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ニートな女神がログインしました。  作者: 唯一信
第2階層―GREEN―
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ニートな女神と初めての存在理由

本編内にてこの物語の中での「神」と「人間」についての関係。

そして神界とはどのようにしてできた世界なのかということが軽く説明されていますが、あくまでアストレア自身の思想、主観によって語られることのため今後別の解釈をするキャラや、事実は違っていたということがあるかもしれませんがそれに関してはあしからず。

 オレンジジュース。それは第2階層の住人クエストの報酬としてもらった調合レシピによって作ることのできるアイテムだ。

 私がアイテム作成のスキルで作ったアイテムはどうやらすべて☆付きの最高品質のものになるため正確にいうならばオレンジジュース☆というアイテムなのだが。


 前に公園のベンチで私はこのオレンジジュース☆を30個ほど作っていた。

 そしてオレンジジュース☆はなんとHPとMPを同時に30回復してくれるばかりか状態異常の麻痺についても(中)レベルまで治癒してくれるという驚きの効果があった。

 ポーションと同じく飲み物系の回復アイテムなのだが味はもちろんオレンジジュースそのものだ。


「これをとりあえず、5個ずつお渡ししておきますね。アイテムの効果は今説明した通りです」


 私はパス太、ナポリさん、ペペさんにそれぞれ5個ずつこのアイテムを譲渡した。

 最初は私の説明を聞いても半信半疑だったと思われる3人も私から実際にアイテムを受け取って自分のアイテムボックスの画面でそれを確認したときはもうわけがわからないといったような顔をした。


「え、こんなアイテムどこで売ってたの?」

「あ、これは店売りの商品じゃないんです」

「え?」

「私が自分で作ったんですよ。調合スキルで」

「調合?」


 ああ、やっぱり知らなかったのか。

 私は面倒だったけどとりあえず第1階層の住人クエストの報酬の中にその調合のスキルがもらえるものがあったのだということと、オレンジジュースのレシピについては自分で探してみてとだけ言っておいた。まあ調べようと思ったらすぐにわかることだろうし。


「……へえ。そんなクエストがあったんだ。知らなかったわ」

「ああ、俺も」

「僕も初めて知ったよ。それにしても自分で回復アイテムを作れるなんて良いスキルだね」

「はい。ただ、その分作成に必要な素材アイテム集めが大変だったりするんですけど」

「ああ、そうか。君は恩恵の効果でその素材アイテム集めが楽にできるからそのあたりの苦労はほとんどないわけだ」

「それにこの先、鍛冶とか錬金とか他のアイテム作成スキルを手に入れた時にも……そう考えると玲愛ちゃんの恩恵の効果って案外馬鹿にできないわね」


 そうか。普通のプレイヤーからしたらそう思うわけか。

 いや実際に私も同じことを思ったのだけど考えてみればモンスターからアイテムが100%ドロップするという効果は強力で、かつ冒険を進めるうえで便利なことこの上ないものなんだな。


「とにかく、もしもクイーンビーの攻撃で麻痺になってしまったら普通の麻痺消し薬ではなく今渡した方のオレンジジュースを飲んでみて下さい」

「わかった」「わかったわ」「ああ」」

「それで戦闘終了後にもし使わずに余った分があれば戦闘後に回収しますので」


 私的には余った分はそのままプレゼントしてもいいのだけど。

 だってオレンジジュースの作成するために必要な素材って全部街で買うことができるものばかりで誰かにあげてもすぐにまた作れるし。それに何度もしつこいようだが私にはもう麻痺は効かない。

 だからオレンジジュースも単にHPとMPを同時に回復するだけのアイテムになっているわけで自分でそれほどの頻度で使うこともないし。


「よし、それじゃあ行くか」


 私による3人へのアイテム支援が終わったところで私たちはボス部屋へと突入した。


<第2階層:森:巨大ハチの巣前>


「うわー、聞いてた通りだけどこれはまたデカいな」

「ああ。まさかこれほどとは」


 この場所は真のボス部屋ではなくいわばここが本当にボス部屋手前のルームであるわけで。

 そして前哨戦としてキラービー×4、そして続けてキラービー×6、キラービー×8との戦闘が待ち受けているのだが、こちらは4人パーティであるためにそれらは割と苦戦もせずに倒すことが出来た。

 特に後衛のナポリさんが弓のスキルで火の矢という攻撃技を持っていて、昆虫族で火が弱点であるキラービーにはよく効いた。(なお、魔法攻撃のファイアーアローとは違って火の矢は物理攻撃。)

