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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第六話『卑劣な罠! 毒ガス電流地雷原重力デスマッチ!』
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9 奇跡の大逆転! 燃えろ!ファイヤー地球真拳!(後編)

 

 ファイヤートオルはファイヤーチョップで(ちん)・肉まんの麺を切断、脱出!

 上空から陳・肉まんの脳天にかかと落とし!

 ――しかし!


 つるりん!


 手応えなし!

 ファイヤートオルのかかと落としは虚しく陳・肉まんをすり抜ける!


「ホホホホホ! ムダムダムダ!

 お前にはラーメンを死ぬほど食わせて爆裂させてやるアル!!」


 陳・肉まんのラーメン触手が伸びる!


 ギュルギュルギュルギュル!!!


「ぬうう!?」


 ラーメンがファイヤートオルの四肢に巻き付き拘束!

 動けぬファイヤートオルに大蛇のごとくズルリと迫る陳・肉まん!

 フトコロから取り出した巨大な漏斗(ろうと)をファイヤートオルの口にセット!


「もが! もがもが!(貴様! 何をする!)」

「ホホホホホ! 死ぬアル!

 ラーメン真拳奥義! 満腹! ラーメン流し!」


 陳・肉まんが無からドンブリラーメンを生成!

 漏斗を通し、ファイヤートオルの胃へ強制的に流し込む!


 ジャバー!


「~~~~ッッッ!!??」


 おお、この恐ろしい技は――一般庶民諸君も覚えておられるだろう!

 青森県代表りんごマンはこの技を受け、ラーメンの過剰摂取により無残に爆散したのだ!

 このままでは――ファイヤー神風(かみかぜ)トオルは木っ端ミジンコのひき肉ミンチと化してしまう!


「ホホホホホ! ラーメンを食えアル!」


 ジャバー!


「~~~~ッッッ!!??」

「ホホホホホ! ラーメンを食えアル!」


 ジャバー!


「~~~~ッッッ!!??」

「ホホホホホ! ラーメンを食えアル!」


 ジャバー!


「~~~~ッッッ!!??」


 ジャバー!

 ジャバー!

 ジャバー!

 ジャバー!

 ジャバー!


 次々と流し込まれるドンブリラーメン!

 ()()()()()

 ファイヤートオルの内臓は焼かれ、その身体は風船のごとく膨らんで――


「アイヤ……!?」


 ――否、ファイヤートオル膨らまず!

 スマートな細マッチョ体型を維持!

 おお、すでに数十杯のラーメンを食しているハズ!

 これは一体どうしたことであろうか!?


「ッ!? ま、まさか……!?」

「もがもが! もがもがもが!(そう! そのまさかよ!)」


 ゴアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


 ファイヤー神風トオルのファイヤー成分が爆燃!

 くわえさせられた漏斗を瞬時に溶かし、巻き付く陳・肉まんの肉体を焼く!


「アイヤー!?」


 たまらずファイヤートオルから離れる陳・肉まん!

 ラーメンと化した身体の一部が焼かれ焼きそばとなる!


「こいつ……ワタシのラーメンを……!」

「ああ……全ておいしくいただき、我が身の糧とした!」


 そう! ファイヤー神風トオルは流しこまれたラーメンを全て消化!

 己のエネルギーへと変換したのである!

 一般庶民では到底なしえぬ消化速度!

 これはもちろん――


「地球真拳の必殺技の一つ、地球スーパー消化!

 ()()()()()()()()()()()()()()()()!」

「じょ、常軌を逸しているアル!」

「黙れ! 食べ物で人を殺さんとする外道!

 この俺が許さん!!」


 燃え盛るファイヤー神風トオルが陳・肉まんに突っ込む!


「アイヤー!? 来るなアル!!」


 陳・肉まんはイソギンチャクのごとく触手をうねらせ、先端からチャーハンビームを乱射!

 しかし、ファイヤートオルを覆うラーメン数十杯分の炎エネルギーがそれを弾く!

 ファイヤートオルは瞬時に陳・肉まんへ肉薄!

 硬く握られた拳が繰り出されんとする!


「ッ!? だがワタシに攻撃は――」

「地球真拳んんんんんんんんん――!!」


 グワシ!!!


 おお、見よ!

