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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第七話『決戦前夜! 狙われた地球真拳!』
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7 サクラの記憶! 装甲くノ一・ヤエベニ誕生!(前編)

 ◆◆◆



「ゼイゼイ……! ハアハア……! ゲボーッ!!」


 一リットル吐血する神風(かみかぜ)サクラ。

 彼女は今生死の狭間をさまよっている。

 プレジデント・ピザフライ親衛隊のバッファローヘッドに打ち込まれた超猛毒ポイズン。

 その悪魔的殺人作用が身体を蝕んでいるのである!


「頑張れ! 気を確かに持つのだ!」


 布団の傍らでサクラを見守る神宮司(じんぐうじ)ゴウショウ。

 濡れタオルで汗と血を拭きながら声をかけ続ける。

 救急箱に入っていた薬は全て飲ませた。

 残念ながら有効ではなさそうである。


「ええい、市販の風邪薬ではさすがに無理か!」


 小瓶を握りつぶすゴウショウ。

 二人が逃げ込んだのは神宮司道場。

 毒を打たれすでに数日が経過している。

 サクラは最強のくノ一の一人。

 ある程度の毒物耐性を持つ彼女であったが、もはや限界であった。


「目薬って飲んでも効くのかな……」

「ゴウショウ、頼みがあります……ゲボーッ!!」


 サクラは吐血一リットル!

 荒い呼吸でゴウショウを呼ぶ!


「私が打たれたのはアメリカの最新ポイズン!

 もはや助かりません」

「サクラ……!」

「子供たちには……私は病死したと伝えててててててててて――」


 ガクガクガクガク!!!


 激しく痙攣を始めるサクラ!

 白目をむきポルターガイスティング的に心霊バイブレーション!

 局地的な震度5だ!


「アガガガガガガガガガ! ゲボーッ! ゲボーッ!」

「さ、サクラあああああああああ!!??」


 サクラはあの世とこの世を反復横跳び中だ!

 おお! 絶命のタイムリミットか!?

 ゴウショウの頭を葬式の段取りがよぎった――その時!


 ピタリ!!!


 サクラは急に停止!

 身体の時が止まったように硬直!

 動からの静ぶりにちょっと恐怖するゴウショウ!

 死んでしまったのであろうか!?


 ブシュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!


 突如、サクラの身体から水蒸気的な白煙が噴き出す!


「ムウ!? あっつ!?」


 超高温!

 たまらず後ろに下がるゴウショウ!

 道場内に白煙が充満しサクラの姿が見えなくなる!


「おお、これは一体いかなる現象か……!」


 煙が晴れ、ゴウショウが見たものは――!


「ふー……死ぬかと思ったわ」


 血まみれの布団の上に立つサクラ!

 腕を前で組み力強い表情を見せる!

 奇跡!

 サクラの持つ毒への耐性!

 そしてゴウショウが適当に飲ませた市販薬!

 その二つが悪魔融合!

 絶妙に作用し、アメリカの猛毒ポイズンを打ち破ったのである!


「おお、無事生還したか……んん!?」

「なんだか生まれ変わったようね。身体も軽いわ」

「……」

「たくさん汗をかいたから少し痩せたのかしら」

「痩せたというか……」


 ガラガラ! ゴトゴトゴト!


 押し入れから姿見を引っ張り出し、サクラに向けるゴウショウ。


「あら、絶世の美少女が映ってるじゃないの」

「……」

「私の若い時に似て――」


 サクラが気づく。

 鏡に映る若い女が――自分と同じ動きをするではないか!

 髪をなでれば髪をなで、オッパイを揉めばオッパイを揉む!


「え……ま、まさか!?」

「そう……信じられんが……そのまさかだ!」

「私……若返ってるうううううういいいいいい!!??」


 そう――最新の猛毒ポイズン、くノ一の毒耐性、市販のお薬。

 それらが複雑怪奇に作用し、神風サクラの肉体が若返りを起こしたのだ!

 ()()()()()()()――()()()()()J()K()()()()()()


「やだ……どうしましょ」


 キャルンッとかわいく一回転するサクラ!

 プリティな少女行為である!

 ――だが!


「んゲボーッ!」

「サクラ!?」


 サクラはまたも吐血一リットル!

 そのままバタリと倒れ、一週間寝込んだのである。




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