 ちなみに他2名もそれぞれパス太は私同様に火炎斬り、そしてペペさんはスキルを使わずともキラービーなら大剣の一撃で倒せてしまえるみたいだった。


 そうそう、言い忘れるところだった。

 実はこのパーティで街を出てから花畑を探索中に私のレベルは18に上がっていた。

 うん、今更なんだけどもうすぐレベルアップするなーってところで街に帰っていたからね、私。

 それでまあ今回もスターテスがいくつか上がってスキルポイントもまた2ポイント手に入った。


 レベル17→18


 HP:180→185 MP:110→114

 STR:42→44

 VIT:42→44

 AGI:39→40

 ING:33→35

 DEX:22→24

 LUX:23→24


 いまだ1ポイントも使っていないスキルポイント:43


 このままの調子でいくとスキルポイントはレベルが5の倍数になった時は5ポイント、それ以外の時では2ポイントずつもらえるのでレベル20の時点でスキルポイントはちょうど50ポイントになる計算だ。

 ただ、たぶんレベル20になった時でもまだ使わないという選択肢を選ぶのだろう。私の場合は。

 なんていうか、そう。たとえばこの先レベルアップで手に入れたスキルポイントとかってどういう振り方しましたかという質問を誰かにされた時に。

 いやぁ、実はまだ1ポイントも使ってないんですよー。と答えることで私はちょっとした伝説を作れそうな気がしてきている。というか、いつか言ってみたいな、そのセリフ。もっと強くなった時に。

 だからいつかくるであろうその時のためにも私はまだスキルポイントを当分割り振らない。


「玲愛ちゃん、どうかした?」

「え?……いえ、なんでもないです」

「そう。それであのハチの巣に空いた穴の先が本当のボス部屋ってことなのよね?」

「はい。そうです」

「よーし。それじゃあこのままの勢いで突入だ」


 ちなみに私以外の3人についてだがパス太がレベル14、そして他2名はレベル13。

 それが果たして今の時点でどれくらいのものなのかはわからないが、私が少し先に進んでいることから類推するにまあ第2階層の攻略をするには平均か、それより少し下くらいだろう。

 そして3人とも自身の初期武器の武器スキルのレベルはⅡであると思われる。

 正直このメンバーならクイーンビー相手でも後れを取ることはないだろうし、私が支援してあげたアイテムの効力も合わさればまず負けはしないだろう。

 もっとも私がいる時点でどんなに敵が足掻こうとも最初からこちらに負けはないのだけど。


 そうして、私たちは巨大ハチの巣の中に入っていくのだった。


 ――それからおよそ10分後。


「よし、あと一撃だ」

「止めは私がやるわ。火の矢!」


 私たちは見事な連携をしつつクイーンビーを倒すことに成功した。

 クイーンビーは、ソロプレイの時は気づく余地もなかったのだがHPが減ってくるとなんと私たち4人全員に1度にあの回避不能な雷落とし攻撃を使ってきたりして意外にも苦戦させられたが、私以外の3人は即座に私が渡したオレンジジュースを飲むことで受けた麻痺の状態異常を回復したために戦闘は比較的安全に進められた。

 そして私が1人の時に大変苦労したキラービーを守る周囲の取り巻きキラービー×10についても、戦闘開始直後にすぐに散開して確固撃破をして回ったことですぐに全滅させられ全員でクイーンビーへの攻撃に専念することが出来た。

 戦闘終了時に私は3人から使わなかった分のオレンジジュースを回収したが、使った分の代金に関してはとりあえずアイテムの効果がそれなりに良いものだったのでわかりやすく100Gということにしておいた。パス太とペペさんが3個、ナポリさんが2個使っていたので合計で800G儲けた。


 そして私が戦闘に参加していたことでクイーンビーは今回も大量のアイテムをドロップした。

 そこでまた落ちていた耐麻痺の指輪が4つあることで他の3人にはなるほどそういうことだったのかという顔をされてしまったけど、やっぱり分かっちゃったよね。


「えっと、じゃあ私がお渡しした分の耐麻痺の指輪はそのままあげるので、これは私が回収しちゃってもいいですかね?」


 3人はもちろん了承してくれた。私は3人にそれぞれ1個ずつ、合計3個の耐麻痺の指輪をあげたのだが今回のことでまた4つ手に入れたので結果として1個分増えたことになる。