 繰り出されたのは拳にあらず!

 ファイヤートオルは両腕で陳・肉まんの胴体を抱え込み――!


「アイヤッ!?」


 ――そのまま悪魔的な力で締め上げる!

 そう、これも地球真拳の必殺技の一つ!


「地球ブリーカーアアアアアアアアアア!!!」


 ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!


「アイヤアアアアアアアアアアアア!!??」


 メキメキメキメキ!!!


 悪魔的中華音声で悶絶する陳・肉まん!

 あらゆる打撃を無効化するラーメンスタイルであったが、絞め技には弱かったのだ!


「肉体を麺と化し、衝撃を分散するならば……その麺を束ねるまで!」

「アイヤー!! アイヤー!!

 アイヤアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

「中国代表陳・肉まん! 我が奥義を受けよ!!」


 ファイヤートオルの両目に地球パワー粒子が集束!

 青く発光しスパーク!

 苦しむ陳・肉まんの顔に照準を合わせる!


「地球真拳奥義――」

「ヒイイイイイイイイイ――――アル!?」

「地球光線・ゼロ式!!!」


 ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンンン!!!


 両目から放たれる極太ビームのゼロ距離射撃!

 その威力は地球が光速で秒間一万二千回衝突するに等しい!

 つまり! 超絶悪魔的威力!


「アイヤアアアアアアアアア――――アルウウウウウウウウウウウ!!!」


 チュドオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンン!!!


 爆発!

 陳・肉まんは木っ端ミジンコ!

 勝者は地球代表、神風トオルである!

 観客がワーワー!


「やった! 兄上!!」

「見事よ……トオル!」


 コロシアム地下殺人リング操作室で歓声を上げるJK親子!


「キキキー!? バカなー!?」


 中国テント内で泡を吹く(まん)・テイス!


「ファックス! ファックス!

 オーマイファックッッッ!!!」


 VIPルームで激怒し銃を乱射するプレジデント・ピザフライ!


「殺人トラップに加え二人がかりでも倒せぬとは……!

 おのれ地球真拳!!」


 ピザフライのたくましいケツアゴがキラリと光る!


「こうなれば……総力を持ってブチファックしてやりマース!!」




 ワーワーやかましい観客席――その中に同じくワーワーしているビキニ水着的半裸の痴女の姿。

 そう、魔女っ()王国代表ファイター、プルプル・プルリンである!


「やった! これで神風さんは決勝進出!

 私も次の試合に勝って、約束通り決勝戦で――」


 悪魔的魔法パワーを解放するプルプル!

 その殺気を浴び半径10メートル内の一般観客が白目をむき失神!


「神風さんと戦い、勝つ!

 そして魔女っ娘王国を平和にして、地球を植民地にする!!」


 ――同じく観客席。

 ワーワーせず寡黙に試合結果を見つめる白練(しろねり)色の甲冑武者。

 日本代表ファイター、フジヤマ・サムライ丸だ!


「勝ったか……! ならば我が決勝の相手は……!」


 サムライ丸が静かにサムライパワーを放つ。

 その殺気を浴び半径10メートル内の一般観客が白目をむき失神!


「トオルよ……()()()()()()()()()()……!」


 プルプル・プルリン。

 フジヤマ・サムライ丸。

 両者とも決勝戦へと意気込むが――決勝に進めるのはどちらか一方!

 Bブロック準決勝はこの後すぐである!

 決勝で神風トオルと戦うのは……果たしてどちらとなるのか!?




 つづく



 次回予告

 Aブロック準決勝を勝ち抜き、決勝へと駒を進めた神風トオル!

 決勝戦を明日に控えたその時、CIA四天王が立ちはだかります!

 さらにはなんと! 彼らを上回る殺人集団が現れるではありませんか!

 悪魔的戦力を前に、神風トオルに加勢する者の姿!

 それは決勝で戦うはずの、あのファイターなのです!

 一方、装甲くノ一・ヤエベニは処刑人ハリーとの一騎打ちに挑むのです!


 次回! 地球真拳カミカゼ第七話!

『決戦前夜! 狙われた地球真拳!』にレリィー・ゴー!




寒い日が少なくなってくるとそれはそれで寂しいやね(-_-)

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