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居酒屋なみのり  作者: マメ
居酒屋なみのり4

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7話 〜結果オーライ〜


「花見に続き、バーベキューまで呼んでもらってありがとう」


「いいえ、いつもありがとうね。タエさんも」


そう、今日はお庭でバーベキュー。


そしてタエさんは、お得意さま屈指の歌姫。


そう……まだ歌姫?


ん!?



「ボクも呼んでくれてありがとうございます」


「いいえ、ジューモンさんもいつもありがとう。奥さんも来られたらよかったのにね」


「はい」


そして今日も明るいジューモンさんは、いいムードメーカーとも呼べるね。


うん。


「乾杯っ」


そして愛犬ラウも交えてバーベキューの始まり!



「このテントいいですね?」


「いいでしょ、上が開くようになってんのよ、ほら」


「ホントだぁ、すご〜い」


そんなに褒めると酔う前から調子に乗るよ、ノリぴーは。


そして、そんなノリぴーをよそに、ビールを呑む私は誰でしょう?


初登場のタエさんだろって?


と思わせといてからの〜、


リョウでした〜。


あ!?


2代目マスターになるリョウね。


season3の17話参照ってことで……



「あ!?美味しい。明るいうちからお肉とレモンサワーってサイコー」


おぉ、タエさんも少し赤く染まってきたね。


「それねぇ、タエさんにもらったレモンで作ったの」


「ええ!?ナミさん、じゃあボクもいただこうかな?」


「そう呑んで呑んで、ジャンジャン呑んで」


ノリぴーいいねぇ、俺も呑も……ん!?


「なんか今日のノリぴー……真面目じゃない?」


「今日は焼きに徹するんだって」


「じゃあ、ノリちゃんは焼肉奉行だぁ?」


「違うよタエさん。俺はホスト」


「焼肉ホストなんだって」


何だそれっ?


「それで澄ました顔をしてらっしゃるんですね?」


「あ!?ジューモンさんが乗せるから、ノリちゃんがまた顔を作った」


「あらら、ボクのせいで……」


ははは、その気になりやすいノリぴーでしたっと。



……て、あれ!?俺はそのうち師匠と呼ばなければならないのか?


俺もいつかは……ああなるのか!?


「リョウ!リョウっ」


「え!?」


「なに考え込んだ顔してんの?」


「え、いや……」


い、言えないよ。汗



「あ……そうそう、レモンでねぇドレッシングも作ったの。野菜にもお肉にもいけると思うわよ」


「わぁ、ナミちゃんヤルぅ。どれどれ」


だいぶ赤くなったタエさんとジューモンさん、ダイナミックに食べるねぇ。


「ウマっ!?」


「さっぱり爽やかで、そしてダメ押しのレモンサワー」


「レモン尽くしっ!」


ダメ押しって時点でどうなんだろ?


でも、ホントに美味しそうにしてくれてる。


見てるだけで楽しいなぁ。



「ほら、リョウくんも食べなきゃ」


「食べてますよ」


「はい、お肉ね」


あ、まだ焼肉ホストモードかぁ、ノリぴーは……


今日のキャラ設定は少し長持ちしてるなぁ?



「美味しいし、昼間のお酒はキキますねぇ」


「ホント、風も涼しくてサイコー」


ナミさんも少し……て、この人はまだ平気か。


「うっせー、くそガキ」


え!?


俺の心の声漏れてた?



「そう言えばトシくん遅いねぇ?」


「え!?あー、アイツは来るか来ないか分かんないよ」


「セイちゃんは引っ越しちゃったから来られないですもんね」


「そうですね、少し遠いですからね」


遠くへ行ってしまったよ、セーイチローは。


たまには遊びに来い。



あ、ラウ!?


「はは、ラウくん、そんなとこから顔出して?ナミちゃんコレはあげても平気?」


「ああ、それなら少しくらい食べるかも?」


「ほら、ラウくん……美味しいかぁ」


「良かったねぇ、ラウくん」


ははは、ラウはすっかり懐いたな。



「こんにちは〜」


て!?あ、


「トシくん来た」


「ああ、やっと来たぁ」


「何呑む、ビール?」


「ああ、ありがと」


「じゃあ、乾杯っ」


「トシさん、これ手作りレモンサワーの素。美味しいですよ」


「ああ、ジューモンさん珍しくサワーですか?」


そういえば、いつもウイスキーとかだったなぁ?この人。


「どれ……呑みたいか?トシ」


「酔ってんな?」


「酔って悪いか、ハハハ」


「そんで、ノリぴーはなんか酔ってないねぇ?」


「ん、俺か?」


「今日はみんなをもてなすんだって」


「ふーん、いつまでもつか?」



「そうそう、そろそろシャンパン開けようか?」


「おお、ジューモンさんたちが持ってきてくれたやつね」


ボンっ!


「かんぱ〜い」


「あ!?うっまっ!もっとちょうだい」


「あ!?ついにいつものノリぴーに戻った」


ははは……本領発揮ってやつね?




「さ〜て、少し冷えてきたから中に入るか」


「あ、じゃあさぁ、あそこ行かない」


「え……ああ!?お寿司やさん?」


「そう、行ってみよう」



「酔い覚ましに歩くと」


「ザル女が復活と」


「うっせー、自分も呑むだろ」


ははは、この2人はまったく底なしかよ。


て、アレ?


「お休みだぁ!?」


「しかたない」


「そうだね、ノリちゃん」


「いつものトコ行くか」


やっぱ、なみのり!



「さ〜て店に着いたら何を歌おうかな?」


「タエさん、アレ歌ってくださいよぉ」


「じゃあ、ジューモンさんも一緒に」


「あれ!?店長……何やってんの?」


ん、店の前で待ってた?


「まだシラフだね?珍しい」


「いや、今帰ってきたから」


「で、何でここにいるの?」


「て、あ!?忘れてた。バーベキュー来られないからって」


それで、その後店で合流と?


「ああ、お寿司屋さん休みで良かったね?」


「ホントだね」


「うん、うん」


「あれ、アレレ?俺のこと忘れてたの……みんな」




             完




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