表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/152

戦いと怒りと

先に動いたのはバーボルトの方だ、


一気にかたをつけようと思ったのだろう、


一気に近づいて斧を横に一閃する、


シルフィードは後方に下がり避けるもバーボルトは詰め寄る、


更にもう一閃、


振り下ろし、


一閃、


回転しながらの一閃、


バーボルトは猛攻を仕掛ける、


しかしシルフィードはそれを難なく避ける、


バーボルトはそれが気に食わないのか顔が怒りの顔になる、


シルフィードに向かって怒りを込めて横一閃する、


シルフィードはわざとその横一閃を受ける事にした、


鎖を巻いた腕で一閃を防ぐと後方に吹き飛ぶ、


冒険者達がざわつく、


「わざと受けたのう、」


(うん、

相手の力量を測るために、)


マクスウェルと幽霊さんは密かにそのような会話をしている、


シルフィードは足が地面につくとすぐに体制を直す、


そして呟く、


「だいたいわかりました、」


バーボルトが走ってくる、


「何がわかったか知らないがもう遅い!」


バーボルトは斧を一閃した、


シルフィードは鎖を巻いたその腕でそれを弾いた、


そう、


弾いたのだ、


バーボルトは目を丸くする、


シルフィードはその隙に懐まで一瞬にして移動する、


バーボルトは距離をとろうとしたがシルフィードがそれを許さない、


移動した勢いそのままでバーボルトの鳩尾に拳を入れてバーボルトの後方に背中を向けて出る、


その拳の威力が凄まじくバーボルトは膝をつく、


シルフィードは急ブレーキをしてバーボルトに向かってバックステップの要領で後方に飛ぶ、


その時に時計回りに体を回転させて左足でバーボルトの顔の右側に回し蹴りを食らわす、


回し蹴りを食らわせた直後、


シルフィードはバーボルトの後頭部を右足で蹴り後方に距離をあける、


バーボルトは右に蹌踉めくも踏ん張り体制を整える、


「やってくれたな、

だが決定打ではないな、」


バーボルトは振り返り斧を構える、


「ここまでやるとは驚いた、

だがそれだけだろ?」


バーボルトは走り近づいてくる、


シルフィードの予想外はバーボルトの丈夫さだった、


バーボルトは斧を振り上げる、


シルフィードは前に出て左手で斧を弾き右手でバーボルトの顔面に拳を入れる、


猛虎(モウコ)(カタ)


一回一回軸足に力を入れて相手に拳を入れる型、


疾風の型のように速さを武器にしないため威力はないが連続で相手に拳を入れる事ができる、


バーボルトは後方に蹌踉めくがシルフィードの猛攻は続く、


左手で顎を横から狙い再び右手で顎をカチ上げる、


一歩一歩前進しながら拳を入れていく、


どれだけ拳を入れたかわからないくらいにシルフィードはトドメといわんばかりに右ストレートをバーボルトの鳩尾に入れる、


右ストレートを食らったバーボルトは後方に下がり鳩尾に手を当てて膝をつく、


シルフィードはもう一度距離をとる、


「ふむ、

バーボルトがあそこまで追い込まれるのも久しぶりに見るのう、」


(そうですか、)


マクスウェルと幽霊さんはボソボソと会話している、


幽霊さんがイライラしているのか貧乏揺すりをしている、


「・・・どうしたのじゃ?

そう足を動かして、

シルフィード殿に何かが悪いところでも見つかったのかのう、」


(いや、

シルフィじゃなくてあの男にだ、)


「バーボルトにかの?」


マクスウェルは首をかしげる、


幽霊さんはそれ以上言わなかった、


バーボルトはゆっくりと立ち上がる、


しかし斧で体を支えないと立ち上がる事が出来ない、


「竜殺しがあそこまで追い込まれているぞ、」


「あの子の攻撃が見えないわ、」


「ギルマスが心配になってきた、」


周りの冒険者達がボソボソと呟いている、


「まだだ、」


バーボルトは斧を構えて大きくジャンプする、


「でた!

竜殺しの最大の一撃!」


冒険者の誰かが言う声が聞こえた、


「でやーーーーーーーー!」


バーボルトはシルフィードに向かって斧を大きく振り下ろす、


シルフィードは何もせずに立っている、


「あの子!