「それでその他のアイテムについてなんですけど。まず、女王の錫杖について。これは皆さんの方にあげます」

「「「え?」」」

「あの。だから私前にも1度クイーンビーを倒して手に入れてるので。それに私まだ杖は装備できませんから。……まあそれは皆さんも同じなんでしょうけど」


 ただしその代わりに私はあの高級食材であるローヤルゼリーをもらった。

 クイーンビーの針は5個落ちていたので向こうに3、私が2で回収。

 30個落ちていたはちみつに関しては15個ずつで均等に分けた。これでドロップアイテムの分配は終了した。


「なんだか、終わってみるとすごく簡単だった気がする」

「そうだな。ダメージも結構受けて途中危なくなったりもしたはずだが……」

「やっぱり。玲愛さんのアイテム支援があったおかげってことだよな」


 3人はボス戦が終わってから森を抜け、街に帰る道中そんなことを言ってきた。

 まあそれも事実なんだろうけどやっぱり4人パーティで挑んだからってことの方が大きい気がする。

 たしかに耐麻痺の指輪とオレンジジュース☆の効果で戦闘は格段に楽になっていた。

 でもやはり私はソロプレイよりもパーティでボスに挑んだ時の方が当たり前のことだが楽だったし、なによりも楽しかったし。

 うーん、やっぱり私も早めにパーティに加入した方が良いのだろうか。


<第2階層:花の都フローリア:冒険者ギルド>


 街まで帰ってきた私たちはそのままギルドへ直行してクイーンビー討伐の依頼を達成した。

 驚いたのは初回報酬にローヤルゼリー1個が含まれていたことだった。

 装備品ほどではないけどレアなアイテムだし普通はこういう機会で手に入れたりするのか。

 他には初回報酬として賢さの種が1個。そして常時報酬として800Gが支払われた。

 やはりダンジョンのボスともなればフィールドのエリアボスよりもギルドの報酬も高いな。


「さて。それじゃあ私はここまでということで」


 そう言って私が3人とのパーティから脱退すると、リーダーのパス太はこう言った。


「ああ、いや本当に助かったよ。僕たち3人だけで挑んでいたらたぶん返り討ちに遭ってたと思うし」


 それから他の2人からもそれぞれ今回クイーンビー戦に同行してくれたことと、アイテム支援のことについてお礼を言われて、私はどういたしましてと答えた。

 そしてまた機会があったらどこかでというお決まりの別れの挨拶をかわすと私たちは分かれた。

 時刻はすでに4時を回っていて第2階層の空も少し赤くなってきている。


「んー。買い物は5時過ぎの方がスーパーで安売りしてるからまだちょっとだけ時間に余裕があるな」


 私は今日午後5時でいったんログアウトして現実のスーパーで食材を買いにいかなければいけないのだ。日頃からよく差し入れをくれるアパートの良き隣人ヤヌスへ今までの感謝の気持ちをこめて手料理を振る舞うために。


 でもまだ何を作るか決めてないんだけども。


「んーーーーーーー。うん?……ああ、そうだ。どうせスーパーに行くんならあれを探してみるか」


 あれ、とは以前に麺類トリオから言われた彼らの会社で作っているという麺商品のことだ。

 たしか会社名をメモしていたはずだけど。


 神界にはもちろんコンビニやスーパーマーケットもある。

 そこで売られている商品の多くはもちろん神界産のものであるのだけど、たまに神様が気まぐれで下界に降り立った時とかに、下界で食べて美味しかった下界の商品とか、料理。他にも下界の技術に感銘を受けた神などがそれらの情報を神界に逆輸入することがある。

 そうすると神界で主に食物とか、農耕、豊穣を司る神たちと、そして工業などを司る神たちが下界の人間に負けてられるかと謎の闘志を燃やしだして、数日後にはコンビニやスーパーに下界で売っているものと全く同じ再現された下界の商品が立ち並ぶのだ。


