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第15話 習得 言の葉を編み

遅れてすみません





異世界記録、三日目


 今日は格闘術を散々体に叩き込まれて、昼前に

グッタリな状態になった。


 そしてお昼寝・・・


 実は体に引きずられるように、睡眠時間が伸びている。

全身運動の後には眠り姫と化してしまう。

 ああ、悲しきかな ・・・


 だが、ショックな事実は他にもあった。


 食事が必要ないってさ・・


 何でもこの体は植物的な光合成みたいなことが行えて、

栄養補給の観点からの食事の必要がないらしいとの事で、

実質 水と日の光があれば生きていける。


 だから、食べ物は嗜好品、謂わば娯楽の一環となるので、

母さんは全く食べ物を持っていなかった。


 余談だが、母さんは種族的には精霊で飲まず食わずでも生きていけるとか


 そんな訳で今日は昼寝から目を覚ますと、森の散策を始めた。

母さんには散歩してくると言って、森の奥に向かった。

果物の一つや二つはあるだろうと思ったが、見込みが甘かったことを

思い知らされた。


 何で花しかないの・・・?


 後に聞いたことだが、この森は世界樹の森と呼ばれる常春の森で、

植物は枯れる事無く春を繰り返す内に生態系が変わっており、

花だけが咲くようになったと。


 しかし、この時点でそんなことなど知る由もなかった僕は

口に入れる固形物を求めて森を彷徨った。


 そして一時間後・・・


 見つけちゃった。


 妖精を・・・


 何で妖精って?そりゃぁ、ちっこいサイズで、背中に羽があったら

妖精と表現する他になんて表現すればいいんだ!


 むぅ、しかし どのタイミングで話しかけるべきだろう?

こっちは木陰で覗いてるから ヘタこいたら無駄に警戒されてしまうし・・・

でもでも こう なんというか、ファンタジーな存在に話しかけてみたい!


「こっちにおいで、守り人の子」


 そう言って()()いた妖精の片割れが声をかけてきた。

身体の周りにに鉱石のような砂を漂わせている朽葉色(くちばいろ)の妖精だ。


「こっちにおいで、守り人の子」


 こちらの妖精は水色で、とても透明度の高い水を漂わせいる。


 バレちゃってたのか、それならしかたないね


「ごめんなさい、とても綺麗だったから隠れてしまいました」


 森の中で飛び回るっていた妖精たちはある種の神秘性を感じさせるような、

そんな雰囲気を纏っている。

 おいそれと話しかけたらいけない気がして、ついつい覗きの真似事、

もとい覗きをしてしまった。


「いいのよ、ここは森の中、人の世の礼儀作法に囚われる必要はないのよ」


 朽葉色の妖精さんが問題ないと言ってくれた。

流石に覗きは事件だからねぇ(優ちゃん談)っていう言葉があるしね!

あの一件はヤバかったなぁ・・・おっと過去を振り返っている場合じゃなないね。


「無礼講であっても構わないのですよ、そもそもここに住まう者たちは

 一部を除き皆 幼な子と大して変わらぬ知恵しか持ちませんから」


 なんかサラッと重要な情報があったよね?

()()()()()()()()()って他に人住んでるの?この場合人じゃなくて妖精だけど・・・

今更だけど母さんも人間じゃないし、この森も変な感じがするから

他に何かが住んでてもおかしくないとは思ってたけど、

・・・うん やっぱりおかしい、だってこの場所にたどり着くまで

()()()()()()()()()()()()()()()から・・・・

うぅ、頭使ったからフワフワしてきた。


「おや? 体と魂が合ってないね」


 からだ?たましい?・・・・・・?


寝ぼけ頭の方がまだマシな位にボケていた。


「そうだね、どうする?」


 ・・・・・?なにするの?


「資格は十分にあるから加護あげてもいいと思うよ」


 籠?(注 幼児に言葉は選びましょう!)

地味に会話についていけなくなって寂しくなっている

とことん思考回路が幼児になってしまった。


「確かに守り人、いやあの三姉妹の縁者だ 資格は十分だな」


 三姉妹?おかあさんに姉妹なんていたの・・・

驚くべきことではあったが悲しきかな思考の幼児化で

まともな反応を返せなくなっていた。


「それじゃあ、水は自由で清らかで 時に汚れてしまっても

 いずれ巡って 還るとさ そんな廻りの理を 君に授けてあげましょう」


 歌うような唱えるような どっちつかずな

言葉の後に今度は朽葉色の妖精が口を開いた。


「うぅん、土は頑固で義理堅く 空への渇望持たぬなら

 旅をするにも 住み着くも 地に足つける安心を 君に授けてしんぜよう」


 そして、身体中に温かみのあるものが流れ込んできた。


覚束なかった思考に秩序が生まれ、目の前の光景に気がつく

輝く妖精さんたちに寝起きのような惚け具合で言葉を返す。


「何ですかこれ?」


 理解できない超常現象、母さんから教えられた魔力の流れを感じない

つまり、未知の現象ということだ。


「加護さ、君の魂に刻むことで状態の安定化を図ったとうわけさ」


 僕のために、ありがたいな


「それと同時に縁を繋いで再び会えるようにした いずれまた

 合間見えるときがあるそのときにまた会おう」


 えっ、帰っちゃうの?

まだ聞きたいことが山ほど・・・・


「またね 守り人の子、然るべき時にまたいずれ」


 そう言って二人の妖精が消えていった。

森の中に溶け込むが如く、気がついたときには広場も消えて

森の中にいた。


《通達:【始原が四元素の加護:水】

    【始原が四元素の加護:土】を付与されました。》


 異能さんからの連絡だ。

やけに虚しく響いてくるのは何故だろう?


《通達:最適化を行い統合し【始原よりの豊穣の加護】に変化しました。》


 わお、ナンダコレ?



 今度は何ですか?





一先ずこのお話はここで一区切りです。

続きはあるともないとも言えないのですが・・・

他の作品を始めてみようと思っているので

そちらも宜しくお願いします。

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