第20回 ハゲシタさん 容姿の悩みで社会に出られません
容姿のコンプレックスで僕は社会に出られません。僕は子供の頃から髪の毛が少なかったのです。それで悩み始めたのが中学生の頃。悩みすぎて毎日泣きました。周りを見渡せばみんな、どの人もフサフサと髪があって好きな髪型を楽しんでいて羨ましくてどうして僕だけこんなに酷い仕打ちを受けなければならないのかと絶望し、何度も自殺を考えました。中学生の頃、アートネイチャーだったか増毛をしたいとお母さんに悩みを打ち明けて連れて行ってもらいました。すると店の人にあなたはまだ若いし、増毛するほどのことではないから大丈夫です!と言われました。結局、増毛できなかったのです。その夜も泣いてしまいました。
あれから10年以上経ちましたが、更に薄くなってきた気がします。最初から髪の毛のある人は髪の毛の少ない人の気持ちは分からないと思います。髪が少ないと風の日はかなり辛いです。頭を洗い、ドライヤーで髪をセットするときも鏡を覗くのがつらいし、髪が少ないとセットするのも難しいんです。
もしあなたが朝起きたら髪の毛がなくなっていたら…と想像してみてください。それでも仕事や学校に行けますか?僕には無理でした。