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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
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穏やかな笑み

ギルドを後にし、私は図書館へと向かう。図書館長の老いた顔には、いつもと変わらぬ穏やかな笑みが浮かんでいる。「蜜珠、お帰りなさい。魔物退治、無事に済んだようだな。ギルドマスターから報告は聞いておるよ」 私は遺物を図書館長に見せ、最近の研究の進捗を報告する。「図書館長、この遺物ですが…アトランティス文明のものだと考えられます。魔物の力を弱める効果があり、私の不死の力とも共鳴します。無限本にも、新たなページが加わりました」 図書館長は遺物を丁寧に手に取り、じっくりと観察する。「ふむふむ…確かに、アトランティス文明のエンチャント技術とは異なる、より原始的な力を感じる。だが、その力は非常に強力だ。そして…この遺物から、微かに古代語の響きが聞こえるぞ」 図書館長は目を閉じ、しばらく静かに耳を澄ませている。「これは…『創世の言葉』の一部ではないか?かつて、この世界を創造した神々が用いたとされる、究極の魔法の言葉だ。伝説では、この言葉を知り、操る者は、世界の創造と破壊すらも可能だと言われている」 私は息を呑む。「創世の言葉…ですか?それならば、この遺物が持つ力は、想像をはるかに超えるものかもしれません」 「そうだな。しかし、その力は同時に、非常に危険でもある。制御を誤れば、世界を滅ぼす力になりかねない。慎重な研究が必要だ」と、図書館長は厳しく言い聞かせる。「蜜珠、君にはこの研究を続けてもらいたい。だが、決して一人で抱え込んではならない。必要であれば、私の力を借りなさい」 私は深く頷く。「承知いたしました、図書館長。この遺物の研究を通して、古代文明の謎を解き明かし、この世界の真実を明らかにしたいと思います。そして、もしこの『創世の言葉』を解読できれば…この世界をより良い場所にするために役立てたいと考えています」 図書館長は優しく微笑む。「そうか…素晴らしい志だ。君なら、きっとできる。私も、全力で君を支えよう」 私たちは、今後の研究計画について話し合った。図書館長の豊富な知識と経験、そして私の不死の体と無限本。この強力なタッグによって、この世界の謎、そして『創世の言葉』の真実が、徐々に明らかになっていく予感がした。

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