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彼が廃人になった理由  作者: 紫月 一七
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【エピローグ】

 後日。

 死闘を終えてからキョウヤにチア以外のフレンドができた。

 ツクヨミだ。フレを作らない主義であるはずだった彼女からのたっての願いだった。キョウヤは勿論のことチアも快諾した。

 そしてキョウヤにはもう一人。

 加奈との念願のフレンド登録を果たしたのだ。

 彼女は律儀にも翌日に改めて礼がしたいとのことで、チアと連絡を取り再会した。そのときには柔らかい微笑で自己紹介やら雑談をしてから、また今度遊ぶ約束をしてその場を後にしていった。

 しかし、それから加奈はEROに来なかった。

 チアが知る限り毎日いたのが、もう六日も来ていない。

 詳しくは聞いてないが、あの出来事が余程ショックだっだのか。

 キョウヤも少し落ち込んだ様子で、冒険にもあまり身が入らなかった。更にここ二日ほど仕事の関係といってキョウヤもEROに来ていない。

 ツクヨミからもそのことでチャットがきたが、彼女には心配ないと伝えた。

 そして今日はEROの超大型アップデートの日だ。

 学校も終業式で早く帰宅したチアは、キョウヤに電話を掛けた。

 反応がない。今日も来ないのだろうか。

 朝からのメンテナンス作業で、もうアップデートは終了していた。

 チアは内容を確かめるために器具を被り電源を起動する。

 明日にはキョウヤを色々と冒険に誘ってやろうと思った。無理矢理にでも来させてやると心に決める。

 景色がゲームとリンクしていく。



 そこは最後にログアウトした王都にある公園の一つだった。

 キョウヤが最後にログアウトした場所でもある。

 何度か見た風景だ。当然だが何も変わってない。

 だがチアはそこでよく知った背中を見た。

 キョウヤだった。

 先にいるとは意外だったので驚いていると、彼はこちらに気付いて振り向いた。

 その表情はいつもの得意顔だった。

 チアはまさかと思いフレンド欄を開く。そこにはハスカナがログインしていた。もうレベルが少し上がっている。

 加奈が復活したのだ。

 キョウヤは顎に手を当て、


「ふふふ、これは蓮見くんからのメッセージだね? わたしを追い掛けて来い、と」


 チアは脱力感を抑えた。ツッコミを入れようとする前にキョウヤが続ける。

 無駄に偉そうなポーズを取り、


「それでは行こうかね? チア! ツクヨミくん!」


「行くってどこへ!?」


「おー……!」


「うあっ! ツクヨミちゃんいつの間にっ!」


 湧いて出たツクヨミを見て驚くチアを余所に、キョウヤは背を向けて走り出した。


「ははは! 待っていたまえ、蓮見くん!」


 行き先も告げずに暴走するキョウヤの背中をツクヨミが追っていく。

 突然のことに呆然とするチアだったが、やがて、


「付き合いきれるかーっ!」


 そう言ったチアも満面の笑顔で走り出す。

 三人は駆けていく。

 想いの溢れる世界で、それを届けに。



 最初はキョウヤが一人の女の子を追い掛けるため唐突に始まった物語だった。

 がむしゃらで無鉄砲で本当に馬鹿だけど、そんな彼に惹かれた仲間もいて、慕い続ける人もいる。

 これからもそんな彼に振り回されて、はちゃめちゃな冒険はずっと続いて行くんだと思う。

 好きな子を追い掛けるという目標は変わってないけれど、それだけではなく今の彼は彼自身の世界を楽しんでいる気もした。それは彼がこのゲームに惹かれ始めてる証拠だ。

 エターナル・ロマンス・オンライン。

 それが彼のハマっているゲームの名前である。

 女の子を追い掛けるための壮大な冒険はまだ終わってない。

 これからまた始まっていく。

 ずっとずっと彼の歩みと共に。

 だってそれが、彼が廃人になった理由、だからである。

 まずはここまでお付き合い頂きありがとうございます。

 今まで無言だった作者が急に長々と喋り出すコーナーに突入します。

 完成まで約21日間ですか。最初はもっと短いストーリーかといたのですが、割と長かったですね。

 6万文字行かないかと思ってましたけど、なんとか10万行って小説としてちょっと箔が付いたかなーなどと自己満足してます。

 私自身が遅筆なのもあり、多少遅れてしまったところもありました。それでも無事に完結できて一安心しております。

 えー、そうですね。私のことについて少し語らせていただきます。

 私自身は小説を書くのは初めてではありません。数年前にちょこっと書いていたくらいの者ですがね、ははは。

 あと作者は勢いで書くので脳内プロットのみなので難しい設定などは出てないとは思います。『感情で読める小説』をテーマとしてますので。難しい設定は苦手なので、それを上手く描ける人は尊敬しますね。

