ニートな女神と初めての武器
調合のレシピを考えるのが苦手だ。
まだⅣの段階でネタが尽きかけているんだ。これⅩまで上げた時にいったい玲愛はいくつの薬を作れるようになっているのかわからないな。
<第2階層:花の都フローリア>
ゴッドワールド・オンラインのプレイヤーが飼えるペットは進化する。
もちろんすべてのペットが進化するわけではないらしいが、私のアストは進化した。
フローリアの街にもペットショップはあった。
私は進化したアストをアイテムボックスにしまったままでその店を探し出すと店の主人に聞いた。
その店の主人は私の話をすべて聞き終えると詳しい話を聞かせてくれた。
ペットの中には進化して姿かたちが変わるものがある。
進化するとペットのレベルは1に戻り、そして進化後のペットはレベル上限も高くなり、またレベル上げの際に必要な経験値、つまり必要な餌の量も増える。
ペットが持っていたスキルは進化後も引き継がれる。そしてたいていの場合、進化するとペットは進化前よりも能力値が格段に上がるうえ新たなスキルを獲得するのだということ。
ペットが進化する条件についてはペットごとに違うこともあるそうだが、まず進化前の状態でレベルが最大になっていることはどれも共通らしい。
私が夜目フクロウのことについて聞いてみたら店の主人はもちろん名前を知ってはいた。
でも具体的な進化条件やその他の詳しいことについては知らなかった。
なんでも夜目フクロウは捕獲が困難で市場でも滅多に出回らないいわゆるレアなペットなのだとか。
私が第1階層で偶然見つけて660Gで買ったと言ったらものすごく驚かれた。
なんでも定価というか、相場ではまず20000Gはするペットなんだという。
第1階層のペットショップのおじさんはきっとそのことは知らなかったんだと思うけど。
私はペットショップを出るとフローリアの街中にある公園のベンチに腰掛け、そこで再びアストをアイテムボックスから出した。
「ホホゥ」
「お前、実はすごいレアなやつだったんだな」
「ホゥ?」
「しかも進化して、これ」
アストは進化して、名前は夜目フクロウから予知フクロウへと変わった。
そうしてもちろんそのことで私はアストから新たなスキルをいただいたわけだ。
〇予知
一度倒したことのあるモンスターとの戦闘で、モンスターからの攻撃を受けても30%の確率でダメージが0になる。
「モンスターって限定されてるのは、もちろんPVPでは無効なスキルなんだろうけど。でもそれにしてもすごいな」
おそらく予知とは、あらかじめお前のする攻撃はお見通しだから当たらないですよ的な効果を再現したんだろう。30%とおよそ3分の1の確率で私は攻撃を受けても上手いことよけて当たらなかった扱いになるというわけだ。
ただし一度倒したことのあるモンスターに限るということは、原則として初見のモンスター、そして一度しか倒せない迷宮ボスやクエストボスには使えないスキルなのだ。
だけどクイーンビーのように通常ダンジョンのボスにはもちろん通用するのだろうし、それを考えるとやはり強力なスキルだろう。
「それにアストも、能力値が……」
進化したことでレベルは1になったが、能力値はむしろ大幅に上がっていた。
予知フクロウのアストのレベル1のステータスは以下の通りだ。
レベル1
HP:130/130 MP:120/120
STR:32
VIT:21
AGI:40
ING:37
DEX:15
LUX:23
「VITとDEXは相変わらず低い、けどもAGIは今の私と同じくらいあるしINGも高い」
そしてこれはレベル1の時のものだ。
牧草地帯のグラスウィードから赤い木の実をまた大量に仕入れていた私はアストにさらに木の実を与えてみたら、まあ食べる食べる。進化したことで一度に食べる量も増えたみたいだ。
ただ、やはりレベルが上がりにくくなったのはたしかなようで、もう食べられないという限界まで食べさせたところでアストのレベルは4にまでしか上がらなかった。
