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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第六話『卑劣な罠! 毒ガス電流地雷原重力デスマッチ!』
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6 門番は殺人紳士! 激突!地下鉄のトーマス!(前編)

「あれがコントロールルーム!」


 神風(かみかぜ)ルリ・出前フォームはついに目的の部屋を発見!

 殺人リングの無力化は目前!

 これで兄、神風トオルを超重力フィールドから解放できる!

 扉へと駆け出さんとした――その時!


「貴様! そこで何をしている!」


 背後から警告!

 オカモチの重心を崩さぬよう振り返るルリ!

 そこには――黒スーツにサングラスのアメリカ人!

 CIAのエージェントである!


「へ、へい!

 あっしはしがない町の中華料理屋、うまうま軒の者でございやす!

 ちょいと出前をお届けにまいりやして!」


 江戸っ子じみた演技で出前人間を装う神風ルリ!

 他の階と異なり、やはり警戒レベルは一段と高い!


「出前だと? 一体誰の注文だ?」

「えーっと……。そこの部屋で殺人リングをコントロールしているお方だと聞いておりやす」

「誰だと聞いている。その部屋には何人もおるぞ」

「ギクリ!」


 なんたる疑り深さか!

 言葉を違えば射殺もありうる展開!

 命がけのやり取りが開始される!


「たしか……その部屋で一番偉い人でさあ! ……たぶん」

「一番偉い? 地下鉄のトーマス殿か?」

「へ、へい! そうですそうです!

 その何とかの何とか様でございやす!」

「そうかそうか。それはご苦労」

「へい! 毎度ありがとうございやす!」


 ルリに(ねぎら)いの言葉をかけるCIAエージェント。

 いかに人殺しのハードルが低い彼らでも、ルリの見事な演技の前には赤子も同然!


「オーケイ……それでは中身を見せろ」

「ッ!?」


 ()()()()

 何たる用心深さか!

 ラーメンがのびてしまうではないか!

 しぶしぶオカモチを置き、蓋を開けるルリ・出前フォーム!


「どうぞアル! とくと見るアルヨロシ!」


 臨機応変! 怪しい中国人めいた演技に切り替えるルリ!

 CIAエージェントにホカホカのラーメンとギョウザのセットを見せる!


「うむ……間違いなくラーメンとギョウザ!」


 納得した様子のCIAエージェント。

 フトコロに手を入れ、何かを取り出さんとする。

 上司に代わり、代金を支払おうというのであろうか?


「賊め。()()()()殿()()()()()()()()()()()()

「……ッ!?」


 BANG! BANG! BANG! BANG! BANG!


 発砲! 五発!

 CIAエージェントがフトコロから取り出したのは拳銃!

 神風ルリは至近距離から胸に悪魔的弾丸を受け、ガクリと膝をつく!


「不届き者めが……。我らも甘く見られたものだ」


 銃口をルリの頭に向けるCIAエージェント!

 頭を吹き飛ばし、確実に始末せんとした――その時!


 グサリ!!!


「アウチ!?」


 ルリはフトコロからクナイを取り出し、CIAエージェントの手首に突き刺す!

 そして素早く立ち上がり、ひざ蹴りをCIAエージェントのアゴに叩き込む!

 アゴを砕かれたCIAエージェントは白目をむき意識を喪失!


「……あ、危ないところだった!」


 ルリが服の下から取り出したのは――()()()()()

 万が一に備え、事前に仕込んでいたのだ!


「弾は防いでくれたけど……衝撃は結構来るのね……ゲブウ!!」


 ルリは吐血一リットル!

 口元の血をぬぐい、再びオカモチを握らんと目線を移した――次の瞬間!


「おやおや……ずいぶん元気なデリバリー・サービスだね」

「~~~~ッ!?」


 悪魔的悪寒!

 鼓動が速まり冷たい汗が流れる!


「いつの間に……!?」


 現れたのは――片手にステッキを持った燕尾服姿の紳士的ジェントルマン!

 だが異様なのはその頭部!

 頭からシルクハット的に煙突がニョキリと生え、煙をポッポさせているではないか!

 明らかに異常!


「き、狂人だああああああああああああ!?」

「失敬な! 見事な煙突だろうが!!」


 プンスカした紳士的ジェントルマンが激しく黒煙を上げる!


「な、何者よアンタ!? 気でも狂ってるの!?」

「何者だと? 敵地に乗り込んでおいて何者とは笑止!

 私はCIA四天王の一人、地下鉄のトーマス!」

「CIA四天王!?」


 ルリが咄嗟にクナイを構える!


「たしか……私たちの道場を襲った奴!

 手首をプロペラにして空を飛ぶ、あの狂人も……!」

「ほう。天空のケーンをご存知か」

「どうやら……CIA四天王は狂人の集まりのようね!」


 クナイを構える手にじっとりと汗がにじむ。

 神宮司(じんぐうじ)道場を壊滅させた天空のケーン。

 彼のオスプレイ宙殺拳は兄、神風トオルを追い詰めるほどであった。


(同じ四天王ということは……少なくともアイツと同じ力量!

 今の私で……コイツを倒せる……!?)


 戦闘を回避する方法を模索するも、すぐに頭から消す。

 兄を助ける道はこの一本のみ。

 目の前の男を倒し、殺人リングを無力化させる!

 他のことを考えている暇はない!


「侵入者は生かしてはおかぬぞ」

「だまらっしゃい!!」

「ッ!?」


 神風ルリの悪魔的眼光に声を詰まらせるトーマス!

 その気迫は……ただの出前人のそれではない!


「我に成すべき大義あり! 道を開けなさい!!」


 コスプレ衣装を脱ぎ捨て、出前フォームからJKセーラー服フォームへ変身!

 神風ルリが戦闘態勢に入る!


「貴様は……地球真拳の妹!?

 兄を助けに来たか!

 ならばなおさら通すわけにはいかん!

 者ども! 曲者(くせもの)じゃ! 出あえ、出あえええええいい!!」



水切りヨーグルトに挑戦したら、ハマりました(^-^)オススメです(^-^)

よろしければブックマーク、感想、評価等よろしくお願いいたします(^-^)

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