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95.奮発する…?

ユニークが1万を超えました。1万人がこの話を目にしていると…

ありがたいやら、怖いやら…でも、ありがとうございます(笑)

 例の如くシャワーだけは浴びて早い時間に寝てしまったミズキは、翌日の日曜日には朝6時には目が覚めてしまった。

 昨日は夕方の海鮮丼以降、食事もしていなかったので空腹も感じるのだが、スマートフォンを目にするとメールの通知が目に入ったので確認する。来ているのは、るぅから送られて来た昨日目にしているスクリーンショット付のメッセージと、リズから今晩の食事の招待状である。


 るぅからのスクリーンショットはスマートフォンで普通に表示できる画像形式だったので、もう一度確認した後に普通に端末に保存しておいた。


 リズからの招待状は、本来ならサンプルとでも言うべき魚を持参して来ていたので、昨日食べて貰おうと考えていたそうだが、三人組は先に帰ってしまったので日をずらしたと。

 コーク自体がリザードマンの往来がはばかられる環境である為に、昨日は商業ギルドに留まり、今日の食事会自体も商業ギルドで行う旨が記載されていた。同じ連絡を犬猫二人にもエマ経由で送ってくれている事も記載されていた。

 現実時間で19時45分~だそうで、料理人に調理を依頼した上で、名目上は「取引予定の海産物の試食会」…と、言う事になるそうだ。


 るぅにはスクリーンショットのお礼を、リズには招待を受ける旨をそれぞれ簡潔に返答。

 追加でエマ経由でロッタに対して、先日るぅが話していた塩レモンと水塩の事をネットで検索し、作り方をテキストで抜粋したものを送って貰う様に連絡しておいた。作る事が出来るのであれば、ロッタが勝手に試行錯誤してくれるだろうと…人の好奇心を利用した人任せであった。


 普段DREAMではテンに任せている文章作成作業を自分でしていると、早く起き過ぎたせいか…瞼が重くなりはじめ…スマートフォンを握ったまま再び夢の世界に落ちてしまった…


 ---


 そして再び目が覚めてまどろみの中で時間を確認すると11時を回る感じのところだ。

 いったいどれだけ寝ているんだと自分に呆れてしまったが、とりあえずお腹が減って仕方がない。DREAMで魚料理が出てくる事が解っているのだが、それと比較でもしようと定食屋にでも行って焼き魚でも食べようと思い顔を洗って着替えた上で財布とスマートフォンを入れたボディーバッグ一つで外出する。


 駅へ向かって歩きながら定食屋で食べようとは思ったものの、DREAMで準備される魚料理なら白米は無いであろうと考えを改める。そうして思いついたのが海鮮物を中心に提供する食べ放題の店などはないものかとスマートフォンで検索をかける。

 あった…あったが少し切なくなる場所におすすめのお店はあった…会社の傍である。

 定期で行けるので普段の思考からするとそうそう悪くはないのだが、何が悲しくて休日までほぼ会社の場所に赴かなければならないのかと言う葛藤と戦いつつ、行く事を決心する。


 二日続けてDREAMに思考を引きずられて食事を検討する辺り、るぅやメグミとは多少方向性が違うものの、DREAMに毒されていると言える。

 ホテルのシーフードビュッフェともなると多少値が張るわ、時間だって使う訳ではあるのだが、食べてみたかった好奇心があり、実は先日DREAMの運営から入金が有ったのも決意した理由の一つでもある。るぅやメグミは月次払いの為に支払いの免除になる訳だが、ミズキの場合は先払いだった事もあり返金手続きの様な対応になった事の連絡も貰っていたのだ。


 そうなるとタダお金を貰ってしまうだけになるのだが、ミズキの性格上、貰うだけ、施されるだけ…と言うのを好まない為にこんな感じになってしまっている。画策したわけではないが、プロデューサの思惑にのっている状態ではある。

 言っても、普段なら踏ん切りのつかない金額も、必要経費的な思考で還元せねば的に自分を納得させる言い訳にしてしまっている訳でもあるのだが。


 こうして、そのビュッフェに舌鼓を打ちながらシーフードを量もさることながら色んな種類のシーフードを口にするのだが、その際に感じた事は「調味料の偉大さ」である。

 基本が塩や酢のあの世界の食事の改善は調味料に掛かっていると言っても過言ではないのだと自覚すると共に、るぅの非凡な才能にありがたさを感じずに得ない。


 美味しい物→それより美味しくない物


 …の順で比較する食材を口にする事をよくよく考えなかった自分にあとで後悔する事になるのは言うまでもない。今迄と比較して美味しそうに口にする他の連中を横目に…

彼は基本的に、借りを作りたくない、借りたら返す…タイプです。

しかし、ファンタジーさの欠片も無い回になりました。

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