婚約者のライバルと勉強会2
とうとう告白
はい。休日です。今日はハリーのお屋敷で二人きりで勉強会をしています。
「ふふ。さあ、歴史の勉強をしようか」
「はい、ハリー。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく。さあ、始めるよ」
「はい」
「どこがわからないとかあるかい?」
「えっと…ここなんですけど」
「うん」
ハリーが手取り足取り教えてくれます。
「まあ!そんなことがあったのですね!」
「ふふ。授業じゃ教えてくれない歴史の裏側だね」
「面白いです!」
「興味があることの方が覚えやすいからね、こういう裏話も一緒に調べると覚えやすいよ」
「ありがとうございます、さすがハリー様!」
「ふふ、それほどでもないよ」
「じゃあこの時代なんですけど」
「ああ、この時代はね…」
歴史の勉強はとても分かりやすい上にとても面白くて楽しいです!学園の授業よりも頭にするする入ってきます!
「ついでに世界史と地理もやってしまおうか」
「まあ!ありがとうございます!」
「世界史もなかなか楽しいよ」
そうして世界史と地理もセットで覚えていきました。
「はー、疲れたけど楽しかった!」
「ふふ。それはなにより。ちょっと息抜きにしようか」
「はい!息抜きが終わったら国語ですね!」
ハリーの案内で中庭の薔薇園を見て回ります。
「どう?気分転換になったかな?」
「ええ、とっても!美しい薔薇達のおかげです!」
「ふふ、薔薇達も喜ぶよ」
「ふふふ」
「さて、そろそろ頃合いかな」
「え?」
頃合いってなんの?
「ふふ、ユーナにはちゃんと言葉にしないと伝わらないみたいだからね」
「…え?ハリー?」
「ユーナ」
私の名前を呼んだハリーは、いつかのように私の前に跪きます。
「僕は君が好きだ。交際を申し込むよ」
え、えっとちょっと待って!ハリーはクラスの王子様で、みんなの人気者で、なんでもできてかっこよくて、なのに、私なんかが、好き?え、でも女の子同士だよね?あ、でもハリーは心は男だし、侯爵家を継ぐことにもなっているし、もう次の後継者である養子も決まっているのだからそこは問題ないのか!で、でもでも、それに私にはノアがいるもの!
「さて、ユーナ、返事を聞かせてくれるかい?」
「あ、えっと、あの…」
「うん、まずは落ち着こうか」
そういうとハリーは立ち上がり私の背中をさすってくれます。
「落ち着いたかい?」
「えっと、はい…」
「うん、それで?」
ハリーは真っ直ぐに私を見てきます。ごめんなさい!
「…ハリー、私にはノアがいるの!だからごめんなさい!」
「…ふふ。やっぱり今はダメか」
「え?」
「うんうん、でも、今だけだよ。きっといつか、ノアとの婚約を解消してでも僕と結婚したくさせてあげる」
ハリーは真っ直ぐに私を見てそう言います。そ、そんな!待って!色々待って!
「ふふ、だからこれからも友達として側にいさせておくれ」
「え、えっと、えっと…」
「ふふ。顔が真っ赤になっているよ」
ハリーが私の頬に手を添えてきます!ひえっ!
「僕の本気が伝わっているようでなによりだよ。まあ、無理矢理嫌がるようなことはしないから安心して欲しい」
「…は、はい」
今までの、全部冗談じゃなかったんだ。
「さて、そろそろ勉強に戻ろうか」
「え」
「ふふ。まさか振ったからって友達まで辞めるなんて言わないだろう?」
「…ありがとう、ハリー」
「うん、じゃあ早速国語だね」
「ええ、頑張りましょう!」
国語のお勉強も終わりました。
「…ふう、お勉強したー!」
「ふふ、お疲れさま」
「ハリー、付き合ってくれてありがとう!」
「どういたしまして。僕も勉強になったよ」
「はい!」
「じゃあ今日はここまでにしようか。送っていくよ」
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
そうして馬車で送っていってもらいました。
「ハリー、今日はありがとうございました!」
「こちらこそありがとう。また学園でね」
「ええ、また学園で。ご機嫌よう」
色々あってびっくりしましたが、変わらずお友達でいてくれるようでなによりです!
友達継続




