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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 2
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EPISODE 2 - 9

まぁ、エミリーの口ぶりから察するに過激そうだが………。


「相手の戦力が知りたいな………。

よし、『アラクネ』を投入しろ」


「了解。『アラクネ』1号機から3号機をまでを起動。

装備は、メインをガトリング・ランチャー『GR-10000』。

サブに同じくガトリング・ランチャー『BGR-20000』を選択。

ポイントB-3に配置。迎撃に向かわせます」


エミリーの指示を受けて、オペレーターが別のキーボードを操作する。


別のモニターに映し出されたのは、

『アラクネ』と呼ばれていた、3体の強化外骨格だった。


「これは………」


モニターに映し出されていた、強化外骨格を見て驚愕する。


「お?『こいつ』の事を知ってる顔だな」


何がそんなに面白いのか知らないが

ニヤニヤしながら、エミリーが俺に話しかけてきた。


「正確には、『そういう試みがされていた』だな………』


モニターに映し出されている強化外骨格は、

俺が知っている限りでは、まだ実用段階に

なかったはずなの『4脚タイプ』だった。


世に出回っている物は、大体が『2脚タイプ』なのだが

一部の軍部で『4脚タイプ』の開発がスタートした。


『4脚タイプ』の最大のメリットは、

『超重量』かつ『大火力』の兵器の運用ができる点だった。


『2脚タイプ』でも装備は可能なのだが

『移動速度の低下』や射撃時の反動に

耐えきれずに『照準がずれる』事だ。


その点、『4脚タイプ』は、『移動速度の向上』や

射撃時の反動を逃がしつつ『安定姿勢』で

『精密狙撃』が出来る点だったのだが………。


蓋を開けてみたら、問題点のオンパレードだった。


まず、操作難易度が2脚の比ではなかった事だった。

当たり前の事だが、人は2本の足で立って・歩く事はできるが

そもそも人は4本も足が無いので、人の力だけで動かした場合

機体が変な挙動をして、真面に運用出来なかった。


それならと、コンピューター制御に

切り替えたら切り替えたらで

今度は、システムが複雑になりすぎて

少し動かしただけでOSがダウンしてしまった。


他にもエネルギーの燃費が悪すぎて

長時間の運用が困難と、

まぁ問題点を挙げだしたらキリが無いくらい

開発は困難を極めた………。と言うのが、

俺の知っている『4脚タイプ』だったのだが

実際スムーズに動いてるのを見ると、

俺が聞いた話が、間違いのような気がするな。


「確かに………。完成させるのに、

苦労はあったが………。まぁ、俺は『天才』だからな」


そう言って、何度目かのドヤ顔を披露する。

マジで殴り飛ばしてやろうか………。


そうこうしてると、準備が整った

『アラクネ』達が、輸送列車に乗り込んで

ポイントに向かって出発していった。


「『アラクネ』目標地点到着まで、約10分です」


「分かった。その間は、各ポイントにある

隔壁シェルターを閉鎖して時間を稼いでくれ」


「了解。ポイントB-1からB-2までの隔壁を閉鎖します」


そして、通路と通路の境目にある隔壁が閉鎖。

侵入者の足止めに成功する。


初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。

色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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