物理学のための数学1
物理学のための数学においては、運動を記述する場合、遠隔作用の存在を否定すると多くの場合においてベクトル演算ができない。
例えば、空間上にふたつの点(t1,x1,y1,z1),(t2,x2,y2,z2)の存在を仮定する。ここで、純粋数学的には何ら問題ない点が物理学のための数学では問題となる。すなわち、t1≠t2が常に成立するという点である。
また、空間上の点を(t,x,y,z) と考えるのは、物理学のための数学においては実は間違いである。
単位系の項目で別途説明する予定であるが、時間に対応するのは距離であり、距離の下位概念として座標が存在する。したがって、(時間(t)、距離(d))が対応するものであり、(t,d)=(t,(x,y,z))として記載する必要がある。
空間座標と物質のあいだに相互作用がないとき、物質に対して光の2倍の速度で移動する空間座標の定義が可能となる。ここで絶対空間とは、物質の運動とそれに伴い形成される場(電場、重力場)を相対的に記述したものと一致する空間座標のことであるとする。
絶対時間とは、現在を基準とした座標時間のことであり、過去、現在、未来と流れる純粋数学的時間のことである。空間座標と時間座標の関係を明確にし遠隔作用の存在を否定するとき、時間の向きは定義可能となる。
ここで、時間と空間そして物質の関係性の定義を同時におこなう必要が出てくる。
複数の定義を同時に行い、その概念を理解することは自然のチャイルドプルーフを乗り越えるために必須のことである。




