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第五話「ももから…」

むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。


おじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。


おばあさんが川で洗濯をしていると川上から「どんぶらこ」「どんぶらこ」と大きな桃が流れてきました。おばあさんは当然拾って家に持って帰りました。


「これはおいしそうなももだ!」


おじいさんがさっそくももを割ろうとすると、ももが突然ぱかっと自ら割れて中から、大きな大きな桃の種が出てきました。


おじいさんとおばあさんは、大きな桃の種を庭に植えて大切に大切に育てました。


すると、芽が出てすくすく育ち、翌年にはなんとも立派なももの木になりました。


そしてもちろん、大きな大きな桃の実がたわわに実ったのです。


「これはおいしそうなももだ!」


おじいさんとおばあさんは、ももをもいではしゃくしゃくと食べ、またもいではしゃくしゃくと食べ、余った分は町に売りに行きました。


大きな大きなももは珍しく、町でも評判のおいしさで、それはそれはよく売れました。


こうして、おじいさんとおばあさんはわりと裕福になって幸せにくらしたということです。



おしまい

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