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ドラゴン退治 ルージュ編



「あのドラゴン••••••動きが単調です」


ルナとドラゴンの壮絶な戦闘?を間近でじっと観察していたルージュは何か確信を得たように呟いた。


「確かにな、ルナに挑発されて逆上しているのもあるがそれにしてもわかりやすいな••••••」


気づくと俺も自然と同意していた。


「あのドラゴンは突進した後は必ず一呼吸おいてから再び突進してきます。そして足を止めた時は【火の玉】を打ってくる。パターンとしてはバリエーションが少ないですね」


皮肉っぽくルージュが微笑を浮かべながらルージュが言った。確かにあのドラゴンはそこまで動きも早くなく、そこまでの脅威には思えない。だが何となくだが、あのドラゴンはまだ全てを出してるわけではない。そんな予感が頭から離れなかった。


「兄さん」


「ん?なんだ?」


「あのドラゴンの動きは大体把握できました。倒し方もです。なので兄さんにはわたしの指示通りに動いて欲しいのです。必ずお役に立ちますから••••••だめですか?」


いや••••••そんな言い方されたら••••••


「わかった!俺はルージュを信じるよ!というか、兄貴が実の妹を信じないわけないだろ」


俺はルージュに全て委ねることにした。ルージュは状況判断力も異常な程に高い。常に場の最善の手を考え、行動に移す。これに関しては一級品だ。


「ありがとうございます。では今から言う通りに行動をお願いします」


そう言うとルージュは作戦を俺に言い渡した。




「ドゴオオオオオォォォーーン!!!」


未だにルナとドラゴンの戦闘という名の鬼ごっこは続いていた。今の音はドラゴンが再びルナに向かって突進してきたのをルナはジャンプで躱し、下にいるドラゴンを踏み台にして華麗に背後へジャンプしたときに、ドラゴンが木に思い切り激突した音だ。


見る限り、ドラゴンはすでに息を切らしているのが見て取れる。現に今まで纏っていた炎がだんだん弱くなりつつある。それに対してルナはまだまだ余裕がありそうで相変わらず澄んだ笑顔でドラゴンとたたか••••••遊んでいた。


その戦場?に俺はルージュから受け取った作戦をもとに足を踏み入れた。


「さあ••••••始めようか」


俺はゆっくりとドラゴンへ歩みを進めた。





         【キャラ紹介】



         ルナ・ハルバン



おてんば娘。活発な女の子でどんなことにも全力で取り組む。セレンとは幼馴染。3歳の時にセレンと出会い、以来、セレンを振り回しながら森や村の中を探索している。【疲労耐性】というスキルを持っていて、疲労とは無縁の身体となっている。



        ルージュ・ディクトリア



セレンの妹。4歳とは思えない程のしっかり者。おしとやかで、真面目なのだが、本当は甘えん坊。普段はしっかりと振る舞っているが、両親やセレンだけの時は制御を外す。家事スキルと、【観察眼】というスキルを持ち、状況判断力が異常な程高い。セレン同様、ルナとは幼馴染。








2日空いてしまいました。

すいません。

次はいよいよドラゴン退治へ!

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