始まり
かなりすっ飛ばしたので短いです。
相川蒼祐。
高校2年生。
インドアオタク。
現在進行形でイジメを受けている。
だが、容姿は中の上といったところで、太っているわけでもなかった。
理由は、父親が15年前に殺人を犯したからである。近所に広まり、それを苦にした母親が自殺。
そしてこの近所の子供が偶然にも同じ高校で同じクラスになってしまったからだ。
さらに追加でオタク属性。
一応それなりに友人も居るが、ほとんどのクラスメイトからイジメられている。
物を壊されたり、陰口を叩かれたり等の悪質なものだった。
そんなこともあって、新クラスになってから2か月経つが、ほとんど名前を覚えられていなかった。
「はあー、体育着を捨てるなよなぁ…」
校舎裏のゴミ箱から臭くなった体育着を取り出す。
「うっ、くせえ…」
「あーあ、この臭い取れるかな…」
本当は触りたくもない体育着をレジ袋に入れる。
キーンコーンカーンコーン…
「やべぇ!もう6時かよ!早く帰らないとアニメが!」
そして校門を走って出た瞬間。
シュワアアアア…
「!?」
足元に紫色に光る幾何学模様が出現した。
そう、魔法陣。
そしてその中に俺は吸い込まれていった。
「う…ん…」
気付くとそこは、一面に広がる白い世界。
だが雪とは違う。光?
何も思い出せない。
体は…何ともないが。
『お、ようやくお目覚めかい。』
「ぬおっ!?」
突然どこからか声が聞こえてきた。
男とも女とも取れるような声だった。
『ははは、驚かせてしまったかな。まあ、この後もっと驚くことになるだろうけどね。』
「ど、どういうことだ?」
『まあ落ち着け、順番に話していこう。』
そして、その声は話し始めた。
お読みいただきありがとうございました。




