第12話 バレンタインは非リアにとって地獄ですか?
皆さん、バレンタインはチョコを貰えましたか?私は貰いましたよ?家族から。別に悲しくはないです。ないったらないんです。
さあ、今日はバレンタイン!私は渡す人がいません。ここには、私1人しかいないので、、、、創造主です。別に寂しくはありません。
自分で作って自分で食べる。それで十分ではないですか?違いますか?私は毎年そうです。悲しい人、、、ですって?逆に聞きましょう。
あなたは貰ったり、渡したりするのですか?しないですよね。相手がいないですよね!!ね!?
へっ?あ~聞こえない~聞こえない~
レンドはイライラしていた。何故なら天空都市はバレンタインと言うこともあり、いつも以上にカップルが多く、イチャイチャしているからだ。
しかし、家は天空都市にあるし、地上にも同じくカップルがいるのでどうすることもできない。そんなところに、パフウが、、、、
「カップル多いですねぇ。」
「そうだな~」
「レンドは彼女がいたことあります?」
「あるわけないじゃん。」
「ですねぇ~♪まあ、私もありませんが。本当リア充死すべし、慈悲は無い。」
しばらく話していると、レンドはふと気付く
「けど、これ回りから見たらカップルじゃね?」
「誰と誰がですか?」
「俺とお前」
その言葉でパフウも気付く、そして、レンドから距離をとる。
「傷つくんだけど、普通に。」
「だって、嫌ではないですか。レンドとカップルって思われるなんて。」
レンドに更なる追い討ちがかかった。しかし、メンタルがズタボロになるほど脆くはない。今までの仕打ちによって鍛えられていたのだ。そこへ、、、
「レンド。ほい☆義理チョコ。じゃーねー♪」
人生で初めてチョコを貰えた、、、、、
「カノのは食べない方がいいですよ。ビックリするぐらい料理が下手ですから。」
「そうなのか?、、、、いや、でもせっかく貰ったんだ!」
レンドは一思いに口に放り込んだ。そして、吐き出した。一瞬で。
「だからいったでしょう。口直しです。」
「まじ?裏を感じる、、、」
「人の好意は素直に受けとるものですよ。」
「ありがとう。」
食べた。普通に美味しかった。
「美味しいでしょう。市販のですから。」
何だと、、、、それは美味しいわけだ。
「だからかー」
「あぁ!?」
「いえ、手作りも食べたかったなと、、、」
「死にたいのですか?私もカノと同様に料理のセンスは壊滅的ですよ?」
レンドは思った。
「この姉妹食事はどうしているの?」
と
「食事は魔法で作っています。」
「心を読んだ?」
「何を言っているのですか?声に出ていましたよ?」
まじか、、、、、
「まあ、ホワイトデーは楽しみにしています。」
お返しは基本倍返しらしい、、、、、自分で買って食べた方が、、、、、いや、貰った嬉しさを考えると、、、、いいか、、、、
感想やアドバイス頂けると幸いです。




