Ep.1 知らない場所
初めまして。白玉と申します。
趣味で書いているので,「何か書いてるな〜」と思っていただければ嬉しいです。
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「ん…」
硬い地面と頬に何かが当たる感覚を覚え、目を覚ます。草だった。
「…うん!?」
ふと辺りを見回してみると、見たことの無い景色。というか森。
「やば…何ここ」
鬱蒼と茂る森の中で目を覚ました私。
状況を確認しようとして、記憶が無いことに気づく。
いつも見ている漫画の主人公なら、きっと冷静に判断出来るのだろうが、私はダメだった。
あたふたして、もう一度周りを見てみるが、人の気配は全く無く、ただ静寂が続くだけ。
ひとしきり慌てた後で、とりあえず人が居ないかを探してみることに。行動しなければ何も起こらないと思い、周囲の状況が確認できる高所を目指すことにする。
しかし、それは大きなミスだった…
着ているのはおそらく高校のものと思われる制服だ。森を歩けば、当然草や木で足が切れる。
「痛ったぁ〜い…」
などと1人で文句を言いながら、進んでいく私。
しばらく歩いていると、少し開けた場所に出た。が、何故かキツい腐臭がする。
(臭っさ。何これ)
と思いつつも、草だらけの所よりはマシなので、少し休憩を取ることにした。
その時、
「ゴウン…ゴウン…」
と、大きな羽音ようなが。
慌てて空を見上げて見ると…
「ド…ドドドドラゴン!?」
飛んでいたのだ。とにかくデカい鳥みたいなのが。鱗が生えていたが。
そう。そこはドラゴンの餌置き場だったのだ。
とにかく逃げなければと思った私だったが、餌を奪いに来たとドラゴンに思われているのに、逃げ切れる筈もなく。
(マズイ…捕まる!)
そう思った時だった。
「おい!」
と、何処からか声がした。
声がした方向を振り返ってみると、びっくりするほど綺麗な女性がいた。世界観が分からない。
彼女はこちらに物凄い速さで走ってくると、飛び上がり、まさかのドラゴンの首を一刀両断した。
血飛沫が飛び散る。
「うげぇ…」
と私は声を上げたが、命を助けて貰ったので、お礼をしようとすると
「バカ野郎!」
と怒鳴られた。顔は見えないが、物凄い圧を感じる。
その人に連れられて川へ行き、服を洗濯する。食事まで出してもらい、色々と質問を聞くことにした。
「マジですか…」
「ああ、マジ、だ。」
何故こんなに驚いたのか。その女性に連れて行かれた後、私はまず最初に、場所を聞いた。
「ヨーロッパだ。正確には、スペイン南部。地名までは分からんがな。」
とのこと。
スペインにドラゴンって居たっけ?
確かにスペインの国旗にはそれっぽいのが書いてあるけど、実在はしないんじゃ。
「スペインにドラゴンなんて居ましたっけ?」
「は?何を言ってる。ドラゴンなんて探せば何処にでもいるだろ。」
「いやいや、居るわけ無いじゃないですか。だってドラゴンですよ?私スペインに旅行にきたことありますけど、ドラゴンなんて何処にも居なかったですけど。」
「旅行、だと!?本当にバカなのか!?」
「ひど。」
という問答をしつつ。
聞いた話をまとめると、なんでもこの世界には色んな魔物や魔族がいて、旅行など持っての他とのこと。
「いやいや、魔物って。ゲームじゃ無いんですから。」
そう言おうとして、先ほどのドラゴンを思い出す。黙り込んでしまった。
数時間ほど話しただろうか。
色んなことが聞けた。
まとめると,
・ここは地球で,今は西暦2326年
・ロシアの極秘実験で,事故が発生。新たなエネルギーの一種,「魔素」が世界に充満した。
・事故で生まれた、もしくはやって来た「魔王」と、魔素によって湧いた大量の魔物や魔族により、人類は壊滅状態。
・現在人類が生活を送っているのは北アメリカのみで、人魔戦争の第一線となっている日本列島はほとんど壊滅。
・北アメリカ大陸と日本列島を除く地域にはほとんど人は居らず、魔族に占領されている
・彼女は名前を「ルミナス」と言い、アメリカへの移住が出来ずに取り残された人々の回収と護衛を行っている。
「…」息が詰まった。呼吸が荒くなる。
「大丈夫か?」
ルミナスもある程度私の事情を察してくれたらしく、背中をさすってくれる。
とにかく怖かった。自分が何者なのか。何故ここに来てしまったのか。
「私…どうすればいいんだろう…」
「私は君を元いた世界に返すことは出来ないが、本国へ戻れば分かるかもしれない。」
「本国…アメリカですか?」
「ああ。私が君を安全にアメリカに送り届けることを、約束しよう。」
とルミナスは言ってくれた。
スープの温かさが冷えた体に染みる。日が落ちてきたらしい。森に静けさが戻ってきた。
(私は今後、どうなっちゃうのかな…)
と、夕焼けを見ながら物思いに耽る。
「そういえば、君の名前は何なんだ?」
「それが…思い出せなくて」
「本当に記憶が無いんだな…」
「よし。私が君に名付けてやろう。」
「え!?」
「そうだな…君の名前は…」
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如何でしたでしょうか。
初めて書いたもので,書き方が分からない…
暖かい目で見守ってください。




