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この愛おしい世界で〜神による異世界転生〜  作者: シュガーコクーン
1章〜フォレスト王国カイヴの街〜

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12/22

5、フェンリルの名は。

「決めた!あなたの名前はフェアディ!!フェンリルのフェと、私のファミリーネームのアーティから考えたの。どう??」

『フェアディか。ありがとう。では改めて、我はフェンリルのフェアディだ。これからよろしくな』


 フェアディがそう言ったら、私達の周りがピカッと光った。これが従魔契約が出来たってことなのかな。

 

 私は地味に感動していた。だけど少し経って、フェアディが気まずそうな顔をしている事に気がついた。


「どうしたの?」

『あ~、すまん。お前の名前を教えてくれるか?』

「あっ。そういえば言ってなかったね。私の名前はリティア・パル・アーティ。こちらこそよろしくね、フェアディ!」

『ああ。ところでリティア、お前の魔力が他の人と違うのはなぜだ?』


 ……どうしよう。嫌われちゃうかな?ええい、悩んでも仕方ない!!女は度胸じゃ!!


「それはね、あのね、私ね、昨日転生してきたばかりなんだ。……どう、嫌いになった?」


 どうかな?これで嫌われたらイヤだなぁ。


『嫌いになるわけないだろう!!!確かに最初はリティアの魔力に惹かれて来たが、リティア自身が好きになったから契約したんだ』


 そんな事をすぐ言ってくれたフェアディがとても嬉しい。


「よかった!ありがとうフェアディ~。大好きだよ!!フェアディはもう、私の家族だよね」


 そう言って私は抱きついて、そのままもふった。フェアディは目を細めて、気持ちよさげにしている。


 うふふっ。私のモフテクは凄いのだ!


『家族か。リティアと家族になれた事がとても嬉しい。あとリティアに撫でられるのもなかなか良いぞ』

「ふふっ。フェアディ可愛い~」


 あっ、従魔の印を着けなきゃ!あぶないあぶない。忘れるところだったよ……。


「フェアディ、従魔の印を着けなきゃいけないんだけど、どこに着ける?」

『どこでもいいんだったら、前足がいい。首に着けるのは窮屈だからイヤだ』

「分かった。紫のでいい?」

『いいが、なんで紫の色なんだ?』


 おう、そこは聞かないで欲しかったよ。恥ずかしい……。


「あ~それはね、その、私の瞳の色だから。あっ、嫌なら変え『嫌じゃない。逆に嬉しい』」


 嫌がられなくて良かった…………。


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