これでしばらくは消化期間というかまた餌は受け付けなくなる。
赤い木の実という餌アイテムの1個で得られる経験値が、進化後のアストには足りないのかもしれない。
「もっと一度に大量に経験値が入る餌があればいいのかもしれない」
ペットショップにはペットの餌というアイテムも売ってはいたが、そのアイテムで得られる経験値は赤い木の実よりも少ないのだ。やはりモンスタードロップか、あるいはフィールドで採取できるものの方がペットは多く経験値を得て早く成長していく。
人工的な餌よりも自然の餌の方が良いということだな。
それでレベル4になった今現在のアストだけど。
レベル4
HP:148/148 MP:144/144
STR:37
VIT:24
AGI:44
ING:40
DEX:17
LUX:25
「MPの値はもう私を超えたし。AGIとINGもすぐに越えられそうだな」
VITが低いため敵の物理攻撃を受けたらやばいのは進化前と同じ。
アストには私にある装備品の補正やスキルでの能力上昇効果がないから一撃では死なないかもしれないがそれでも戦闘にに参加させるのは厳しいだろう。
ただ、第1階層の平原とかならもう普通にアストだけで攻略できそうだった。
これは更なるレベルアップが楽しみだな。この調子で行くとアストは私よりも強くなる可能性があってそこがちょっと怖かったけど。ペットに下剋上されるとか。
「今のところ攻撃技はダークボールだけだしな。せめて支援魔法か何か覚えてくれると一緒に戦闘に出てサポートしてくれるかもしれないけど」
「ホォー」
「ま、贅沢は言わないよ。予知のスキルを覚えただけでも凄いことなんだしね」
「ホホォー」
私はアストをアイテムボックスに戻すとベンチから立ち上がり、そこでログアウトした。
まあ私のレベルも21まで上がったし、次のフィールドである沼地は余裕で攻略できると思う。
問題は迷宮とそのボスだよな。やっぱ迷宮に行く前には情報屋、アイリッシュを探してボスのこととか聞いておくか。また初見でドラゴンみたいなのと戦うのはさすがにきついから。
深夜だったということもあってか、ログアウトして現実に戻ってきた私はゲーム機を頭から外してテーブルの上に置くなりそのままベッドにもぐりこんで眠りについた。
――翌朝
昨日は久しぶりにちゃんとした夕食をとったことだし、今日の朝食は食べなくてもいいか。
昼にはいったんログアウトして、まあコンビニで何か買って来よう。
私は起きてからいつものようにシャワーを浴び終えると今日もゲーム世界へダイブした。
今日はもう本当にやることがいっぱいあるんだ。
<第2階層:花の都フローリア:冒険者ギルド>
午前中はプレイヤーのログイン率も低めでギルドの中も閑散としている。
私は昨日聞いたあのクエストの依頼書を住人掲示板から見つけ出すとそれを取って受付へ持っていく。
受付にいるいつものお兄さんに依頼書を出したらすぐに受理してくれた。
クエスト名は『短剣入門』。クリア報酬には短剣術Ⅰというスキルがもらえるとあった。
まさしく片手剣術と同じように短剣を装備可能になるスキルのことだった。
短剣入門のクエストの依頼主は街外れにある酒場の中にいた。
なんでも元は盗賊をしていたという経歴のNPCキャラで以来内容はモンスターの討伐。
討伐するべきモンスターは3種類。コボルトが30体、ワイルドカウが15体、そしてフォレストベアが1体と割と難易度は高めの設定だったけど今の私なら問題はない。
それから1時間ほど、まず花畑でコボルトを倒しながら森へ行き、森の中で熊を見つけてさっさと倒すとすぐに街まで戻ってきて牧草地帯へ向かった。
そしてこの時についでに私は牧場へと立ち寄った。
「あ、約束通り来たんですね」
「ええ、まあ。それで、例の野草の方は?」
「大丈夫ですよ。今日見てきたらまたびっしり生えてましたから。今日も全部引っこ抜いて持って行ってくれるんですか?」
「そのつもりです」
牧場でシアとそんな話をしながらも私はまたソフトクリームを1個買って食べた。
