道中は安全!?
キャラ名は適当に付けてますので、忘れる事もあります。
今日、迎えに来る一団の隊長はダスティンと云うらしい、ワタシはアヤカになりきる為に時間の許す限り調べて、聞き込んで調べた。
ワタシはアヤカに提案していた。
「ワタシは貴女、貴女はワタシ、それぞれ演じて王都に入りましょう。」
簡単な話だ、敵はアヤカを狙っている。だからワタシを狙わせる。
護衛から先にとかメンドい事は中々しないハズだ。
まぁ、どちらにしても臨機応変に演じ分ける、ソレでアヤカだけは守り通してやるんだから!!
馬車を前にして、
「お姉様、どうぞお乗り下さい。ダスティン、警護は任せましたわよ?」
「はっ!!お任せ下さい。」
ハンターの服を着た長髪のアヤカが馬車に乗り込む。
ワタシは、アヤカになりきりダスティンさんに命令した。
馬車は全部で三台、前と後が兵士さん達、真ん中がワタシとアヤカの馬車だ。
普通は護衛とかも一緒に乗るが、前回の事が有り、護衛は信用してないみたいに言ったので無理には乗られなかった。
「男爵閣下、大変お世話になりました。この御恩は決して忘れません。」
ワタシは優雅なカーテシーで挨拶をし、お屋敷のみんなに感謝の言葉を残した…アヤカとして。
実際には、外に出る前にアヤカから、挨拶はあったが、ワタシの案に載ってくれた結果だ。
「姫様もどうか道中お気を付けて。アヤナ頼んだぞ。」
「任せといて!!」
アヤカが馬車の中から返事をした。
ワタシが馬車に乗り込むと出発した。
コレで完全にカゴの鳥になる。
さて、コイツ等がどこで仕掛けて来るか、はたまた魔獣や盗賊って事もあり得るが…
ワタシ達は今ワタシの上着とカツラを遣り取りするだけで入れ替われる様にしている。
護衛として動かなくてはならない時も有ると思ったからだ。
しかし、馬車って、もっと早く稼働出来ないモノなんだろうか?
こんな速さぢゃ狙って下さいってなモンだよ…
ワタシの不安を他所に馬車は進み幾つもの町や村を抜け、遂にはイタオオ侯爵領を抜け、王都のあるクフカオに入る。
その瞬間から何やら空気が変わる。
ワタシとアヤカは服を変え、本来の立場になる。
「アヤカはワタシの合図が有るまでは出ないでね!!」
「お姉様、お気を付けて。」
二人で事前に打ち合わせていた通りに動いた。
ワタシは馬車の天井に出て辺りを俯瞰する。
「前方から魔獣が五匹!!」
ワタシの声に前の馬車に乗ってた兵士さん達が迎撃準備をする。
ワタシは左右と後ろも警戒する、不穏な空気は感じられないが、油断は出来ない。
前からの魔獣は群れる事のある狼さんだ。
コレは陰謀とは関係して無いと思って大丈夫だろぉ…
「アヤカは動かないで!!」
そぉ言い残し、ワタシも前に出る。
なるほど、練習とは違い咄嗟に魔法は中々使えないな。
最初アヤカと出会った時のヤツ等も魔法は使って無かったからおかしいとは思っていたが…
ヤツ等相手ぢゃ棒手裏剣はなんの役にも立たない。
ワタシは茜ちゃんを引き抜きつつ居合いで右側に居た狼さんの頭を横に斬り裂く。
相変わらずふざけた斬れ味だ。
残り四匹になったが、兵士さん達は基本的に対人特化だから、狼さんに手こずるのは仕方ない。
兵士さん達は退がらずに応戦している。
「はぁ!!」
ワタシは上空から今斬ったヤツの隣の狼の首を落とした。
先程の気合いの声に兵士さんはワタシの行動を理解してしっかり引いてくれてた。
今回の護衛は信用出来るかも。
コレで残り三匹。
その内のボスっぽい一匹がワタシを狙ってる様子だ。
他の二匹は兵士さん達に任せ、ソイツに対峙する。
狼さんは噛み付きと手を警戒して…
んな!?大きいのに速いぞ!?しかも連続技だと!?あんまりみんなに近付き過ぎない様に…連続技の隙に側面に行き、腹の下を横切りながら腹を裂く!!
モツやらモツやらモツがどばっと出て、まぁすぐにでも絶命するだろ。
兵士さん達も一匹倒している。
後は任せて大丈夫だろぉ。
馬車は無事、後ろの馬車の兵士さん達は後ろと左右をしっかり警戒している。
「アヤカ!!大丈夫!?」
アヤカの安否を確認する。
「ご心配には及びませんわ。」
よし!!コレで、後一匹で…あ、終わってた…兵士さん達もやるなぁ…
「コレどぉしますか?」
ダスティンさんに話し掛ける。
「燃やして行くつもりだが?」
「なんで!?勿体無い!!燃やすくらいなら持って行きましょう!!」
「持って行ってどぉするんだ?」
「ハンター組合に持って行けば買い取って貰えて臨時収入ですよ!!」
「どぉやって持って行くんだ?馬車には積めないぞ?」
「魔法の袋は無いんですか?」
「あんな骨董品中々無いぞ!?」
「骨董品?」
「製造方法が失われた品だからな…」
「まぢっすか!?」
「本当だ。」
「ワタシが持って行きます…」
ワタシは魔法の袋に収納していく。
なるほど、ノコヤミの兵士さん達がリヤカーみたいなので死体を運んだワケだ…
「流石ハンターだな。今はハンターくらいしか持って無い代物だからなぁ…」
かなりの貴重品らしい…迂闊だったかな?
「あげないわよ?」
「狼に一人で立ち向かえる美少女からなんて怖くて手を出せないよ…」
ダスティンさんは笑いながらも辺りの警戒をしている様だった。
何を警戒してるのかは良く解らないが…
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