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この愛おしい世界で〜神による異世界転生〜  作者: シュガーコクーン
1章〜フォレスト王国カイヴの街〜

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閑話、ずっと一緒にいたいと思えた幼女

 ーーーー我は初めて、ずっと側にいたいと思う人に出会えた。



 我は神獣フェンリルだ。神獣は、永遠に限りなく近い時を生きる。我は生まれた時から、ずっと心にぽっかりと穴が空いているかのように感じていた。だからそれを埋められるよう、楽しさや面白さを追い求めて来た。




 ある日、珍しい魔力を感じて面白そうだからとその魔力の持ち主の所に走って行った。そんな自分を今の我は思いっきり褒めたい!


 ……そして珍しい魔力の持ち主を見た瞬間、心の一部がほんの少し、埋まった気がした。ほんの少し。皆は「たったそれだけ?」と言うかもしれんが、我にとってはとても大きな事なんだ。埋まった気がしたのは初めてで、だからその魔力の持ち主が朝になり、目覚めるのを結界の外で待った。


 珍しい魔力の持ち主が目を覚まし、会話したことで思った。


「この子とずっと一緒にいたい」


と。ただ単純にこう思ったんだ。そう思った気持ちは誰にも負けない!


 そして従魔契約をした。




「フェアディ」



 それが我の名前。「フェ」は、我がフェンリルだから。そのあとの「アディ」の部分は、リティアのファミリーネームから考えたとリティアは言っていた。


 リティアのファミリーネームから名前を貰った事で、リティアと家族になれたような気持ちになり、なんだかくすぐったかった。



 そして気付いたんだ。心が満たされていると。心の穴は埋まった。だからか強欲になってしまったようだがな。


 我はもう、リティアなしでは生きられない。そう思うほど、リティアの側にいたいんだと、自分でも今気がついた。


 リティア、お前はもう我の心の一部を占めている。そしてそのリティアが占める心の一部は、リティアと過ごせばすごすほど大きくなっていくだろう。



 リティア、大切で大好きな我の家族。我はお前と一緒に生きる。お前の為ならなんでもしよう。


 

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