約束3
どんどん出します、すでにブックマークしてくださった方も・・・うれしいです!
頑張れる気がします!
少しでも楽しんで頂けてましたらもっともっと嬉しいです!
どうぞー
「おはようございます」
「おーおはようミリアちゃん!」
「ミリア嬢!今日はまた早いね~」
「はい、今日は昨日仕込んだお肉の状態が気になりまして」
「おぉ!今日のねらい目は肉だな!」
「俺肉好きだ」
「そりゃ好きじゃねー奴なんていないわ!」
はい、城の厨房で働くことになったミリアです。
相変わらずうるさ。。。賑やかな裏門の守備を任されている衛兵、もとい王城警備第三部隊のみなさんと挨拶を交わし城内へ向かいます、もう止められません、いえ今でもどこからかジルさんが出て来そうで身構えますが。
あれからとんとん拍子に話が進み何故か衛兵のみなさんも食べにくる
厨房で下準備を任されるまでになりました。
ここまでくるのは長かった・・・訳ではありません、あれは初日の出来事でした
私はまだ前世の記憶に引きずられていたのでしょう
まぁ、料理とは味も大事だし彩も大事だと言う事です。
肉、肉、肉、緑!みたいなメニューでした。もちろんおいしいもので栄養も考えてはいられたもの
ではあったのですが
兵のみなさんの意見を多大に取り入れて進化した食堂のメニューは試行錯誤の上?
原始的なものになっていまして・・・
城で働く下働きは男性の方がもちろん多いんですけど、中には勿論女性騎士や
侍女もいるわけで・・・
怖いと言われている料理長に少しだけ反論してしまった訳です。
まぁ、結果何故か気に入られて今にいたります。
城で働く方の御口に入る料理です、私も最初反論しました!
「得体のしれない者が作る料理を城の方々が口にすることになります危険です!私は皿洗いとかで!」
でも最終的には
「そういう事を言ってくる時点であんたでいいって思うんだよ」と
「まぁジルの紹介だしな」
最終的にはジルさんの信用も加点されての現在です。
流石は第三部隊の隊長さんといったところでしょうか。
さて、王城内でのみなさんの胃袋をつかみつつ
なぜ私でない私(フィオレンティー二)が決まりつつあるのか?との疑問に思っていた内容ですが
解明しました。
「やはりニーナ公爵令嬢様は綺麗ねぇ、特にあの髪ったら!」
侍女の皆さんの噂話によると、とても綺麗な薄紫の髪色だそうです。
前世の私と同じ様な色の・・・
そして私は目撃してしまいました厨房へ向かう途中
いつもは見かけない様なキラキラしい一団が、渡り廊下の向こう側を騒がしく過ぎていくのを
あの時話しかけていたらどうなったかと今でも考えます。
2日前の事
「だっから!そこの領地は以前の水害で~」
「ですが父上それももう~」
「そこはだな!」
「~で!」
ふわっふわでした・・・
何がって?髪がです。
14歳にしては小さめな身体にふわっふわの金髪が日を反射してるかの様に輝き飛び跳ねる様に歩きながら
ロマングレーというんでしょうか、艶やかさは足りないもののこちらはさらっさらのストレート少し長めの金髪をなびかせさっそうと歩く男性話している少年の姿に私の視線もくぎ付けです。
60代くらい・・・いえ60代です正確には64か65、の男性に父上と呼ばれて普通に会話している少年
二人を守る様に囲み歩く騎士達と文官
私は気づきました
髪色が、瞳の色が・・・変わってないのです。
(アウレンティーニ様・・・)
衝撃で出ていけませんでした、
正直言ったらわかって貰えないかもしれないと・・・
それより以前に今の私が名乗り出ても護衛の騎士に切られるか拘束されるか、でしょう
転生を果たしたアウレンティーニ様は依然と同じ色彩をお持ちでした
そこから推測するにきっとフィオの有力候補の方たちも薄紫の髪に緑の瞳なのでしょう。
王族やそれに近しい血統でしかでないと言われる金髪に緑の瞳
きっとアウレンティーニ様もどこかで王族の血の入ったご家庭への転生をされたのでしょう
辺境に近い町の庶民な私、くせっけな茶髪に黒い瞳と一般的な庶民の私の色合いでは・・・
少しの悩みが私を動けなくしたあの時、それが私を救ったのかもしれません。
それでも私はまだここを離れられずにいます
アウレンティーニ様が・・・いるこの場所を・・・
「まぁ、前よりマシ・・・かな?息子の嫁予定で、父親を好きになるとか、ドロドロしてないし」ぼそりとつぶやくミリアの声は誰にも聞こえず
「今度は特攻かけてみますか!それで牢屋でも、まぁ・・・ジルさんに迷惑が行くくらいですかね」
とミリアの意気込みを止める者は不在であるのだった。




