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22話 そう言えば会ってないなぁ。


日付を跨いでから布団に潜ったのに、朝はいつも通りに目が覚めた。まぁ、これは平時にも良くある事だから別に良い。問題は、何故か体が物凄く快適って事だ。


寝る前、結局影の精霊のマッサージは受けなかったのだが…詳細は覚えていないけど、R15ぐらいのエロい夢を見た気がする。こう、直接的にエロい事をした訳ではなく、体を(まさぐ)られていやらしい声を上げる系の…体の熱を上げるだけ上げて、すん止めするみたいな。


「良く覚えていないと言っときながら、お嬢ちゃん結構覚えとるな。」


体はスッキリしているのに、どこか満足しきらない気持ちを抱えていると、膝の上に影の精霊が現れた。…誰のせいかな?ねぇ、影の精霊。これは一体、誰のせいかな?コノヤロウ?


「はぁはぁ…いや、お嬢さんお疲れやったからな?ウチの粋な気遣いっちゅうヤツや。お嬢さんに怒られたいからって、マッサージを強行した訳やないんよ?」


確かに体は軽くなってるけど…寝ている間に体を好き勝手されたって言うのは、あまり気分の良いモノではない。…マッサージやエステ中に寝落ちする人多いらしいから、この表現は正しくないか。影の精霊に、ほぼ無意識の状態の体を好き勝手されたのが気に食わない。


「…でも、不本意ながら体は本当にスッキリしたんで…それはありがとうございました。」


「どういたしまして、やで〜。あ、キツネさんがコッチに戻ってくるまで、三十分っちゅう所やね。お嬢ちゃんも羊さんも、朝ご飯コッチで食べれたら嬉しそうや。」


ルナさん、日辻さん、アナタ達って奴は…まぁ、昨日は急に小春を泊めてもらったし、それくらいは良いか。




「アルベロ先生、居ますか?」


小春が再開早々ギュウッと私に抱き着いた事と、ルナさんが持ち前の勘で昨日の事を色々聞いてきた以外は、学生時代みたいに小春とルナさんと日辻さんと一緒に朝食を食べた。


その時、学生関係で思い出して…アルベロ先生元気かなってなった。いや、元気だろうけど…何かかなり顔を見ていない気がして、ちょうどやる事終わって今日はフリーな休日だし、書類出すギルドも道中だし、書類出すだけだから直ぐ終わるし、ちょっとアルベロ先生に会いに来たのだ。


「ん〜…何か用か?」


「いや、何か小春が急にアルベロ先生に会いたいって言い出して…。」


これは本当だ。私がアルベロ先生に暫く会ってないなぁと思った時、小春もアルベロ先生に会いたいと言い出したのだ。私が会いに来たと言うと、どことは言わないが角が立つので、助かった。


ううん…小春と私って、魔力のパスで少なからず繋がっているから、その辺シンクロするんだろうか?その定義でいくと、昨日一時的に外部放出系の魔法が使えなくなった時や私が怪我した時、小春相当不安だったんじゃ…朝のハグ以外、私に心配させない様に振る舞う小春…何て健気なの。


「夜風、久し振りでも通常運転なのなー。」


「そっくりそのまま、アルベロ先生にお返しします。」


見た目は勿論変わらないけど、相変わらず私の心を読んできますし…まぁ、人間そう簡単に変われたら苦労しないか。私の場合は…小春に対する思いは、多少自重した方が良いかもしれないと思わなくもないがね。


「先生さん、久しぶり、なの!!」


「お〜、久し振り久し振り。」


「小春、学校に居た時にアルベロ先生とは会わなかったの?」


小春の言葉に、少し意外と思った。高等部の後半だったら分からないが、それでもトータルで見たら小春の方がアルベロ先生に会っているイメージだったから。…でも言われてみたら、私も昼休みとかたまにアルベロ先生に会いに行っていたのに、小春には一度も会っていない。ただ私と小春のタイミングが会わなかっただけかと思ったけど…。


「先生さんが、たまにお外に居る時に会ってたぐらい?前は大丈夫だったけど、何かいつの間にかお部屋の中に入れなくなったの…。」


「へぇ…。」


あ〜…たまにあるよね。前なら許可なくても入れたけど、問題が起こったとか、会議で何か決まったとか…色々な理由で、急に無許可ではダメになるって事。今日はちゃんと事務局で小春共々許可は貰ったから、問題ないけど。




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