12話 〜新手の詐欺?〜
「ねぇ、こんなのはどおだろ?」
「おぉ、いいねぇ、雰囲気あるね」
「ノリさんおかわりぃ」
「あ?」
「それならさぁ、こっちは?」
「ホントだぁいいねコレも」
「ノリ……さ、、、ん?おかわりぃ〜い、い、い〜」
「うっせえなぁ、アサミぃ」
「はっ!?私は客よぉ〜?」
「はいはい、コレで呑んどけっ!」
「な?デカっ!」
「面倒だからそれでなっ、料金は普通にしとくから」
「え?ラッキー、じゃ今度からコレで!」
「は?今日だけ!いや、今だけ!この1杯だけねっ!」
「わ、分かったから、ナミちゃん言う度にズームアップしないで、怖い……」
チリン、チリン、
「ようっ、瓶でいい?」
「はい」
て、今度は何やってんのこの2人は?
「あ〜、アユミちゃんにはちゃんとしてるしぃ、ムカッ!ムカムカムッかぁ〜」
「あはは、アサミちゃん何かあったの?」
「あぁアサミさん?ノリさんにね、面倒クセェこのヤローて言われてたんですよぉ〜」
「キョウちゃん……そこまで言われてなかったわよねぇ、私?」
あはははっ、盛ってんな?
キョウちゃんも扱い変えて来たな?ははっ……
え〜とぉそんでぇ?
「ああ、古民家風のお店ですかぁ?」
「うん、良くないこーゆーの?」
「いいですねぇ、雰囲気も合いますもんね?」
「でしょ〜?」
て、あれ、マズいんじゃないの?
まさか……
「あれぇナミちゃん移るとかじゃないわよね?」
「え!?いやぁ、いいかなぁ?て話してて」
「いや、思いとどまってお願いだから……」
何のために私はルツェルンへの栄転を断ったのか、、、
「うーん、泣きすがるアユミはこの際置いといてぇ」
「あ!?おいっ、この際だからノリっ!」
「あはは〜アユミちゃんが壊れたぁ」
笑ってくれるなキョウちゃんよっ!
「ここ良くねっ?2階は住居とかにしてさっ」
「ホントだぁ?」
お〜いっ、私をホントに置き去りにしないでぇ〜
あったま来た、呑んでやるっ!
「ナミちゃん、焼き魚とお酒緩いのでぇ」
「あ、はいは〜い、アユミちゃん」
ふぅ、置き去り阻止。
で・も、、、この男は手強いわよ!
気を抜くなっ、私!
「あの〜ノリさん、将来的にてことよね?」
「あ?いやぁ、いいとこがあったらすぐにでも……」
いやいやいや、そんなの許さへんでぇ!
しかし、言われてみれば……
「確かにいいですねぇ?こういうお店で呑むのも……」
「でしょお?アユミぃ。温泉上がりに1杯とかねぇ?」
「うんうん、それと近所の旅館の人たちも仕事終わりにね?」
「分かるなぁやっぱアユミは!?応援してくれる?」
「勿論ですよっ!ノリさ……」
て、ブルブルブルっ、ダメダメ!
「ちっ、やっぱアサミとは大違いだな?アイツは大ジョッキで釣れたからなっ」
えっ!?
だったら、私は瓶ビール1本でいいわ……
ダメよっ、いつからそんな簡単な女になったの私っ!
「はぁーい、アユミちゃん、今日は赤魚ねぇ。あとお酒ね」
「わぁ〜、ありがとうナミちゃ〜ん」
「ここどうよ?温泉旅館と土産屋さんの間にあるから……」
「いいねぇ、2階に住めばさぁ、暖かいのが上に行くから冬は暖房節約だしね!」
「ま!?1番の効果はアサミがいなくなることだけどなっ!」
え!?アサミちゃんが原因だったの?
じゃぁ、私が彼女をヤってしまえば……
ダメダメダメっ!?
それ1番ダメなヤツ!
「ふ〜ん、じゃあアタシ引越してついてこうかなぁ?」
「おお、いいねぇアサミぃ、そうしてくれ」
「分かったぁ、アタシ引っ越すっ!」
「そしたら俺たちねぇ、ここで続けられるからねぇ?」
「良かったぁ、アサミちゃんのおかげっ!」
「て、ねぇそれじゃ意味ないじゃん?引っ越そうよぉみんなで温泉街へ」
「そっかぁ、アサミは俺より温泉と酒なんだなぁ?」
「兄ちゃん別れちまえよやっぱさっ?」
「いつからいたのよぉ〜……アンタら」
汗




