EPISODE 9 - 92√アキト
第5格納庫が、
どの様な役割を
担っている
施設なのか
理解はしていた。
だけど………。
幾ら、
頭の中では、
第5格納庫が、
どの様な
施設なのか
理解をしていた
とは言っても………。
まさか………。
空間が
広がっている
だけとは、
夢にも
思わなかった。
「（さて………。
ヤヨイさんと、
朱音の2人は、
何処に居るんだ………？）」
僅かな間とは、
言え………。
唯々、
広いだけで、
他に何も無い、
第5格納庫の
中の様子を
目の当たりにした
事で………。
茫然として
しまったんだ
けれど………。
直ぐに
気を取り直した、
俺は………。
俺と、
碧依ちゃんよりも、
先に………。
第5格納庫の中へ、
入って行った、
ヤヨイさんと、
朱音の2人を
探す為………。
第5格納庫の
周囲の探索を
開始した。
「（それに
しても………。
ヤヨイさんと、
朱音の2人は、
何処に居るんだ？）」
ヤヨイさんと、
朱音の2人を
探す為………。
第5格納庫の
周囲の探索を
始めてから、
数十秒程、
時間が経過………。
直ぐ近くに、
ヤヨイさんと、
朱音の2人が
待機していると、
思っていたんだ
けれど………。
俺の予想とは、
裏腹に………。
未だに、
ヤヨイさんと、
朱音の2人を
見付け出す事が
出来なかった。
「（せめて………。
もう少しだけでも、
第5格納庫の中が
明るかったら………。
ヤヨイさんと、
朱音の2人を
見付け出す事が
出来たんだけどな………）」
何故、
第5格納庫の
天井部分に、
設置されている、
全ての照明を
点灯していない
のか………。
詳しい
理由までは、
分からないん
だが………。
唯一、
分る事と
言えば………。
第5格納庫の
天井付近に
設置されている、
照明の一部しか、
点灯していない
所為なのも
あって………。
第5格納庫の中の
大半の部分が、
薄暗い状態だった。
其れこそ、
数メートルも
先に進めば、
完全な暗闇が
広がっていた。
若しも、
ヤヨイさんと、
朱音の2人が、
暗闇の所まで、
移動をして
しまっている
のだと
すると………。
ヤヨイさんと、
朱音の2人を
探し出すのは、
骨が折れそう
だった。
「（出来れば………。
照明が
点灯をしている
範囲内に
居てくれれば
有難いん
だけどな………）」
目に見える
範囲内に、
ヤヨイさんと
朱音の2人を
見付け出す事が
出来ない為………。
ヤヨイさんと
朱音の2人が、
暗闇の場所まで
移動をして
しまっている
可能性の方が
高いんだが………。
それでも、
俺は………。
一縷の
望みに掛けて、
照明が点灯している、
範囲を中心に………。
ヤヨイさんと、
朱音の2人が、
居ないのか、
探索を続けた。
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