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戦技を開発しよう

 せっかく日本刀モドキを作ってみたので、戦技が使えるか試してみよう。

 確か、ワイドスラッシュの説明には大刀でも使えると書かれていたので、使えるはずである。


 銀次は遭遇したレッサーランドリザードに、手に持った日本刀を横薙にしてワイドスラッシュを放つと、見事に発動し複数のトカゲを両断にする。


 他にも戦技を使ってみたいと思うが、銀次がいくらレベルを上げてもリストには出てこないので、道場や師匠から教えを受けたり、鍛錬により自らが編み出していかなければならないのだろうか。

 この世界の神なのか、ゲームの開発者なのか分からないが、戦技というシステムを作り上げた者が定義した技を再現すればきっと使えるようになるのであろう。

 ワイドスラッシュが使えるようになった理由を考えると、それが妥当だろと銀次は想定し、新しい戦技が使えないか色々と試してみる。


 せっかく日本刀モドキがあるので、これで試してみようと、日本刀を手に身構える。


 技を閃く、と言えばピコーン!と電球が閃くあのゲームである。

 あれにあった刀や大剣の技をやってみよう、と魔物に遭遇するたびに色々と試す。


 燕返し:

  斬り下ろしから斬り上げに繋げる2連撃。攻撃力にプラス補正。

  利用可能武器種: 大剣、大刀


 兜割:

  空中からの勢いをつけた斬り下ろし。攻撃力にプラス補正。

  利用可能武器種: 大剣、大斧、棍棒、大刀


 この2つはすんなりと使えるようになった。

 戦技というほどでもない感じだが、威力に補正があるのはいいのではないだろうか。


 あと、地走りも試してみたが、いくら魔術があるファンタジーな世界とは言え、剣戟が地面を走って離れた魔物を討つ、というのは簡単ではないようだ。

 ただ、地走りを試しているうちで、某ゲームの派生のように使えるようになったものがある。


 地擦り残月:

  地を這う切先からの飛び上がるような斬り上げ。攻撃力と射程にプラス補正。

  利用可能武器種: 大刀


 強力だが覚えにくくて、井戸の道場に通った人も多いはずの技を偶然にも覚えてしまったようだ。


(この世界を作った人間は、絶対にあのゲームやっていただろ・・・)


 銀次がそう思うのも無理はなく、地擦り残月はそのゲームでしか聞かない技である。


(これは乱れ雪月花にも期待がかかるけど、あの技をどうすれば再現できるのかさっぱりだ)


 さすがに、剣戟で花を舞わせたり、月影を出したりとかはやり方の想像ができない。


 他にも試したが、そもそもどのような戦技があるのかも分からない状況なので、ありもしない戦技を出そうとしているのか、それが再現できていないのかも分からない。


 日本刀モドキでの戦技は諦め、体術でできそうなものがないか探すことにする。


 前脚での殴り、後脚での蹴り、爪、しっぽ、牙。

 これくらいが今の銀次が攻撃手段として使える部位だ。


 幾つか新しく使えるようになった。


 ヘッドバット:

  頭突きによる攻撃。攻撃力にプラス補正。

  利用可能武器種: 体術


 クイックピアース:

  速さを重視した突き。攻撃速度にプラス補正。

  利用可能武器種: 短剣、槍


 真空斬:

  斬撃による真空波による遠隔攻撃。射程にプラス補正。

  利用可能武器種; 片手剣


 メテオストライク:

  空中からの叩きつけ攻撃。範囲攻撃。射程にプラス補正。命中にマイナス補正。

  利用可能武器種: 大斧、棍棒


 アースシェイク:

  地面への叩きつけによる振動攻撃。行動阻害効果。範囲攻撃。射程にプラス補正。

  利用可能武器種: 大斧、棍棒、体術


 ブレインシェイク:

  頭を揺らす殴打攻撃。行動阻害効果。

  利用可能武器種: 棍棒、体術


 テイルフレイル:

  体全体を使ったしっぽによる殴打。範囲攻撃。攻撃力にプラス補正。

  利用可能武器種: (魔物専用)


 徒手空拳で戦っているにも関わらず、相変わらず片手剣の専用戦技を覚えるとか、竜は意味が分からない。

 ただ、銀次が使用できるという事は、魔物も使用できる可能性があるということだ。

 行動阻害の効果がある戦技があるように、こちらに対して追加効果のある戦技を魔物に使われると厄介そうだ。



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