↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たとえ貴方が地に落ちようと  作者: 長岡更紗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/117

第108話 すぐには決められないから

 晴天と呼べる空の下。澄んだ空気の中で、デニスとサビーナは家の前で人影がないかを探していた。


「……来ねぇな」

「うん……」


 昨日来ていた幼児達は、誰一人として来なかった。恐らく、このまま待っていても誰も訪ねてはこないだろう。

 サビーナも仕事の時間が差し迫っていて、出掛ける準備を始める。


「サビーナは仕事、なにしてんだ?」

「村の真ん中の食堂で働いてます。注文取ったり皿洗いしたり、色々」

「そっか。妊婦なのに働いて大丈夫なのか?」

「うん、私はそこまでつわりも酷くない方だと思うし……実は借金があって、それを返していかないといけないから」


 借金というのは、成功報酬の分割払いだ。セヴェリに頼めば支払ってくれるかもしれないが、頼むつもりは元よりない。


「そうか……俺は、どうすっかな。村に住むなんて初めてだから、なにしていいのかわかんねぇ」

「今日はゆっくり休んで、やりたいことを考えてくれてていいですよ。じゃあごめんだけど、時間ないから行ってきます」

「おう、仕事頑張ってな。無理すんなよ!」

「うん」


 仕事には正直行きたくなかったが、返すものは返さなければいけない。デニスがここでどんな仕事ができるかもわからないし、辞めるわけにはいかなかった。

 その日のお昼には、やはりと言うべきかジェレイ一家が食堂に現れる。この夫婦はお昼はほぼ毎日利用しているので、当然とも言えたが。


「いらっしゃいませ、ご注文は……」

「私はフルーツパスタとオニオンスープで。子ども用に取り皿をお願い」

「俺は日替り定食、メシは特盛で頼む。あー、あと食後にフルーツパフェな」


 二人ともこちらを見ず、淡々と注文している。サビーナもまた、特盛にもフルーツパフェにも突っ込むことなく、注文を書き終えた。

 この冷めた空気が嫌だ。軽口を叩きあえる関係が、消えてなくなってしまった。

 仕方のないことだとわかっていながらも、ただただ苦しい。これから毎日、こんな思いをして過ごしていかなければならないのだろうか。


  どうにか仕事をこなして家に帰ると、デニスが薪を割っていた。こちらに気付いた彼は、汗を拭きながら手を上げている。


「おぉ、おかえり」

「ただいま。なにしてるんですか?」

「いや、こういうんならできそうだと思ってよ。森に行って切ってきたんだ。勝手に木を切るなって怒られちまったけどな」

「そ、そりゃそうだよ……村の近辺は所有者がいるし、森林組合もあるんだから」

「そうらしいな。全然知らなかったぜ」


 悪気はなかったのだろうとは思うが、あまり村人から反感を買うようなことはやめてほしい。どうやら今回は許してもらえたようだが、次にこんなことがあってはもう信頼はしてもらえないだろう。


「村や町の近くの森で、あんまり勝手なことはしないでくださいね」

「例えば、どんなことが駄目なんだ?」

「木を切ったり、山菜を取ったりするのは、森の所有者の許可がいるから駄目。やってもいいのは、無主物の取得だけです」

「無主物?」


 首を捻らせるデニスに、サビーナは頷く。


「誰の所有にも属さない物ってこと。落ちている枝とか、果実とか。それに野生の動物とか、魔物もこれに当てはまるはず」

「へえ、よく知ってんな」


 実はこれらの情報は、旅をしている時にセヴェリに教えてもらった知識だ。旅の途中は割と山菜をちょうだいしてしまっていたのだが。誰かの所有していた土地でなかった事を祈るしかない。


