約束15
一週間で終わらなかった…延びるー延びるー勝手に頭の中でストーリーがぁ…はい、すみませんもう一週間追加入りまーす!
ゆっくり楽しんで頂ければ幸いですどうぞー
そんなミリアは今・・・
(やってしまった・・・)
自室へ戻り、ベットの上で頭を抱えていた
(いや、これはよい機会だったのかもしれません、そろそろきちんと陛下(アウレンティーニ様)と向き合わないといけないわよね)
よし!明日こそは、とついにルルシルに取次を頼む決意をして眠りについたのだった。
「ィオ!フィオってば!」
「え?」
振り向くとそこは、温い空間、王城の魔術師たちが管理する温室であった
(あぁ、これは・・・夢だわ)
今はもういないあどけない笑顔をこちらへ向け手招きしている金髪の美少年
「フィオ?どうしたの?どっかいたい?」
「うぅん、どこも痛くない!」
自分だけど自分じゃない、前の私の幼い頃の記憶
(そう、確かあの時は)
「そうだ!こっちこっち!」
「フィ、フィオ、本当に大丈夫なの?またすっごく怒られちゃうんじゃ・・・」
「だいじょーぶだって!ほらっ、あっちにまじゅつしの人いるでしょ?今日はだいじょうぶっ」
「そ、そっか」
少しほっとして、こちらを見ている魔術師をちらっとみた美少年
「アルレシオ!こっちだよ」
薄紫の髪の少女へ手を引かれ温室の奥へ入っていく
(陛下へお願いして、今度はと、魔術師の方へも話をちゃんと通し、再び温室へと
アルレシオと幼いフィオが見に行ったのは・・・なんだったかしら?・・・)
ふと景色が変わる
(あぁ!・・・夢って。。。わかっているんだけど、思い通りにならないのがもどかしい)
「どうした?眠れないのか?」
(あ・・・陛下・・・・)
「えっと、お昼寝しすぎちゃって、ねむれないのです
へいかは・・・なんでお庭にいらっしゃるので くしゅっ」
ふふ、とほほ笑み
「あぁ、私も眠れなくてね、こちらへ来なさいフィオレンティーナ」
(ここは・・・あの夜の・・・)
フワリと自身のマントをフィオレンティーナへとかけるアウレンティーニ。
「あったかいです、ありがとうございます陛下」
「眠れなくてもベットの中から出てはいけないな」
「もうしわけありゅません」
「・・・」
「陛下?」
「王宮には慣れたかい?」
「はい、みんなよくやってくださってます」
「アルレシオはどうだろうか?きちんとエスコートできてるかな?」
「アルは・・・アルレシオ殿下は、少し泣き虫な所がありますが、とっても優しくて綺麗ですわ」
「そうか」
「陛下は、良くねむれなくなるのですか?私はお昼寝が多いと眠れなくなります」
ほほえましくフィオレンティーナをみるアウレンティーニ
「あぁ、私は・・・民がどうすればより豊かに暮らせるか、今この時も苦しむ民を救えぬ事が悔しくてな」
「?」
「王という立場でありながら・・・いや、王だからこそ動けぬ事が・・・」
(そう、私はこの時自分に誓ったのかもしれない、アルの父で王様であったこの方が、この方の美しい瞳がその項垂れた姿が・・・なんだかとても胸が苦しくて)
「幼子に私は何を言っているのか・・・
「へいか・・・わたしは難しい事はまだわかりません、でも・・・私が、私が早く大きくなってへいかをおささえします!」
頬を真っ赤にしてキラキラとした目をアウレンティーニへ向ける幼いフィオレンティーナ
「っ、ありがとうフィオレンティーナ嬢」
「みんなも言っています!!へいかをささえるのは臣下の勤め!!と」
任せてください!と張り切る姿をほほえましく見ているアウレンティーニ
「はは、ありがとう、そんなティーナへ私は何を返せばいいのか?」
「そうですね・・・では、甘いモノをお願いします!甘いモノは正義ですので!」
「ぶっ!」吹き出すアウレンティーニ
(そんな彼を見て・・・私はなんだかかわいらしいと思っていたんだったわ・・・そして、)
「では、フィオレンティーナへ特別に」
「特別に?」
「あの空に輝く星が流れたら・・・あの星々、色々な色があるだろう?」
「はい!」キラキラと夜空を見上げるフィオレンティーナ。
「あの中のあまーい星を捕えて、そなたの為だけに用意しよう。」
「と、とらえるのですか・・・」
「ふふ、大丈夫流れた星はあまーいお菓子に変わるのだよ」
「お菓子!ほんとうですね?や、約束ですよ!!」
「あぁ、約束しよう」
(あぁ・・・陛下、アウレンティーニ陛下・・・私はもうずっと、貴方の事だけを、今も)
夜が明ける、
ミリアの頬を伝う水が枕へと落ちる
「そうでした・・・私は、陛下にあの星を頂かなければ」
ふふふと幸せな夢に涙をぬぐうのだった。




