Ep.2 作戦
どうやって進んでいくのか、楽しみにしておいてください。
「クロト」
「っえ?」
「君の名前はクロト、だ。宜しくなクロト。」
「クロト?どういう意味の名前なんですか?」
「ふふ…さあな。」
そうこうしているうちに、辺りはかなり暗くなっていき、月が頭上に見える。
「そろそろ寝ようか。」
「うん…ふあぁぁ」
と大きな欠伸をして、ルミナスが用意してくれたテントに入った、のはいいのだが
「何か大きく無い?」
というのは、外から見たテントは2人がギリギリ入れるくらいの大きさだったのに、中に入ってみると10人入っても余裕がありそうな空間が広がっていたのだ。
「凄いだろう。迷宮で見つけた魔道具だ。」
「魔道具?」
「魔力が込められた道具だ。どれも特殊な能力を持っていてな。迷宮の宝箱に入っていることが多いぞ。」
と説明しながら、布団のようなものを準備するルミナス。
「特にこの魔道具は、空間系のものだ。売れば都市が1つ帰るレベルの価値があるんだぞ!」
と自慢げに語る。
「盗んだの?」
「ばか。見つけたと行ってるだろ」
「迷宮ってのは?」
「迷宮は、魔素が充満した時にその地盤が魔素を取り込んで変質したものだ。洞窟に色んな罠や宝がついたような物だな。」
「それはそうと、そろそろ寝よう。明日は早く起きて、予定を確認するからな。」
「うん。おやすみ。」
そう言って、私とルミナスは眠りについた。
鳥の囀りで目が覚める。ここが300年後で無ければ完璧だったんだけど、と思いつつ、体を起こすと、ルミナスが朝食の準備をしていた。
「おはよう。」
「おう、起きたか。飯でも食べながら、今後の予定を確認するぞ」
朝ごはんは、パンと目玉焼きに、ベーコン。いやいや。
「何処から出したの?これ」
「ふっふっふ…これを見よ!」
とルミナスが取り出したのは、茶色のかばんだった。
「見よって、ただのカバンじゃん」
「これが凄くてな。これも魔道具なんだが、見た目の割に容量が大きいんだ。」
ドラ◯もんじゃないんだから…と思う。
「限界まで詰めたことは無いから分からないが、このテントくらいの容量はあると思うぞ。」
目玉焼きが、意外と美味しい。料理も上手いのかな…
「無視するんじゃない」
「良かったね。それで、今後の予定ってのは?」
「ああ、それなんだが…」
と取り出したのは、世界地図だった。多分私が元いた世界と同じものだ。
「今、ここにいる」
とルミナスがマークをつけたのは、おそらくスペインとポルトガルの国境あたり。
「そして、アメリカへ行く道なんだが…」
「元々、ここからアメリカへの行き方は3通りあったんだ。グリーンランドから行く行き方。船でオセアニアの島々を渡っていく行き方。アリューシャン列島を辿る行き方。」
「だが、グリーンランドは魔素が充満してからの気候の変化で寒すぎる。私はともなく、クロトは耐えられないだろう。」
「次に、オセアニアの島々だが、海棲の魔物が、な。船で渡るなんて到底出来ない。」
「となると、アリューシャン列島を通る道しか無いわけなんだが、こっちも問題が多くてな…」
読んでいただき,感謝です。
短いのは許して欲しいです。