 だから神界にも文明レベルというものがあるとしたらそれはまず絶対的に下界の文明レベルと同等の物が神界にも存在するという前提が成り立つことになる。

 神界が出来た当初の頃って、神界はただの野原しかしかなかったとかいう話も聞いたことがある。

 それで下界の人間たちが家を建てる技術や知恵を得れば、神界にも家が建ち始めたし。

 下界の人間たちがコンピューターというものを生み出した時には、それからすぐに神界にもコンピューターが誕生し普及した。

 それを考えると、実は今の神界にあるほとんどのものは元は下界の人間たちが生み出したものであって神界はつまり下界のコピーという見方も出来なくもない。


 そもそも、神という存在自体を作り出したのは下界の人間であるのだから。


 ただ神界では、いや、それより先に神が人間を作ったのだと豪語する神もいるけどね。

 それを言い出したら鶏が先か卵か先かなんていう押し問答になるから。


 私がいままさにプレイしているこのVRゲームというのも人間が作ったものなのだし。


「人間が空想で生み出した神という概念が、今はこうして自我を持ち神界という世界にいて。そして逆に人間が住んでいる世界を監視したり、色々と手を加えたりしてるなんて。変な話だと思うよな」


 下界の人間はかつて、世界に巻き起こる自然現象や物理現象を観測した際に、それを人間ではないより上位の存在の御業のなせることだと錯覚し、その上位存在のことを神と定義した。

 そうして時代が進むたびにその神々にも個別に名が与えられ、そしてそれぞれに司る事象や事物があるのだということを決めた。

 さらに下界ではその神々の活躍が描かれた物語を神話として後世に語り継ぎ、こうして神と人間の現在まで続くおかしな関係性が出来上がっていったわけだが。

 面白いのは、最近では下界の人間はよく自分が困った時にだけ自分を助けてくれる都合のいい存在として神々の名を持ち出したりするのだけど、昔はそうでもなかったようで。

 神々の中には、人間は昔の方が信心深かったし神々に対しての敬意と畏怖の心を持っていたと懐かしむものもいるのだけど。


 ただ、私自身は昔も今も人間たちのそうした部分については納得がいかずにいる。

「正義」を司る女神アストレア。もちろん私の存在も下界の人間たちの間ではマイナーではあるのだが語られていた。

 でもそれ以前にまず人間はその「正義」というものについて具体的にはどういったものなのかということをわかりやすく定義づけてほしかった。

 あまりにも曖昧な、しかもそんなものを司ってる神様なんだと言われても当の私自身は困ってしまう。

「正義」を司る神を生み出すならそれよりも先に「正義」とはいったいなんであるのかちゃんと決めておいてほしかった。

 それなら私だってもっと……少なくとも神界でニート生活なんて送ることはなかったと思うし。


「あーあ。なんで正義なんて曖昧なものをわざわざ司る神とか作っちゃったんだよ。別にそんなのいなくても誰も困らなくないか?、どうせなら美とか愛とか司る女神に生まれて美少女として皆ににチヤホヤされ…………いや、やっぱ今のなし。私には無理だな、そんな生活」


 できればもっとわかりやすい何かを司る神になりたかったなと現実逃避気味に思うことはよくあった。

 というか今でもたまに思うときあるし。


「はぁ~あ。ま、いいや。とにかく5時までどうすっかな。いやもう早めにログアウトしてベッドの上でゴロゴロしててもいいんだけど」


 私は少し考えたのちにまた街の冒険者ギルドに向かい住人クエストを1つ受けようと思った。

 住人クエストはすでに23個達成して残りは27個。その中でも1時間以内に終わりそうなそこそこの難易度のものを1つ片づけておこうと考えた。


 さて、ここでこの第2階層で受けられる住人クエストのうち、難易度が高いとされている3つのクエストについてギルドの受付のお兄さんに教えてもらった。

 というかその難易度が高い3つのクエストというのがつまりはボスクエストであり、第1階層のヤタガラスやボスゴキブリと戦ったようにクエスト内でボスモンスターとの戦闘があるクエストだった。


 その3つのボスクエストのうち、1つはヤタガラスと同等レベルの強さを持っているという噂だったけど、残る2つのものに関してはボスゴキブリと同等か、あるいはそれ以下のボスモンスターとのことで。これらの情報は他のプレイヤーに聞いたり話していたのを偶然聞いて知った程度だから確証はないけど。


「すみません。住人クエストの中で1時間程度で終わりそうなクエストっていったら何ですかね?」


 ギルドの受付のお兄さんにダメもとでそう聞いてみた私。

 しかしお兄さんはこのゲーム内で過去にクエストごとにプレイヤーがクエストクリアするまでにかかる時間の平均についてのデータを知っていたのか割とすんなり答えてくれた。


「そうですね。まだあなたが受けていないものでいうとこれと、これ。あとはこれですかね」

「……なるほど。……あれ、このクエスト」


 そしてお兄さんが教えてくれた3つの1時間程度で終わるクエストの中にそれを見つけた時は、最初ちょっとだけ不思議に思った。。

 そのクエストはボスクエストの1つであり、3つあるボスクエストの中で最も難易度が低いとされているものだった。だけどそれにしたってボスとの戦闘があるはずなのに1時間で終わるというのはどういうわけだろうか。まさかボスとの戦闘しかないわけでもないだろうに。

