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期待しなければ、世界は少しだけ優しくなる ——何も起きない日々の、小さな物語  作者: しゅんすけ
第1章:世界が少し優しく見え始めた頃

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8/10

第8話:気づかないふりをしていたこと


帰り道、

信号待ちでふと空を見上げた。


雲の切れ間から、

ほんの少しだけ月が見える。


綺麗だ、と思った。


その瞬間、

小さな違和感があった。


最近、自分は

「何も期待していない」

と思っていたけれど。


こういう瞬間に、

どこかで

明日も、こんなふうに穏やかであればいいと、

考えている。


それは願いなのかもしれない。

でも、それにしがみついてはいない。


叶わなくても、

世界を責めるほどではない。


ただ、

もし叶ったら、少し嬉しい。

そのくらい。


願いは、

大きくなくてもいいのかもしれない。


信号が青に変わる。


歩き出す。


空を見上げるのをやめても、

月はまだそこにあった。


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