そして牧場裏手にあるあの野草が生えている場所に行き、本当に全部元通りに復活してた草をまた全部引っこ抜いて採取した。これで良し。
昨日今日で魔力草もたくさん取れたし、眠り消し草も十分だ。これでまた調合すればきっと調合のスキルレベルがさらにもう1つ上がるはずだ。
「お姉さんなんか嬉しそうだね」
「え、わかる?」
「うん。だってニヤニヤしてるんだもの」
レベッカちゃんに指摘された私はすぐに顔を隠した。
このゲームはプレイヤーの感情から表情の細部にいたるまで再現するということを忘れていた。
あー、もう恥ずかしいことこの上ないよ。大丈夫、心を落ち着かせて。
「もう行っちゃうの?」
「うん。今日はこの後やることがたくさんあるんだ」
「また来るよね?」
「もちろん。ここのソフトクリームはまじで美味しいからね。いつになるかはわからないけど」
「ふふふ。お姉さんありがとう」
私はレベッカ、シア、そして牧場主のアーネルさんに挨拶を終えると牧場を出た。
牧草地帯でコボルトとワイルドカウを狩りまくりすぐにクエストのモンスター討伐を済ませるとまた街へと戻ってきて依頼主に報告した。
「……合格だな。よし、お前にはこのスキルをやろう」
そうして依頼人から短剣術Ⅰのスキルをまずもらって、次に鉄の短剣という武器をもらった。
「短剣は至近距離の敵を斬って攻撃する他、投げて敵に当てても攻撃できるからな」
依頼人の元盗賊の男はそれだけ言うと後は実戦で試してみることだと言ってそこで依頼は完了した。
いや、もうちょっとこう詳しく説明とか、何かないのかね。
私は冒険者ギルドで依頼達成の手続きを済ませるとさっそく花畑フィールドに出てみた。
<第2階層:花畑>
右手の装備をドラゴンソードから鉄の短剣に変えて、自分の手に握られている小さな鉄製のナイフを見ると、ああ本当に短剣を装備しているんだなと改めて実感した。
鉄の短剣は特殊効果もなく、短剣カテゴリの武器では弱い武器だけど、別に私はメインの武器はこれまで通り片手剣で行くつもりだし短剣はたしなむ程度に留めるつもりだったから特に不満はない。
わざわざ街の武器屋に行って高くて良い感じの短剣を買うこともないだろう。
「あ、グリーンスライムだ。ちょうどいいや」
そして花畑で遭遇したグリーンスライムに私は短剣という武器の練習台になってもらうことにした。
まずはすごく接近して直接鉄の短剣でスライムをつついてみた。ちゃんとダメージが発生してスライムは倒れたけどやはりリーチはほぼないに等しいからこれは投げる専用の武器と考えていいな。
短剣や、あるいは毒薬などのアイテムを投げて敵に命中させる場合は、力の値が高いほどより遠くまで投げることができ、そして器用さの値が高いほどより正確な、もっと言うとプレイヤーが狙った位置にそれを投げることができる。
「私は力はあるけど器用さは低いからな。近場ならまだ当たるけど遠くに投げるとやっぱりぶれるな」
遠くに短剣を投げるとおよそ4回に1回くらいの割合であらぬ方向に飛んで行ってしまうのだ。
これではとてもではないが実戦ではあまり使えないだろうし、初期武器に選ぶプレイヤーが少ないことも納得できた。
「んーーーー。まあ短剣術も、ⅡとかⅢにあがれば固有の武器スキルを覚えられるんだろうけど。でも、それが上がるまで使うことはないな、これ」
私は最終的にそう結論を下すとまた武装をドラゴンソードへ戻した。
あ、そういえばこの階層に来てから私、装備とかほとんど変えてないけど。
ドラゴンシリーズの装備が良すぎるんだよな、絶対に。
「第2階層の迷宮ボスも、ソロで倒せばまた金の宝箱でるんだろうし、その中身に期待かな」
私はそう言うと1人で花畑を突き進む。
目指すは森を抜けた先にあるアルベールの村だ。そこで溜まった素材アイテムを一気に消費して調合を済ませてしまおう。
<第2階層:草花の村アルベール:薬局>
相変わらず村の中にはほとんどNPCだけでプレイヤーの姿は少なかったというか、私が来た時には村内に他のプレイヤーの姿はなかった。
