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【5/2コミカライズ一巻発売】【完結保証】およそ100年幽閉されていた魔術師夫婦は世界を巡る  作者: 吉野茉莉
第二話 魔術師の資質

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第二話 魔術師の資質 ④

「ケーリュさん、さっきはありがとうございました」


 買い物が終わって私がテーブルにいたケーリュにお辞儀をする。


「ああ」


 一瞥だけしてまたケーリュは酒を飲み出す。


「あんたら、魔術師だな」


「ええ、ああ、はいそうです」


「転送門も使ったことがない?」


「それは……」


「骨董品の金貨を持って、骨董品の服を着て、か。あんたの服、国家魔術師の正装だな。そんなもの着ているやつなんてどこにもいやしない。いや、中央都市のカビた塔にはいるんだろうな」


 ケーリュがアランを見る。


「この街は国の外れだ。隣街から来る人間しかいない。そこに行く方法もあんたらは知らないってことは、そこから来たわけじゃない。この街の反対側には何もないはずだ。あんたら一体何者なんだ? タラントが言う通り、うさんくさいな」


「さっきの礼だ」


 アランがテーブルに銅貨を数枚置いた。


「ふん、まあいい」


「転送門について知りたい」


「国家魔術師様が、五十年も前に作られた転送門のことを?」


「ああ」


 五十前なら私もアランも城に閉じこもっていた。その間に新しくできた魔術だろうか。


「試験じゃないよな? 俺を試そうとしているのか? 転送門の使用権限を取り上げに来たのか?」


「違う、そうじゃないんだ、ただ、転送門について知りたい」


「わかったよ、俺の家に行こう。魔術の話をするには、ここはあまり適切じゃないからな」


 ケーリュが立って、アランが置いた銅貨を掴む。

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コミカライズ!
【竹コミ!連載中】およそ100年幽閉されていた魔術師夫婦は世界を巡る
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