「ってことは、鹿とか猪は取ってもいいってことだな」

「狩人にでもなるつもりですか?」

「おう、多分どうにかなる。ここに来る間にでも、何匹か仕留めて食ってきたし。まぁでも、弓矢はほしいとこだな」

「買うお金あります?」

「大丈夫だ、それくらいなら十分に持って来てっから」


 そういうわけで、デニスは翌日から狩りをして過ごすこととなった。ブロッカの街に弓矢を買いに行き、森で猪や鹿や兎等を狩る。

 しかし、その肉は村では売れなかった。デニスの仕留めた物など、買い取りたくないということなのだろう。野菜との物々交換も拒否され、デニスはいつも仕留めた獲物をブロッカの街に売りに行っていた。

 どうやら森で魔物退治もしていたらしく、ハンター協会に行くついでもあったようだ。デニスはほとんど村にはいなかったが、その分、現金を多く稼いでいてくれた。恐らく、動物を狩るより魔物を狩る方が得意なのだろう。長く戦争のなかったアンゼルードでは、騎士の仕事と言えば魔物退治を大きく占めていたのだから。


「ただいま、サビーナ!」


 ある日、サビーナがデニスを家の前で待っていると、デニスが嬉しそうに兎を見せながら馬を降りる。


「おかえりなさい、デニスさん。遅かったですね」

「悪い、魔物を探してちょっと奥まで行ってた。これ土産な」


 すでに絶命している兎を受け取る。こうして自分達が食べる分は、売らずに持って帰ってきてくれるのだ。

 デニスはルッツリオンを裏へと連れていった。彼がここに来る時に乗ってきた馬は、アンゼルードを出た際に買ったもので、どうやらあまり思い入れはないようだ。

 ルッツリオンも元の主人と会えたからか、とても嬉しそうだった。


「今日は村の定例会議ってやつだったんだろ? どうだった」


 家の中に入ったデニスが、サビーナの作った食事を前にそう聞いてくれた。サビーナは少し睫毛を伏せて、口の端だけで笑って見せる。


「うん……ビオラの花は冬祭りの時のために、前々から植えてたんだけど……肝心のメインイベントが決まらなくて。色々みんなで考えたんだけど、いいアイデアは出なかったよ」

「うーん、冬の祭りかぁ。アンゼルードなら、雪祭りが定番だけどな」

「ここじゃあ雪は降らないから……」


 こんな時、セヴェリならすぐにイベントを思いつくのだろう。彼がいないだけでこんなにも躓いてしまうとは、思ってもみなかった。

 村起こしという目的のために、村の定例会議には今後も出席するつもりだ。しかし村人の視線も痛いし、なんのアイデアも出さずに黙っているだけなら、出席する意味がないように思えてしまう。

 そんなサビーナを見て、デニスは腕を組んで考え始めた。


「うーん、そうだなぁ。寒中水泳大会なんてのはどうだ!?」

「ちょ、死人が出るかもしれないようなイベントは、できませんからっ」

「おもしれぇと思うんだけどなぁ」

「泳げない人もいるし、やる人が限られちゃうよ……」


 ターゲットを絞るというのはある意味で正解ではあるが、寒中水泳はやる人が絞られ過ぎてしまうだろう。それに見ていて楽しいものならばともかく、冬の川を泳いでいる姿なんて、見ているだけで身震いしてしまいそうだ。


 セヴェリ様は、どんなイベントを考えてたのかな……


 こんなことを考えたところでどうしようもないのはわかっている。それでもつい、彼に思いを馳せてしまった。

 セヴェリは今、なにをしているだろうか。クリスタと二人、キクレー邸で結婚の準備を進めているのだろうか。


「まぁあんまり思い詰めねー方が、いいアイデア出てくっかもよ」


 物思いに耽っているサビーナに、デニスが歯を見せて笑いながらサビーナの頭をポンポンと叩く。優しい気遣いに、サビーナは「うん」と頷いた。

 デニスと暮らし始めてから、いつも彼の明るさに救われている。そしてサビーナを大切にしてくれていることがわかる。

 けれど、サビーナはいつも彼に救われているが、デニスの方はこの村で暮らすのはつらそうだった。

 アンゼルードでは友人も多かったデニスだ。挨拶さえまともに交わしてもらえないこの村では、生きにくいに違いない。

 それでも彼は持ち前の明るさでどうにかしようと、村人と積極的に関わろうとしていた。毎度徒労に終わっているようであったが。


 時が経てば、村人達もデニスを受け入れてくれるかもしれない。

 そう思っていたが、年が明けてからも変わりはしなかった。一、二ヶ月程度では、村人も変わってはくれないようだ。年単位で気長に見る必要があるかもしれない。

 そんなに長い間、デニスにつらい思いをさせなければいけないのかと思うと、申し訳なかった。サビーナが友人を切望していたのと同じように、デニスもまた、友人がほしいはずだ。