まあ前にも言ったけどこの村ってゲームの攻略上立ち寄る必要性は皆無だしね。
私はすたすたと歩いてお目当ての建物、村唯一の薬局に来ると扉を開けて中へ入った。
「あら、玲愛さん。こんにちわ」
「どうもこんにちわ。あの、また店の奥のスペースを使わせてもらいに来ました」
「ええ、どうぞ好きに使って。ふふふ、でもまさか本当にまたくるなんて思ってなかったよ」
「そうですか?、もしかしたらまた来るかもしれないですけど」
「ええ、いいのよ。玲愛さんは貴重なアイテムをくれたし、孫のお知り合いみたいだからね」
「あ、そういえば私、クローディアさんの息子さんのお店にも行って話しましたよ、息子さんと」
「あらそうなの。ルドルフは元気にしてたかい?」
「ええ。奥さんともどもとても元気そうでしたよ」
私は薬局の店主であるお婆さん、クローディアさんと話した後でそれでは使わせていただきますねと奥の休憩室のスペースをまた借りた。そこでまあ、調合のスキルを使用するわけだけど。
前回、私は麻痺消し薬を作ったことで調合のスキルレベルはⅡからⅢへと上がり、さらに新たなレシピを4つ覚えた。
聖水、毒薬、麻痺薬、眠り消し薬の4つだ。そのうち毒薬に関してはすでに40個作成していた。
そして聖水と麻痺薬は20個ずつ、眠り消し薬はその時はまだ材料が手元になかったのでまだ作ってはいないけど。
「とりあえず聖水と麻痺薬をあと20個ずつ作るか」
私は調合のスキルレベルがⅢになったことで覚えた副次効果的なスキル、まとめて調合のおかげで10個ずつまとめてアイテムを作成できるので。それらはすぐに調合できた。
牧場に生えていた野草の中には聖水の元となる魔力草もあったし、20個作ってもまだちょっとだけ余裕があるので問題はなかった。
これで聖水と麻痺薬に関しても各40個ずつ作成したことになる。
今までの流れだと、あと眠り消し薬も40個くらい作れば新しく得たレシピのアイテムをすべて作ったことになるからまた調合のレベルがⅣに上がると思うんだけど。
「どうかな、さすがにそんなことはないか?」
と言いながらも私は眠り消し薬の調合を始める。
もちろん完成した眠り消し薬も最高品質の☆つきのアイテムで、眠りの状態異常なら程度によらず治癒してくれるという優れたアイテムが出来たわけだが。
眠り消し薬はソロプレイヤーにはまず意味のないアイテムだし、そもそももう私に眠りの状態異常は効かないのでこれは今回もこの薬局のスペースを貸してくれたことへのお礼としてまたクローディアさんに譲ろうと思った。もちろん無償で。
「これで40個、と。……おお、レベルが上がった」
私が眠り消し薬を40個作り終えると、そこで私の眼前にスキルがレベルアップしたことを知らせる画面が表示され、見事調合のスキルがⅢからⅣへと上がった。
そしてまた、調合Ⅳになったことで新しいレシピをいくつか覚えたわけで。
<スキルのレベルが上がりました>
調合Ⅲ→調合Ⅳ
<新しいレシピを入手しました>
レシピ:ハイポーション
レシピ:ダブルポーション
レシピ:眠り薬
レシピ:爆発薬
レシピ:発煙薬
「おっと、今度はレシピが5つ増えた。んー、今度は1つにつき50個ずつくらい作らなきゃまた上がらないかもしれないな。推測だけど」
それぞれのレシピの材料については以下の通りである。
〇ハイポーション
上薬草(2)+スライムの雫(緑)(2)+浄水
〇ダブルポーション
薬草(2)+魔力草(2)+磁石鉄+水(2)
〇眠り薬
眠り草(2)+スリープシープの角(2)+水
〇爆発薬
発火草+火薬+黒い塊+水
〇発煙薬
発煙草+発火草+火薬+水
「しかも全部今は作れないし。あーでも、なんかもう持ってる素材もあるな」
ハイポーションというのは、ポーションよりも1個の回復量が大きい回復薬か。
ダブルポーションというのは、あれかな。HPとMPを同時に回復してくれる薬。
眠り薬もわかるよ。毒薬や麻痺薬の眠りバージョンってことでしょ?