 お兄さんにそのことについて聞いてみたが、お兄さんは住人クエストの詳細については教えてくれなかった。詳しくはそのクエストを依頼した依頼主に会って直接聞いてくれという話で。


「うーん。そうか、じゃあそれを受けてみようかな」


 仮に1時間を少し超えたとしても6時までにヤヌスの部屋に食材込みで行けば問題はないのだし。

 というわけで私は住人掲示板にあったそのボスクエストの依頼書を取ってくるとそれを再び受付カウンターのお兄さんのところへ持っていき受理してもらった。

 まあ、ボスゴキブリと同等かそれ以下程度の強さのボスというなら倒すのにそこまで苦戦はしないはずだし、危なくなったら最終手段で召喚使えば基本なんとでもなるだろうしね。

 それに過去にそのクエストを受けてクエスト達成したプレイヤーが平均して1時間程度でクリアしたというなら私もそれぐらいの時間でクリアできる可能性は高い。


 もしもそのボスクエストで戦うことになるボスモンスターが、クイーンビーほどではないにせよソロで倒すのが困難な類のモンスターだった場合は今日は一旦諦めておとなしくログアウトしてから、後日時間があるときに再挑戦してもいいわけだしね。

 住人クエストは途中で諦めたり、失敗してももう2度と受けられなくなるなんてことはないから。


 そしてクエストを受理してもらった後で私は思いだした。

 そうだ。たしかこのクエストって私が最初にこの街に来てギルドで住人掲示板見てた時に見つけたやつじゃなかっただろうか。クエスト名からもうボスとの対決がありそうな感じが出てたから印象に残ってた。クエスト名は『花畑に咲く悪の花』。たぶんだけどボスモンスターは植物族だろうな。

 いやだって、ねぇ?……花って書いてあるんだから。


<第2階層の案内>

第2階層には1つの街と1つの村、2つのダンジョンと3つのフィールドがあります。

街:フローリア〈別名:花の都〉

村:アルベール〈別名:草花の村〉

なお、今後もゲーム内に登場する街や村にはそれぞれ別名があるので。ないものもあるかもですが。


そしてフィールドおよびダンジョンの攻略おすすめレベルも書いておきます。


花畑(昼):レベル7~9 花畑(夜)レベル8~10

森:レベル9~12

牧草地帯(昼):レベル8~11 牧草地帯(夜)レベル10~13

沼地(昼):レベル10~12 沼地(夜):レベル11~13


第2階層迷宮:レベル12~レベル15以上


※以前にも説明しましたがダンジョンにはすべて昼夜の違いが存在しません。ただし、それはモンスターの分布や出現レベルの変化がないということであり、森のように屋外に存在するダンジョンなどは昼夜で視界状況、景観が変わることはあります。


※これは少なくともそのフィールド、ダンジョンを攻略する場合に最低限それぐらいのレベルでないと苦戦するかもよという程度の情報なのであまりあてにしない方がいいかもです。

よくRPGゲームの攻略本とかにもオススメレベルとか書いてあったりするけど実際にはそのレベルじゃキツイなんてこともザラにありますし。ああいうのは鵜呑みにしてはいけない。


なお、玲愛はすでにレベル18ですがソロプレイヤーはやはり相当なアドバンテージがないと序盤でも割と苦戦します。(1人対多数のモンスターとの戦闘になる関係上。)

それと、玲愛はこんなにレベルが高いのにそれに比べて本編内で出会う他のキャラのレベルが低いのではないかという指摘もありましたが、その階層を攻略するプレイヤーの中で高レベルのプレイヤー達はとくに序盤ではパーティを組んでとっとと迷宮を突破して先の階層へどんどん進んでいくので。

あまり同じ階層に長く留まってレベル上げにいそしむプレイヤーというのはGWOの中では少数派ですね。先の階層に出現するモンスターの方が強い分経験値も多いのでそっちを狩場にした方が効率的ですし。もちろん、それでも次の階層に行く前に十分にレベル上げをして安全にゲーム攻略をしようと考える慎重派のプレイヤーもいますけども。

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