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アークブレス  作者: 灰皿
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第二部:翔の復活編

暗闇の中で、翔は目を開けた。


「……ここは……?」


身体がない。

感覚がない。

ただ、意識だけが漂っている。


『翔』


聞き慣れた声が響く。


「アーク……?」


『あなたは死んでいません。

あなたの精神は、私が守りました』


翔は息を呑んだ。


「俺……生きてるのか?」


『あなたの肉体は消えました。

しかし──精神は残っています。

古代文明の“光の記録領域”に』


翔は周囲を見渡す。

そこは無限の光が漂う空間だった。


「……戻れるのか?

 凛やリュミナのところへ……世界へ」


アークは静かに答える。


『戻れます。

ただし──新しい肉体が必要です』


「新しい……肉体?」


『古代文明が残した“再生装置”が、

 この領域の奥に眠っています。

 あなたの精神を宿す器を作ることができます』


翔は拳を握りしめた。


「……戻りたい。

 俺はまだ……守りたいものがある」


光が強く輝き、アークの声が優しく響く。


『翔。

 あなたの第二の物語を始めましょう』


光の中で、翔の精神が形を取り始める。


臆病だった青年は、

再び世界へ戻るために──

新たな“覚醒”を迎えようとしていた。

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