もえるくろれきし
ー街道横、商隊野営地・7年と1時間前ー
sideマクベス
小鳥のさえずりが聞こえるなか、私ことトド=マクベスの朝は始まる...まずは冷蔵庫からキンッキンに冷えたミルクをイッキ!くぅ〜ッ!ぬるい!!!キモス!
はぁぁぁん??あ、冷蔵庫なんか貼ってある
『発電機の不備により昨夜より送電を停止しております、お気をつけください byマール』
oh...あれ?この牛乳いつのだっけ?すごい嫌な予感が...
「商会長、会議の時間です、アリシア様も既にお待ちです。」
やっべ、朝から会議でしたね。まぁ進路とか決まりきった事を確認するだけだし名ばかり商会長とかいらなくね?
アリシアから伝言?来ないならこちらから出向く?ハハハ嫌だなぁ冗談だよ...2秒で支度しまーす!!
元特S山賊にテント凸されるのはNO。
「という訳で帝国へ向かう聖女一行の巡礼との進路混線を避ける為に少しあけて午後より街道を南下、マクベス領を目指します」
ふっやるなマール、いい司会だ。眠すぎて話は良く聞こえんが...────────ッ!!
「?マクベス会長、どうかなさいましたか?すごい顔色...汗も」
腹が、いてぇ...ハァッ...ハァッ...やはりあの牛乳、逝ってやがった!
「急用を思い出したので少し抜けます、マールはここに留まり商隊の指揮をとって下さい。アリシアさん、後は任せます。」
大丈夫、行ける!まだ走、いや早歩きで森に行けば間に合っ...アッ...!
会議用のテントを出て森へと早歩くマクベス!果たして間に合うのか!?マクベスの尊厳の未来は!!
突如テント前より響き渡るホイッスル
「ピィーーーッ!ピィィーーーッ!!ピィィィーーーッ!!!」
3回...?緊急事態宣言発令?なぜ!?
そこらじゅうから鳴り響く警鐘!緊急放送装置よりアリシアの声が野営地に響く!
「緊急事態発生!繰り返す緊急事態発生!!総員第一種戦闘配備!非戦闘員は至急中央へ退避、ガンマ小隊中央防衛布陣、非戦闘員を死守せよ!ベータ小隊周辺索敵、上と下もだ抜かるなよ!!アルファ機動小隊は決戦装備で指揮テントへ集結せよ!!!」
何?何??
「フハハハハハ!剣聖トド=マクベスが一番弟子!クリス=ドレッドノート推参!敵はどこだァ!!」
刀持ったパジャマ(上下ピンクうさぎ柄とお揃いのナイトキャップ装備)のバカまで来た!
「アハハハハハ!マクベス卿!我らとて学習するのだ!その顔色、尋常の敵ではあるまい!さぁ敵はどこだ!どこからでもかかってこいやぁww」
アリシアさん...クッ!蛮族がwww
やばいやばいやばいう○こ漏れそうだから森に行くとか言える雰囲気じゃない、なんだこれ私が何したって言うの。
逃げるしかない、確かその辺に魔導バイクの試作機が...!
「なっ!魔導バイクだと、外か!馬を回せ!高速馬車もだ!積荷は放棄!機動部隊、私に続け!ベータ小隊は野営地外縁に布陣、ガンマ小隊と連動し非戦闘員と拠点を死守せよ!マール副商会長、指揮権を移譲するここは頼む!」
「あ、はいアリシア様!ご武運を!(敬礼」
「【身体強化】【疾風】【韋駄天】【空気抵抗軽減】フハハハハハ!逃がさん、逃がさんよ師ぃ、どこへ行こうと言うのかね!」
なぜだ!なぜ追いかけて来るんだ!ええぃフルスロットルだ...バカな!140km/hだぞ!?生身でついてきてやがる怖
なんだ?まだ国境までは距離があるはず、なんだあの人だかり帝国兵と...仮設ゲートまであるやんけ!
「フハハハハハ!成程わかりやすい、この先ですか!【縮地】【一閃】【衝撃波】ァ!」
なんかピンクの影が飛んでったと思ったらゲートが吹き飛んだんですけど...まぁ仕方ない、こんなとこで漏らしたら末代まで語り継がれてしまう!行こう!
ん?人だかりが...!いかんぶつかる、ブレーk
通りすがりの折れたミスリルの剣「やぁ」
ぐわぁぁぁぁぁぁあ!なんか踏んッア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ブレーキ効かねぇ!あと加速してるぅぅぅ
『emergency、emergency、エンジンリミッター及びブレーキ破損、制御不能。エンジン圧力上昇、搭乗員は至急退避してください、繰り返します、搭乗員は至急退避してください。エンジン隔壁耐久限界、搭乗員緊急射出!』
「トォゥ!?」
うわぁぁぁあア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛先史遺産『重力操作』【制動】【緩和】【軟着陸】ぅ!