 しかしサビーナにはどうすることもできず、地道に村人との関係を築いていくしかなかった。


 そんな毎日を過ごしていたある日、キクレーからの遣いがクスタビ村にやってきた。例の儚げな青年、マティアスである。

 彼は日の暮れかけた夕刻に現れると、一通の手紙をサビーナに渡してくれた。その豪華で煌びやかな封筒を見て、見当がついていながらもサビーナは問い掛ける。


「これは……?」

「結婚式の招待状だよ。お嬢様とセヴェリさん……いや、セヴェリ様のね。サビーナは義理とはいえセヴェリ様の妹だから、出席するよね?」


 そう言われて、後ろで様子を見ていたデニスを見上げる。しかし自分では決められないと言うように、デニスはサビーナの目を見つめただけだった。

 そんなやり取りを見ていたマティアスが、自然とデニスに目を向ける。


「というか、その人は誰? サビーナの恋人?」

「……うん」

「へぇ、そんな人がいたんだね。君たち兄妹を引き離す必要はなかったのかな」


 そんなことを言いながら、マティアスは玄関先から一歩下がった。帰ろうとする仕草に、サビーナは慌てて話し掛ける。


「ね、ねぇマティアス。お兄ちゃんは、どんな感じ? キクレー邸に住んでるんだよね?」

「お嬢様と仲良く暮らしてる。僕は相変わらず嫌われてるけどね。この招待状をサビーナに渡しに行こうとしたら、無理に出席させる必要はないって言われたよ。サビーナの好きにさせてやってほしいってさ」

