プロローグ 自分から動き始めなければ
おはようと言えば、おはようが帰ってくる。そんなありふれた日常にみんなは何も疑問を持たず過ごしていることだろう、だってそれがクラスメイトの⋯⋯友達のいる日常なのだから⋯⋯。
「はぁ⋯⋯羨ましい、どうして僕には⋯⋯」
そしてこの物語は、彼、桂一名がそれぞれ同じで違う色々なタイプのクラスメイト達と友達になる物語である。
「⋯⋯友達ができないんだぁーーー!!!」
◇
僕の名前は桂一名、どこにでもいるごくごく一般的な高校一年生。そう誰がなんと言おうと“一般的な”高校一年生なのである、勉強も運動もこなせる程度のごく普通のもの⋯⋯なのだが、人生において唯一にして最高の難題⋯⋯僕の今までの人生において、これまで友達がいないのである。
友達とは、互いに心を許し合い、対等な立場で付き合う親しい人のこと、らしいグー◯ル先生参考にしただけだけど。
しかし、だ僕にはそのように呼べるほどの友達はいない、これまで身内を除いて誰とも話したことがないわけではないが、昔のことを思い返してみれば、まともに話したのは幼稚園の頃から小学4年までの間に一人だけ、そんな彼女も明確に友達であったとは言えない、何せ度々話している間にダッシュで何処かに行ってしまうのだから⋯⋯そんなこんな、っと片付けたくはない⋯⋯がそんなこんな人生であった。
まぁ、これだけ話してきて、まるで他者のせいだと言っているようなものいいだったが実際のところ自分に至らない点がないかと言われれば嘘になってしまう。なぜなら自分も受動的にではなく能動的に動いたという訳ではないからだ、故に僕は決意した、少しばかり遠くの高校で自分のことを誰も知らない、何もかもが0から始まる学校生活を!
これより始まるのは一欠片のピースでしかない彼の、パズルのような学校生活の物語である。




