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プロローグ
あれはまだ5歳児の頃、保育園の園庭にある砂場にいつも鎮座している子どもがいた。
五十嵐ユウリだ。
彼女は泥団子を作りに夢中だった。
それは側からみたら可愛らしい子どものよくある行為のひとつなのかもしれない。
だけど、彼女が自分たちとは違うことは幼いながらも理解していた。
毎日丁寧にさら粉を作り、粘土のような土を作り上げ、固める。
毎日毎日繰り返され、並べられた泥だんご。
それは日に日に精度を増していく。
そして、最後にできあがった泥だんごは――金色に輝いていた。
この話をすると、多くの人は笑う。
「そんなことあるわけない。気のせいでしょ」
でも違う。気のせいなんかじゃない。
あれは、紛れもなく金の泥だんごだったのだ
彼女の物語があるとしたら、私はサブキャラとして登場するだろう。
瀬田ふゆこ 幼馴染の親友。
そんな紹介文がいい。




