表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第五幕 王女様!?
90/728

おかえりなさい!?

狐の名前は?

「うわぁ…人が多い!!建物いっぱい!!」


アイリスちゃんがはしゃいでる。お世辞にも可愛い服とは言えないが、その笑顔はロリコンキラーのワタシでも敵わない無邪気さを持っている。

ワタシ達はとりあえず、ハンター組合に来た。

アイリスちゃんと狐さんと一緒に入り、掲示板から村の害獣の張り紙を取り、受付に行く。


「あの…」

「はい、あら?アヤナさん?お久しぶりです。」

「あ、憶えてくれてたんですか?」

「はい、いきなりの騒動でしたからね。」

「ソレは忘れてください。」


一番最初、王都に来た時対応してくれたお姉さんだった。


「あの、この村の害獣なんですけど…」

「はい、そちらは…あ、ありました二日前に出されたモノですね。アルマってお婆さんが出したモノですが?」

「コレ終わらせました。」

「まぁ、本当ですか?お金にならないお仕事なので誰も行って無かったんですよね。」

「行かなくて正解だったかも…」

「何があったんですか?」

「魔人が出ました。」

「何ですってぇ!!!!?」


いきなりの大声にビックリしたぁ!!


「ちょっ!?声!!」

「あ、ごめんなさい、組合長に、知らせて来ます。」


お姉さんは大慌てで駆けて行った。


「おねぇさん、何かあったの?」

「多分大丈夫だと思うけど…」

「そっか…」


アイリスちゃんが不安がってる…どぉしよぉ…

その時狐さんがアイリスちゃんのほっぺをペロペロし出した。

アイリスちゃんもくすぐったそぉにしながらも笑顔になった。

仔狐さん効果すげぇ!!


ってしてる間にお姉さんから組合長室に行く様に言われた。

なんか重大なお話なのかな?

ワタシ達は組合長室に来た。扉を叩いて返事があり、中に入って椅子に座る。


「…で、その娘と仔狐はなんだい?」

「保護したんだよ。」

「保護したって…連れて来るか普通…」

「大事な情報源だし…当事者だし…知る権利はあるよ!!」

「解った、解った…ったく…さて、魔人まじんについてなんだが…良く解って無いってのが実情だ…城の書庫でなら何か解るかも知れんが…」

「魔人は魔神ましんの僕で、魔神が現れる前兆だよ。」

「ま、そぉ云われてるんだが…ん!?」


おじ様は仔狐さんをマジマジと見て…


「今…この仔狐が喋ったか!?」

「ウチが喋ったのがどぉかした?」

「んなぁ!?なんだこの狐!?」

「ウチは神の使いだよ…問題ある?」

「なんでそんなモンが居る!?」

「魔人が現れたからね…ウチでも喰えるか解かんなかったけど、ソコのお嬢ちゃんが屠ってくれてたの…」

「まぁ、今からままに相談するんだけど…これどぉしよぉか?」


ごろん!!…って大っきな魔法石を出した。


「コレは!?」

「多分…魔人の魔法石。戦いが激しくてワタシも寝てたから…良く解んない。」

「良く解んないって…取り敢えず預かるけどよぉ…」

「ふむ、確かに魔人の魔法石だね、ホントに屠ってたとは…人間なのにスゴいんだね…」

「呆れないでよ!!」


ワタシは頬を膨らませてそっぽを向いた。

その仕草をみんなに笑われた。なんでだ!?

ワタシ達は連れ立って、お城に向かった。


「おねぇさん、お城って簡単に入れるの?」

「ワタシだけなら忍び込むのは簡単なんだけど…今日は正面からだよ。おじ様も居るしね。」

「今日はって…いつもは忍び込んでるの?」

「いつもは馬車だよ。」

「馬車?」

「うん、だから門番さんに止められるかも…」

「ふぇ!?私牢屋に入れられるの?」

「牢屋は怖いよぉ!?」

「イヤだぁ〜!!」


アイリスちゃんが逃げようとするから引き止めた。


「今日はおじ様が一緒だから大丈夫だよ。」

「ホントに?」

「うん。」

「おじ様、ホント?」

「まぁ、たまに報告とかするから大丈夫だと思うよ。追い返されても大丈夫だと思うから。」


程なく城門前に来て、門番さんと話す。


「ただいまぁ、みんなで入って良い?」

「おかえりなさいませ、アヤナ様。何か大事な事ですか!?」

「スッゴく大事な事があるの!!」

「解りました、ではこちらに皆さんのお名前をお書き下さい。」

「アイリスちゃんは自分の名前書ける?」

「うん、あ…狐さんは?」

「狐?逃げたりしないなら良いよ。」

「狐さんは名前書かなくて良いの?」

「狐はね…」


門番さんは苦笑いだ。


「おねぇさんは書かないの?」

「ワタシは良いんだよ。」

「そぉなんだ!!」


おじ様とアイリスちゃんが名前を書いて、中に入ると、色んな人に声を掛けられる…「おかえりなさい。」ってね。ソレに、アイリスちゃんはずっとハテナマークだ。


そして最奥部…ままの執務室に来た。

扉の前に近衞騎士さんが居る。


「女王陛下は居られますか?」

「はっ、只今執務中です。」

「急用が出来ました。入って良いですか?」

「はっ、少々お待ち下さい。」


騎士さんが扉を叩き中に入る。

少しして、ままが飛び出して来た!?


「彩奈ちゃん!!おかえりなさい!!どんな御用事があるのかな?」


ままはワタシを抱きしめて頬擦りをしてくる。


「まま、汚れるけど良いの?」


ワタシはハンターの服のままだ。


「大丈夫よ、彩奈ちゃんが汚いワケ無いもの!!」

「解ったけど…大事なお話があって、お客様も居るの。」

「解ったわ、中で話しましょ。貴方方もどぉぞ。」


ままはワタシを離さずに、おじ様とアイリスちゃんと狐さんを執務室に招き入れた。

なんなんだろ?この溺愛ぶりは…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