天使と悪魔の結婚
前書き
【注意書き】
• 天使×悪魔 / ギャグ・ほのぼの
• 何でも許せる方向け
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ここは神界。神界と言っても、昔、神と天使と悪魔が和解し、一緒に住み始めた。その中で最も偉いのが、偉神:シヴァ、悪神:デヴィル、大天使:ミカエルだった。彼らは毎年、子供が減っていることを悩み続け、結果、男同士、女同士の結婚を認め、男同士でも子供ができる薬を作った。一般悪魔、一般神、一般天使に与えられた使命は、『子供を作ること!』
ちなみに、種族は全員ばらばらにしなければならない。例えば、神同士の結婚は認められず、神と悪魔の結婚を要求される。そしてもし、違う種族同士の結婚を認めなかったら、悪魔にだけ天罰が下るという内容だ。これはシヴァが決めたことだ。その天罰とは、神聖魔法で粉々になるまで攻撃をし続けること。鎖で繋がれているので逃げることはできない。悪魔は必ず結婚をしなければならないのだ。
そして、ここに新たな婚約者がまた生まれた。
「「…え…?」」
「聞こえなかったか?ユラ、ヴィラン。貴様らは幼馴染だ。昔からずっと共に過ごしてきたであろう?故に、今日から婚約者だ。幸せになれ」
「「…えええええええええええええええええええ?!?!」」
天使・ユラと、悪魔・ヴィランの声が響く。
「ちょっ!待ってくれよ大天使サマ!!なんで俺がこんなやつにっ!」
「口を慎め、悪魔よ。天罰が下るぞ!」
「!…クッソ…」
この世界にも法律がある。偉神たちの命令に背けば、悪魔は天罰、神と天使は牢獄に一年間いれられるのだ。
「…大天使様…僕からも拒絶させていただきたい。こんなやつと一緒にいるなど…僕の身が持たない」
「あ゛?なんだとゴルァ!」
「黙れ悪魔」
「とりあえずもう人間界にゆけ。またメールでミッションを送る」
「いやマジで待ってくれ大天使サマ!今だけはアンタの言う事聞くから!」
「大天使様にアンタとか言うなアホ!」
「今は黙っとけ弱虫!!」
「お前らって、本当は仲が良いのではないか?」
「「良くない!!!」」
—人間界—
目の前に家が立っている。とても立派…というほどでもなく、ごく普通の家庭にありそうな家だ。
「…なんで…」
仲が悪い神と悪魔は、口を揃えてこう言った。
「「なんでだよぉぉぉぉぉ!!!!!」」
そして、数日後。
人間界に来た2人は、揃えて震えた。
「ぜぇっったいに、認めないからな!!」
「僕の方からお断りっ…って、言いたいところだけど…」
二人は今、寝室にいる。
目の前には、ダブルベッドが一つ。
枕があり、そこにはハートがついている。
「…これさ、絶対ミッション来るやつだよね?」
「言うな」
ミッションとは。
結婚するまでの一般的な過程を、神側が決めメールで送ること。であるが、経験者達は語る。
順序が間違っている、いきなり攻めすぎる、等。
「添い寝しろとかさ」
「言うな」
「それで…その先とか…」
「言うなっつってんだろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
二人は青ざめ、想像する。
その瞬間、吐いた。
「…ッハァッ…ハァッ…こんなやつとはやりたくねぇから…」
「…僕も、だよ…」
息を整え、ひとまずリビングにある席に座る。
「⋯んで、どーする」
「あれ、まさか本当に結婚するつもり?」
「俺もしたくねぇよ!!!⋯けど、これがあるしな」
首元の紋章を見せる。
最初に言った通り、もし結婚を認めなかったら、悪魔にだけ天罰が下るというルール。
「俺だって死にたくねぇ。協力しろ」
「嫌だね」
「はぁ?!」
「なんで僕が?僕にメリットある?」
「ぐっ⋯」
確かにそうだった。嫌いな悪魔と結婚したからと言って何になる?
嫌いな人が死ぬだけだ。
彼はそう思っていた。
「僕は他の人と結婚したいね」
「まっ!ま、待てよ!!」
「何?」
「神・天使側にも、罰はあんじゃん⋯⋯」
そう、結婚を拒否した場合、神側にも罰はある。だが⋯
「拘禁刑15年でしょ?そんなの一瞬だよ」
そう、神・天使側には拘禁刑15年以下。
あまりにも贔屓がすぎる。
「じゃあ、俺を見捨てるっていうのかよ⋯知ってたけど⋯」
「なら話は早いね。僕は家を出る。あとは君でなんとか⋯」
その時、ピロンと音がした。
ユラが持っていたスマホからだった。
ミカエル様からミッションを貰うため、ユラに手渡されたのだ。
「⋯チッ、タイミングの悪い⋯」
「お前本性怖いな」
「うるさい。黙って」
いやいやスマホを起動する。そこには。
『一時間以内にキスをしろ』
「「⋯⋯は?」」
後書き
本作を読んでくださりありがとうございました!初投稿ですので、お楽しみいただけていたら幸いです!
「天使攻め×悪魔受け」の小説が読みたいなと思って書いてみました!幼馴染でありながら犬猿の仲……!なんと素晴らしいのでしょうね!
ここだけの話、ユラは最初敬語キャラでした。ですが、思ったんです。
「幼馴染(しかもお互い大嫌い)に敬語なんて要らなくね???」……と!
これからも2人の甘々ほのぼの日常生活を書いていきます!どうぞ完結まで、お付き合いいただけたら嬉しいです……!