「そ、か……」

「だから当日来るかどうかは好きにするといいよ。別に、特に連絡も必要ないから。じゃあね」

「うん、わざわざありがとう、マティアス」


 マティアスは今度こそ背を向けて、家から遠ざかっていった。

 サビーナは手の中の封筒を開き、結婚式の日程を確認する。今から三週間後、二月に入ったすぐに結婚式が行われるようだった。


「サビーナ……」

「良かった……これでようやく、セヴェリ様が命を脅かされることはなくなる」


 ほっと安堵の息を吐くと同時に、胸が軋むように痛む。嬉しさと同時に、まだ切なさも溢れてしまう。

 共に過ごした二年という時は、長かった。デニスのためにも早く忘れなくてはいけないとわかっているが、まだ心は落ち着きそうにない。


「どうすんだ? 無理して行く必要はねぇと思うけど、俺に気を使う必要もねーかんな」

「うん、ありがとう……すぐには決められないから、もう少し考えてみていいかな」

「おう。後悔しねぇように、ちゃんと決めろよ」


 デニスの優しい言葉に、こくんと頷いてみせる。

 後悔……セヴェリの結婚式を見るのと見ないのでは、一体どちらが後悔するだろうか。


 その夜、ベッドに入ったサビーナは、隣でグースカ眠るデニスの顔を見た。

 あれからデニスは、サビーナに手を出すような様子は見せない。最初に拒んでしまったのもあるし、まだセヴェリに気持ちがあることを察してくれているからだろう。

 思えば、デニスは損な役回りだ。恐らく、オーケルフェルトで働いていた者の中で、最も運のない人間ではないだろうか。


 確かセヴェリ様は、デニスさんのことを女難体質だって言ってたっけ……

 私のことも、十分に女難だよね。


 考えれば考えるほど、デニスが可哀想になってきた。

 こんなに純粋で真っ直ぐな人が報われないのは、心が痛む。こういう人こそ幸せになるべきなのに、ちっともその兆しが見えてこない。


 私がデニスさんだけに目を向けられれば、少しはデニスさんも幸せになれるのかな。


 そうすることが、最良で最善だとわかっている。いつまでもセヴェリをグダグダと引き摺っていても、どうしようもないと理解はしていた。

 しかし心というのは、理屈ではわかっていても、どうしようもなく自分勝手に独立している生き物なのだ。

 この自由で頑固な心に言うことを聞かせるには、少々骨が折れる。


 やっぱり、セヴェリ様とクリスタ様の結婚式を見に行こう。

 二人の幸せな姿を目に焼きつければ、諦められるかも……


 己の心に決着をつけるために、サビーナは結婚式に出席することを決めた。

 本当は少し、怖かった。セヴェリに会うのは。クリスタと二人で並んでいる姿を見るのが。結婚式を見る事で、深く傷ついてしまいそうな自分が。

 それでも、どんなに苦しくても、乗り越えなければいけない壁なのだ。逃げてばかりでは、きっとなにも変わらない。

 不安はあったが、こうすることが今の自分には必要なだと結論を出し、サビーナは三週間後の結婚式に出席するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サビーナ

▼ 代表作 ▼


異世界恋愛 日間3位作品


若破棄
イラスト/志茂塚 ゆりさん

男装王子の秘密の結婚
せめて親しい人にくらい、わがまま言ってください。俺に言ってくれたなら、俺は嬉しいですよ!
フローリアンは女であるにもかかわらず、ハウアドル王国の第二王子として育てられた。
兄の第一王子はすでに王位を継承しているが、独身で世継ぎはおらず、このままではフローリアンが次の王となってしまう。
どうにか王位継承を回避したいのに、同性の親友、ツェツィーリアが婚約者となってしまい?!

赤髪の護衛騎士に心を寄せるフローリアンは、ツェツィーリアとの婚約破棄を目論みながら、女性の地位向上を目指す。

最後に掴み取るのは、幸せか、それとも……?

キーワード: 身分差 婚約破棄 ラブラブ 全方位ハッピーエンド 純愛 一途 切ない 王子 騎士 長岡4月放出検索タグ ワケアリ不惑女の新恋 長岡更紗おすすめ作品


日間総合短編1位作品
▼ざまぁされた王子は反省します!▼

ポンコツ王子
イラスト/遥彼方さん
ざまぁされたポンコツ王子は、真実の愛を見つけられるか。
真実の愛だなんて、よく軽々しく言えたもんだ
エレシアに「真実の愛を見つけた」と、婚約破棄を言い渡した第一王子のクラッティ。
しかし父王の怒りを買ったクラッティは、紛争の前線へと平騎士として送り出され、愛したはずの女性にも逃げられてしまう。
戦場で元婚約者のエレシアに似た女性と知り合い、今までの自分の行いを後悔していくクラッティだが……
果たして彼は、本当の真実の愛を見つけることができるのか。
キーワード: R15 王子 聖女 騎士 ざまぁ/ざまあ 愛/友情/成長 婚約破棄 男主人公 真実の愛 ざまぁされた側 シリアス/反省 笑いあり涙あり ポンコツ王子 長岡お気に入り作品
この作品を読む


▼運命に抗え!▼

巻き戻り聖女
イラスト/堺むてっぽうさん
ロゴ/貴様 二太郎さん
巻き戻り聖女 〜命を削るタイムリープは誰がため〜
私だけ生き残っても、あなたたちがいないのならば……!
聖女ルナリーが結界を張る旅から戻ると、王都は魔女の瘴気が蔓延していた。

国を魔女から取り戻そうと奮闘するも、その途中で護衛騎士の二人が死んでしまう。
ルナリーは聖女の力を使って命を削り、時間を巻き戻すのだ。
二人の護衛騎士の命を助けるために、何度も、何度も。

「もう、時間を巻き戻さないでください」
「俺たちが死ぬたび、ルナリーの寿命が減っちまう……!」

気持ちを言葉をありがたく思いつつも、ルナリーは大切な二人のために時間を巻き戻し続け、どんどん命は削られていく。
その中でルナリーは、一人の騎士への恋心に気がついて──

