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10.試験

本当にごめんなさい。

学校の定期テストでとても忙しく更新が3日も空きました、、、

今後もこういう事はあるかもしれないのですが、絶対にやめることはないのでどうぞよろしくお願いします!

俺が初の実践訓練でガイル教官に勝利(?)して、また後衛組の方でも全員が魔力の知覚に成功したおかげで、アシュル領が王国全土に激震をもたらしてから数ヶ月後——。


「なあ、聞いたか? アシュル領のバケモン訓練生たちの話」

「あぁ、知ってるぜ。なんでも後衛組が全員魔力の知覚に成功したのに加えて、前衛訓練生のうちの一人が『戦霊』ガイルに初の実践訓練で勝ったらしいな。しかも初日で」

「ほんと信じらんないぜ。俺たちみたいに訓練生の時点で落ちて冒険者か農家になった奴が大半だっていうのによぉ」

「だけどアイツらもヤバくないか? アグレシア領の訓練生」

「あぁ、対魔物授業でランク4魔法をぶっ放して殲滅した奴か。とんでもないぜ、今年は」

「だけどどちらもクルシュ山脈付近か。無事でいてくれれば将来の戦力になるだろうに……」

「マジでご武運を願っとくぜ」


◇


今日は、選定テスト初日だ。

この数ヶ月、林の近くでの魔物との戦闘やレベル上げ、王国史を学んだ俺たちは、ついにテストを受けることとなった。

マルクから聞いた話だと、このテストで優秀な成績を残せば問答無用で王国の学院に進むことができるらしい。しかし、教官が監視していても失敗すると死ぬ人が年に数人出るらしい。


正直、とてつもなく緊張している。テストの内容すら知らないのに、前日に家族から真顔で「死にそうになったらすぐ助けを求めろ」と言われたばかりなのだ。


「おはよぉ!」


「あぁ、おはよ」


(こんな時でも元気なのか。アリア、やっぱとんでもねえな……)


「緊張、しないのか?」


「うん? しないよぉ。だってめっちゃ頑張るもん!」


(頑張ってどうにかなるのか? んん? おかしいな、こいつ本当に人間か?)


……否、魔人である。


初日と同じくなんだかんだバカな話をしながら、邸宅の訓練場に着くと、ゼロやクラスメイトも集まっていた。

やがてガイル教官とエルサ教官の2人が前に立つ。


「今日から試験を開始する。まず試験の説明をしよう。今からクルシュ山脈のどこかへ、班ごとにエルサの無属性ランク6魔法『転移』で飛ばす。班で協力して5日間生き残りながら、ランク1〜2の魔物を倒せ。また、瘴気持ちやランク4以上に出会ったならすぐに逃げろ。我々も監視するため、できる限りの安全は保証する。班は独断と偏見で我々が決めた。それでは——」


(は? ちょっ、待っ——)


ガイル教官の言葉が終わると同時に、エルサ教官がウインクして魔法を発動する。


「「ご武運を」」


その言葉が終わるとともに、俺の意識は途絶えた。


◇


「おきてぇ、シオンおきてぇ」


「むにゃむにゃ……う、、、ん?」


目が覚めると、アリアの顔が目の前にあった。体を起こすと、


「ここは……くそ、ガチで飛ばされたのか」


「うん」


アリアとは別の声が聞こえて振り返ると、ゼロが見えて本能的に体がビクッとする。

さらには授業の中で仲良くなった、リルとアーサーの姿もあった。


(すげーメンバーだな。なんかホッとしたぜ……)


俺がホッとしたのは、俺以外の他4人は実技試験の成績がトップだからだ。

かという俺はぁ……まあ最初以外、一回もガイル教官に攻撃を当てたことがない。


(絶対あの人俺のこと恨んでるだろ! マジで最初に本気出さなければよかった……!)


「あ、あの……皆さん、まずテントとか立てませんか? あと周辺の探索とかも……」


なんとなく気まずい雰囲気になっていると、リルがおずおずと提案してくれる。


「うん、そうだね。アーサーとリルは僕と一緒に周辺の探索。シオンとアリアは2人でテントを立てようか」


ゼロが指示を飛ばし、各々行動が始まる。


数時間後、夕暮れ時にゼロとアーサーとリルが戻ってくると、何やらゼロが険しい顔をしていた。


「ゼロ、どうかしたのか? 顔が険しいぞ」


いつも元気なアーサーと、笑顔のゼロが険しい顔をしているので不気味に思って聞いてみると、


「あぁ、今日僕たちはランク1のゴブリンの集団に襲われたんだが……ゴブリンに捕まっている動物の中に『キメラ』がいたんだ」


「は!? キメラ!?」


キメラはどんなに低レベルでも、最低ランク5に分類される危険な猛獣だ。


「まぁ、見たほうが早ぇだろ。リル、お前の責任だ。早く持ってこい」


アーサーに促され、リルの方を見ると、何やら俯きながらバスケットの中の布に包まれた物を突き出してきた。

アリアが覗き込み、包まれている布を外すと——


「キューーー! ガウガウ!」


中から出てきたのは……なんと、幼年期の『狼龍キメラ』だった








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現在まだ読者も少ないので宣伝してくれるとたすかります、(図々しくてごめんなさい)

それでは続きをお楽しみに!たぶん明日上げます!

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