 キャラの心理描写も苦手なので作中ちょっとおかしい場面もあるかもしれませんので、そこはご容赦ください。

 

 それでは次は作品のことですね。

 題材はなろう内で人気のVRMMOにあやかってみました。とぶっちゃけてみたりして!

 まあ殆どゲーム内なのでファンタジーとさほど変わりないかもしれません。

 あとジャンルはコメディーですけど、一体どこがコメディーだったのかと作者自身も思います。ふふふ、いつからコメディーだと錯覚していた?

 何度かSFに変えようと思ったんですけど、結局最期まで変わらなかったですね。気が向いたらそのうちひっそりと変わってるかも知れません。


 おっと、作中の話もしないと……。

 書いてるうちに思ったんですけど、意外と王道ファンタジーでしたね。タグの割にそこまでチートっぽいこともありませんでしたし。そこはコメディー要素を活かし切れてないってことなんでしょうかね。

 あとはキャラですか。

 人数は最初から少なめと決めてました。主要キャラ僅か4人です。加奈を除けば3人ですな。

 

 そしてキャラ個別感想を簡単に。

 

 まずキョウヤ……馬鹿でしたね!

 

 はい次!

 チアは作中で一番人間らしく描けたかなぁっと思ってます。作者も彼女には色々と助けられました。彼女の視点で展開することも多かったですし。

 唯一のツッコミ役ですけど口調が物凄く安定しない子でしたね。これ大丈夫か?と書きながら心配するレベルでした。


 次はツクヨミ。

 最初は無口毒舌キャラっぽい感じでしたけど、割とノリのいい子でしたね。なんというキャラ崩壊。

 それでもあまり喋らないので空気にならない程度に活躍させたつもりです。


 最後に加奈。

 キャー ハスカナー!


 以上ですね。

 え?いや何と言いますか、ぶっちゃけるとキョウヤ=マ○オ、加奈=ピー○姫みたいな。

 ですがヒロインは加奈です。ほんのちょっとしか出てきてないけど!

 じゃあチアは? との疑問にお答えしましょう。

 チアはもう一人の主人公です。

 題名に一文字加えると『彼(女)が廃人になった理由』

 あっれぇー? 作者も途中で気づきました、ははは。

 実際チアはキョウヤよりも廃人でしたからね。作中一度もキョウヤにレベルを抜かれることがありませんでした。彼女の廃具合には尊敬します。

 あとはこれはキャウヤとチアの物語ですから、やはりチアはもう一人の主人公ポジションだと私自身は思ってます。

 あ! どうでもいいことかもしれませんが『彼が廃人になった理由』の読み方は『理由わけ』です。タイトルの略し方は『彼廃』でしょうね。

 それから続編のことですね。

 書き終わった今からでも構想が浮かんできますねー。今度はハスカナを巻き込んでの冒険活劇をするみたいな。

 イベントも王道なのをまだやってませんし色々といけそうですね。

 でもあえていうと、続編はありません!


 それとこの小説は書いている内に年越しまして、遅ればせながらこの場を借りて……


 あけましておめでとうございました!!


 うーむ、残ったのは新作の話ですか。

 書きたい話は沢山ありますけど、次に書くとするならばもう決めてます。

 まだ何も書いてないので、あまりおおっぴらに言うのもあれなんですが。

 次回作からは人同士の戦いを中心にしたいですね。ファンタジーです。それも暑苦しいものになるかと。


 長くなりましたが、ここまで見てくださった方に改めてお礼を申し上げます。


 お付き合い下さり、本当にありがとうございました。


 それでは、またどこかで。

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