何立ち尽くしているんだ!?

早く避けるように言え!」


「無理だ!

今からじゃ間に合わない!」


冒険者達が叫び出す、


バーボルトの斧がシルフィードの顔に接近する、


誰もがシルフィードの死を確信した、


冒険者達は顔を背ける


シルフィードの顔に斧が直撃した・・・かのように見えた、


「な・・・に・・・?」


バーボルトが驚愕の声を出す、


その声に反応したかのように冒険者達が次々と顔を元に戻し驚愕の顔をする、


斧はシルフィードの眼の前で止まっている、


よく見ると斧はシルフィードの手で止められている、


片手で、


バーボルトはすぐに斧を引き戻そうとしたがシルフィードの力が強いのか引き戻せない、


「今度は私の番だよ!」


シルフィードはバーボルトに向かって言うと斧を引く、


バーボルトは引っ張られてシルフィードの方に引き寄せられる、


シルフィードは斧から手を離してバーボルトの腹に一撃拳を入れる、


バーボルトは苦しそうに呻くものけぞることはなかったためシルフィードを視認しようと前を見る、


しかしそこには誰もいなかった、


そう思った瞬間背中に衝撃が走る、


バーボルトは振り返るも誰もいない、


すると今度は右わき腹に衝撃が走る、


バーボルトは確認するも誰もいない、


シルフィードは疾風の型で最大まで速度を上げてバーボルトが絶対に視認されないように動く、


四方八方に動き相手を惑わせながら拳を入れる、


相手の感覚神経を狂わせる事で混乱させて動きを封じる、


バーボルトは混乱した、


振り返れば別の方に衝撃が走りまた振り返ればまた別の方に衝撃が走る、


バーボルトはひたすら斧を振るうも当たる感覚はない、


足や背中、


顔面といつの間にか殴られていてついには倒れる、


シルフィードはバーボルトが倒れると姿を現わす、


「これが私が編み出した技、

幻舞殺(ゲンブサツ)です!」


シルフィードは倒れているバーボルトに向かってそう言いお辞儀をする、


(いつの間にそんな痛い技を作った?)


幽霊さんがボソッとつぶやいたがシルフィードには聞こえていた、


シルフィードは念話で言う


(ちなみに命名は虎炎さんです、)


(こえーーーーーーーん!)


幽霊さんは大声を上げてしまった、


シルフィードの方からテヘペロ!って言う声が聞こえた、


横にいたマクスウェルは何事かと幽霊さんを見る、


「ま・・・

まだ・・・だ、」


バーボルトは立ち上がろうとするが立てない、


あれほど拳を入れられたから体が持たない、


「お・・・俺・・・は、」


バーボルトは再び斧を構えようとする、


その瞬間幽霊さんが切れた、


(シルフィ!

少し体を借りるぞ!)


(えっ?

あ、はい、)


幽霊さんはシルフィードに憑依した、


その瞬間この場の空気が変わった、


誰もがざわつくことをやめてシルフィードに視線を向ける、


シルフィードは鎖を外して氷龍と虎炎を身につける、


更に空気が変わる、


バーボルトは一歩後ずさる、


「久しぶりに身につけたが大丈夫そうだな、

さてと、

バーボルト、

お前に教育をしてやる、」


バーボルトは感じた、


この少女はさっきの少女ではないと、


シルフィードは虎炎を身につけた手を開き氷龍の身につけた手で握りこぶしを作り両手を合わせる、


そしてゆっくりと拳を左右に開く、


氷龍を身につけた手には何かが握られていた、


それが長く、


長く、


シルフィードの背丈より長くなる、


そして、


全てを出し終えてからシルフィードは長い氷の棒が握られていた、


シルフィードが一振りすると先端から氷の巨大な刃が出てきた、


それはバーボルトの斧を超える大きさの斧、


「お・・・

お前は何者だ・・・」


バーボルトはシルフィードに言う、


シルフィードは斧を床に突き立ててバーボルトに指を指して言う、


「お前を教育するものだ、」


(マスターも人のこと言えんわ!)

変更


龍殺しの龍を竜に変換しました、


ご迷惑をおかけします、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