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転生魔術師は異世界を存分に満喫する〜何故か神々に気に入られ、チートになった件〜  作者: リューク
第2章 幼年期 王都立メルゲン学院編
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無事帰還!




ーーView Change セレンーー




「(やれやれ、やっぱりこうなったか〜。できれば自分たちで倒して欲しかったんだけどね〜)」



俺が助けに入るというのはあくまで保険だった。彼らだけで倒せるんだったら助けに入るつもりはなかった。でもさすがにリリナさんが危険な目に合いそうなところを見逃すほど俺は腐ってはいない。だから今回は加勢する事にしたんだ。



リリナさんがゴブリンキングにつかまれそうになった時、俺はすぐにその間に割って入りゴブリンキングの手を斬り落とした。手を斬り落とされたゴブリンキングは自分の手がなくなってる事に気づくと、大きく呻き声をあげた。今のうちだな...。



「ここは俺に任せていいんで、皆さんは逃げてください!」



「な...何を言ってるの!君も一緒に...」



「大丈夫ですよ。俺今さっきこいつ(ゴブリンキング)2体倒してきて報告してきたばっかりですから。だから安心して逃げて大丈夫ですよ!」



「な...こいつを2体だと...」



さっきの赤い髪をした人が驚きを隠さないで言った。まあ俺も2体倒すとは思ってもなかったけどね。



「その代わり、こいつの報酬は俺が貰いますよ!俺が倒すんですから!」



「それは......!?あ...危ない!!」



「ん?」



青い髪をした人が俺に向かって叫んだ。振り返ってみるとゴブリンキングがもう片方の腕を振りかざして俺に向けて振り下ろしてきていた。俺が後ろ向いていて隙だらけだと思ってたのかな?【神の眼(ゴッドアイ)】あるから意味ないのにな〜。



「ほい」



振り下ろしてきた腕を俺はそのまま剣を一閃して切り落とした。またゴブリンキングが呻き声をあげた。さすがにこれ以上痛い思いさせるのはかわいそうだから、とどめを刺してあげる事にした。



豪火炎(バーンズドリップ)!」



剣をしまって、俺は炎の上級魔法、豪火炎(バーンズドリップ)を放った。俺から放たれた魔法は、ゴブリンキングを炎が包み込み、盛大に焼き尽くしていった。そして次にゴブリンキングの姿が見えた頃にはすでにゴブリンキングは丸こげになってしまっていた。少し強すぎたかな...鑑定してくれるといいけど...。



「よし!終了っと。後は耳を回収して...ってあれ?皆さん、まだ逃げてなかったんですね。この通り無事に片づきましたんでもう安心して大丈夫ですよー」



「「「......」」」



何故か3人とも呆けたような顔をしている。そんなに怖かったのかな?ゴブリンキングの耳を回収した後、俺は念のために3人と一緒に王都に戻る事にした。また襲われでもしたら大変だからね。帰ってる最中も3人はずっと呆けた顔をしたまま俺のことを見ていた。そんなにみられると恥ずかしいんだが...。そんな異様な空気だったが、俺たちは何事もなく無事に王都につく事ができた。さて...報告するか。
















「全く!あなた達は!だからあれほど言ったでしょう?やめときなさいって!もしセレン君が助けに来てなかったらあなた達きっと命落としてたわよ!?反省しなさい!」



ギルドにつき、ベンさんに事の事情と3人について話したところベンさんによる3人へのお説教が始まった。なんかお母さんみたいだなこの人。説教中のベンさんはいつもよりも真剣な表情だった。それほどまでに心配してたんだろうな。言い方から見るに、この3人と付き合いが長そうだし。



長い説教が終わった後、今度はベンさんが俺の方を向いた。そして言った。



「さっきも言ったけど、本当にありがとねセレン君。この子達を救ってくれて」



「全然問題ないですよ。むしろ良い肩慣らしになりましたから」



「”肩慣らし”か...本当にセレン君は面白いわね。とにかくありがと。ほら、あなた達もお礼言いなさい!」



3人にもお礼を言えと言ったベンさん。本当に母さんなんじゃないか?



「助けてもらえて感謝するよ...。それと、今までの無礼をどうか許してくれ...。君はやっぱりすごいって事がよくわかったよ...」



「俺も...悪かった。お前のこと外見でしか見てなかった...。セレン...って言ったか?認めるぜ...お前は俺の中で目標にするべき冒険者だ。そんで、ありがとな」



「私も実は本気で信じてたわけじゃなかったんだ...。君が”B”ランクの冒険者だってこと。でもさっきの戦いを見て本当だったんだってわかった。だから謝らせて。疑ってごめんなさい。そして、助けてくれてありがとう...」



お礼と言うより...謝罪の方が多かった気がするけど、何とか誤解を解く事ができたみたいだ。何はともあれ一件落着かな?



「誤解が解けて何よりです。これからはお互いに頑張りましょうね!」



こうして、一つの冒険者ギルドでの騒動は収まった。その後は今回のクエストの報酬を受け取り、そのまま寮に戻った。3人からは何でも言うことを聞くと言う話だったと言ってきたが、『そんなのいいです』と言ってその場を後にした。特に希望もなかったし良いかなと。
















「へ〜なんか楽しそうなことしてたんだね〜!」



寮に戻る途中、ルナと会ったためそのまま寮に一緒に戻る事にした。その際にさっきまでのことを話した。



「良い肩慣らしにはなったな。楽しかったって言えば楽しかったかな」



「じゃあ今度は一緒にクエスト行こうよ!次の休みにでも良いからさ!」



「わかったからくっつくなって...」



話したの間違いだったかな...?っと自分が話した事に対して少し後悔しながら帰路についた。




無事に3人を助けたセレン。

いよいよ2代祭りが近づく!

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