ただ、爆発薬っていうのは……それはもう普通に爆弾なんじゃないか?
発煙薬というのは、まあたぶん煙幕張って敵のめくらましに使うとか、そんな感じの薬なんだろうけどもさ。
というか、なんか爆発薬の材料にシャドーマンからドロップしたあの黒い塊が入っているのはいったいなんなのだろうか。あの黒い塊って、シャドーマンの体の一部とかいう話だったけど。あれって爆弾の材料になるんだ。いまいちピンとこないのだけど。
ハイポーションの素材にあるスライムの雫の(緑)というアイテムももうたくさん持ってるよ。
この階層のグリーンスライムから手に入ったしね。でも浄水っていうのはなんだろう。
街で普通に買えるただの水よりも上位のアイテムか。きっとこれから先の調合レシピでは今までの水の代わりに浄水が必要になっていくのかもしれないな。
あと、きっとこのハイポーションは緑色の薬品だな。絶対そうに違いない。
だってスライムの雫(青)を使って作った普通のポーションが青色なんだから。
それで味はメロンジュースとかね?
「そうだな。でも先の階層で手に入るだろう素材アイテムを抜いて考えてみても、この階層では魔力草とスリープシープの角は多めに取っておいた方が良いかもしれない」
先の階層に進んで材料がそろったところで、既存の材料が少ないせいで数を多く作れずにまたこの階層まで材料を取りに戻ってくるというのは面倒だ。
まあ薬草はおそらくどの階層にも生えてるだろうし、きっと魔力草もまだ先の階層に生えているとは思うけど今手に入れられるものは手に入れておくにこしたことはないしね。
「よし、とりあえず調合はこれで終わりにして。もうそろそろお昼かな。街に戻ったらいったんログアウトしてから昼飯食って。午後は沼地のフィールドへ行ってみよう」
そうして私は薬局の奥のスペースから出てくると今回のお礼として眠り消し薬☆を10個ほどクローディアさんにタダで渡した。クローディアさんはすごく喜んでくれたけどね、私が持っていても意味ないアイテムなんで。本当は眠り消し薬は全部あげちゃってもいい気さえするよ。
「たぶんまた来ます」
「はいはい、今日もありがとうね。またいつでも来てくれていいから」
「はい、ありがとうございます」
私はクローディアさんと話を終えると薬局を出た。
<ペットについて>
ゴッドワールド・オンラインの世界にはプレイヤーは1人につき1匹ペットを飼うことができます。
今回は玲愛の飼っているペット、夜目フクロウ(現;予知フクロウ)の他にはどのようなペットがいるのかをちょっとだけご紹介。
なお、今回紹介したペットが今後物語の本編内に登場するかどうかは未定ですが、登場した場合はまた別個に紹介しますので。
〇ハシリイヌ
犬のペットの一種。力、耐久、敏捷が上がりやすいが賢さは低め。
進化するとカケマワリイヌになる。このペットを飼っているプレイヤーはレベルアップした時に敏捷の値が伸びやすくなるという効果がある。色は茶、黄色、黒、青の4種。
〇オシャレネコ
猫のペットの一種。敏捷と賢さと器用さが上がりやすいが力は低め。
進化はしないが、意外と人気があるペットの1種。このペットを飼っているプレイヤーはレベルアップした時に器用さの値が伸びやすくなるという効果がある。色は黒、白、青、灰色の4種。
〇オシャベリインコ
鳥のペットの1種。敏捷と賢さが上がりやすいが、力と耐久が低め。
これも進化しないが、プレイヤー間では割と人気のあるペット。というのもこのペット、プレイヤーが覚えている魔法をいくつか覚えさせることが出来るという特別な効果がある。もちろん制限もあるが、もしもプレイヤーがこのペットと一緒にフィールドを探索しているのを見かけたら注意が必要だ。いったい何の魔法が飛び出すかわからないので。色は赤、青、黄、緑、紫の5種。
なお、ペットの賢さと器用さの値が高くなるとペットは芸を覚えたりします。
戦闘にはもちろん何の役にもたちませんが、やっぱりそういうのがあるといいよね。癒しがあって。




