全182万種類の中からお探しください」

 そうして私は、その中から自分の理想の能力を探し始めた。

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