最後に訪れるのは最高の幸せか、それとも……?!
キーワード:R15 残酷な描写あり 聖女 騎士 タイムリープ 魔女 騎士コンビと恋愛企画
この作品を読む


▼行方知れずになりたい王子との、イチャラブ物語!▼

行方知れず王子
イラスト/雨音AKIRAさん
行方知れずを望んだ王子とその結末
なぜキスをするのですか!
双子が不吉だと言われる国で、王家に双子が生まれた。 兄であるイライジャは〝光の子〟として不自由なく暮らし、弟であるジョージは〝闇の子〟として荒地で暮らしていた。
弟をどうにか助けたいと思ったイライジャ。

「俺は行方不明になろうと思う!」
「イライジャ様ッ?!!」

側仕えのクラリスを巻き込んで、王都から姿を消してしまったのだった!
キーワード: R15 身分差 双子 吉凶 因習 王子 駆け落ち(偽装) ハッピーエンド 両片思い じれじれ いちゃいちゃ ラブラブ いちゃらぶ
この作品を読む


異世界恋愛 日間4位作品
▼頑張る人にはご褒美があるものです▼

第五王子
イラスト/こたかんさん
婿に来るはずだった第五王子と婚約破棄します! その後にお見合いさせられた副騎士団長と結婚することになりましたが、溺愛されて幸せです。
うちは貧乏領地ですが、本気ですか?
私の婚約者で第五王子のブライアン様が、別の女と子どもをなしていたですって?
そんな方はこちらから願い下げです!
でも、やっぱり幼い頃からずっと結婚すると思っていた人に裏切られたのは、ショックだわ……。
急いで帰ろうとしていたら、馬車が壊れて踏んだり蹴ったり。
そんなとき、通りがかった騎士様が優しく助けてくださったの。なのに私ったらろくにお礼も言えず、お名前も聞けなかった。いつかお会いできればいいのだけれど。

婚約を破棄した私には、誰からも縁談が来なくなってしまったけれど、それも仕方ないわね。
それなのに、副騎士団長であるベネディクトさんからの縁談が舞い込んできたの。
王命でいやいやお見合いされているのかと思っていたら、ベネディクトさんたっての願いだったって、それ本当ですか?
どうして私のところに? うちは驚くほどの貧乏領地ですよ!

これは、そんな私がベネディクトさんに溺愛されて、幸せになるまでのお話。
キーワード:R15 残酷な描写あり 聖女 騎士 タイムリープ 魔女 騎士コンビと恋愛企画
この作品を読む


▼決して貴方を見捨てない!! ▼

たとえ
イラスト/遥彼方さん
たとえ貴方が地に落ちようと
大事な人との、約束だから……!
貴族の屋敷で働くサビーナは、兄の無茶振りによって人生が変わっていく。
当主の息子セヴェリは、誰にでも分け隔てなく優しいサビーナの主人であると同時に、どこか屈折した闇を抱えている男だった。
そんなセヴェリを放っておけないサビーナは、誠心誠意、彼に尽くす事を誓う。

志を同じくする者との、甘く切ない恋心を抱えて。

そしてサビーナは、全てを切り捨ててセヴェリを救うのだ。
己の使命のために。
あの人との約束を違えぬために。

「たとえ貴方が地に落ちようと、私は決して貴方を見捨てたりはいたしません!!」

誰より孤独で悲しい男を。
誰より自由で、幸せにするために。

サビーナは、自己犠牲愛を……彼に捧げる。
キーワード: R15 身分差 NTR要素あり 微エロ表現あり 貴族 騎士 切ない 甘酸っぱい 逃避行 すれ違い 長岡お気に入り作品
この作品を読む


▼恋する気持ちは、戦時中であろうとも▼

失い嫌われ
バナー/秋の桜子さん




新着順 人気小説

おすすめ お気に入り 



また来てね
サビーナセヴェリ
↑二人をタッチすると?!↑
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。