フワリ着地、クッちょっと漏れ、いや漏れてなどいない!
轟音、悲鳴、爆煙、うわぁ陣に突っ込んで爆発炎上しとる。
「アチャー」
ダメだこれもうどうしようも...ん?横になんかボロボロのシスターさんが、キャッチっと。あ、またちょっと漏...
天啓...!シスターさんはきっと帝国兵にやられたに違いない!きっとそうだ違ってもこれは誤解しても仕方ない!これだ!こいつらが悪いんや!ワイが正義やぁ
「正義の味方ジャスティスマン見参!覚悟しろこの悪党共ォ!!」
偽名じゃあ!
「おのれ街道封鎖の第3小隊は何をしておる!貴様ァ!我々が帝国軍と知っての狼藉かァ!えぇい何をしておる!司令官殿の仇だ!斬れ!斬って捨てィ!!」
「【一閃】」
副司令が叫ぶ、がそのまま副司令の首はポテッと落ちた。
「フハハハハハ、剣聖トド=マクベスが一番弟子、クリス=ドレッドノート推参!二番乗りぃ!」
「ちょおまこのバカ」
「エッ...アッ...訂正申し上げる。ジャスティスマンが一番弟子、ジャスティスキッド推参!悪党共、覚悟ォ!!」
もう訂正してもおせぇええええええ!!!
おぢさんは聖女ティアの壮絶な熱視線を感じた!おぢさんはクリスの後ろに隠れた!...残念はみ出している!
「何をしておる!たかが2人だ!こちらは中隊(約200人)ぞ!第2小隊囲め!やれ!」※第1小隊は陣地ごと爆散
地響き、馬車の走行音、馬の嘶きが近づいてくる。
あ...あぁ...破壊神降臨、もうどうにもならねぇ
「が、街道西より馬車多数接近!」
「王国軍か!?バカな(情報が)漏れていたとでも言うのか!」
黙れ!私はまだ漏らしてなどいない!!!
「商隊旗を確認...う、うわぁぁぁあアリシア商会!アリシア商会の武装小隊です!敵予想戦力精鋭50!ご指示を!」
「ここで退却などできるか!非正規作戦だぞ!えぇい全軍迎え討て殲滅せよ!」
アリシアと目が合う、祈り込めて念を送る。頼むやめてくr
アリシアが力強く頷く、やったか!?
「アハハハハ!野郎共!ヤッチマイナー!」
元特S級指名手配犯アリア盗賊団の精鋭50と寄せ集めの帝国兵100が激突、王国史に末永く残る弱いものいじめが始まった。
バカⅡとその手下が駆け抜けていき、シスターさん7名とちっこい金髪碧眼の美少女が近づいてくる。ここが私の処刑場か...神よ私が何をしたというのですか?
「あの...!この度は危ないところを、私はティア=ハートレート、教会より聖女の任を拝しております。失礼ですがあなたは...?あっ...」
聖女ティアは頭を下げた際に気づいてしまった、恐怖で自身の司祭服の下半分が一目で分かるほどに...
「ひあっ...これは、あのエグッ、ヒッ...!」
周囲のシスターの目もあり(実はヘレン以外全員漏らしてる)あまりの羞恥に泣き出しそうになるティア。
だがその前に目の前のおぢさんが先に泣き出してしまった。
なんて羨ましい、この状況で美少女の失禁を咎める者などこの世のどこにも居ないだろう、だが私は...
あぁもうダメだ、ねぇ私、頑張ったよね?聖女?介錯オーバーキルやぞ!冗談だろ?あ、あ、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛...(効果音自重)
「お嬢ちゃんは偉いね、おぢさんなんか怖くて大きい方漏らしちゃったよ...アハハ...アハハハハハ」
ズボンと下着程度では収まりきれず裾から余裕で溢れだしていた。立ち込める臭気...あぁ、死んだ(社会的に)
「幸い矢を受けたシスターさん2人と殴られてた方の傷も浅そうだ。とりあえず着替えましょうか...(優しい笑顔)あちらはじきに片付くでしょうし。あ、ロープとかお持ちじゃないですか?人が木にぶら下がっても切れそうにないやつ(物憂げ」
聖女とシスター団が一斉に赤面し目を逸らした。だ、誰か私を殺せーーーーーーーー!!!!!
それか頑丈なロープと木持ってこーーーい!!!




