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新生日本帝国  作者: 霧
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第一回進路会議

うぅ…腰がいたい…

現実世界では1日しか過ぎてたいけど、あの部屋では1週間はあったはず…

まぁ…俺の腰が犠牲になったおかげで、日本の資源が増えるのであれば安いだろう。


「霧荒殿、そろそろ始めませんか?」


あっ…そうだった!今から会議するんだったな…今後の日本の進路を決める重要な会議だ。


「そうだな。これより第一回進路会議を始める!」


俺の掛け声に会議に参加している一同が礼をして椅子に座った。


「まず始めにこの場をもって言わせてほしい…みんなよく頑張ってくれました!本当にありがとう」


「いえいえ、こちらこそありがとうございます!あなたのおかげで、我々は死なずにすんだのです。代表として私からお礼を申し上げます。ありがとうございます!」


その言葉とともに島 左近が俺に礼をすると、家臣全員が俺に礼をした。


「さて…東軍に勝利したことは良いとしてこれからの事をみんなと一緒に考えていきたいと思う」


俺の言葉に家臣全員が顔を引き締めた。


「みんなには以前この国の未来について言ってはいるがどう思う?」


実は家臣にはこの霧荒家に属する以前に俺の正体と国の未来について教えた。もちろん初めはびっくりしていたが…


「本当なのなら我々としてなんとしてでも防ぎたいと思っています」

真田 幸村が答えた。


「私もです!その未来はなんとしてでも防ぎたいです!」

浅野 長政が答えた。


「「「「我々もです!」」」」

家臣全員が答えた。


「わかった。みんなありがとう。しかしやるべきことは多い…まず国家名だ!これを考えなければならない!私としては大日本帝国にしようと思っているがどう思う?」


この時代は自分の国の名前がバラバラだったはず…(たぶん…)


「良いのではないかと思います!」


「強そうな名前で良いと思います!」


「意義なし!」


「「「霧荒殿の意見に賛成です!」」」


あれ?意外と早く決まった…まぁ~いっか♪


「わかった。それではこの国は大日本帝国と名乗ろう。次にこの国の運営はどうする?」


「霧荒家と我々で十分だと思います!」

左近さんが答えた。


「うむ…あまり運営に人がいても成り立たないしな~」


「それに素人では不可能だろう…」


「意見もまとまらない可能性がある…ここは島殿の意見に賛成だ」


「「「我々も賛成だ」」」


「しかしそれでは農民の意見が通らなくなるのでは?」


「うむ…一理あるな…」


「それなら箱を作りその中に意見を入れてもらうのはどうだろう?」


「なるほど…それなら国民の今の気持ちや考えがわかるかもしれない」


うんうん…こんな会議をやってみたかったんだよ!( ≧∀≦)


なんせ俺がいた世界の政治家たちは会議をやっても意見は出さないし、意見をしても反対しかしないし、反対するのなら代案を持っているのかと思ったら持ってないし、挙げ句のはてにその個人を追及したり、絶対国民や国の事を考えてやってない!

それに比べて今この会議に参加している人は、国民や国の事を思って全力を尽くしている。こういう人らが政治家になるべき人たちだよ!

おっと…会議に集中せねば…


「なるほどよくわかった!一応我々の独裁を行うが国民による意見ができやすいよう全国に意見箱を設置するでいいかな?」


「「「「「意義なし!」」」」」


「わかった。次に国民がそれぞれ何処に住んでいるのかわかるように住所を作ろうと思っていますがどうですか?」


「言いと思うが…その住所の名前はどうするんだ?」


「概ね決めてますが、皆さんの意見も聞きたいので後日もう一度説明します」


「わかった。問題ない」


「言いと思いますよ」


「「「意義なし!」」」


「わかりました。次に国民に名字を名乗ってもらおうと思います!」


「ん?どうしてだ?元々名字は武士の特権だが…」


「はい、実は農民に名字を名乗ってもらうのには次の納税が関与しているからです。納税は国民の義務ですが、中には払わない人がいます。もしその人を見つけても…」


「あぁ~そう言うことか…名前が同じならどっちが払ってないのかわからないな…」


「そう言うことです!ついでに戸籍登録をしてもらうことで納税の義務を行ってないのか見分けることができます!」


「うむ…それならいいな…ただし…なるべく我々のような武家や天皇家、貴家とは被らないようにした方が言いと思うぞ」

なるほど…やっぱり昔からある名字が農民と被ったら嫌だろうな…


「わかりました、他に意見はないですか?」

俺の言葉に家臣全員が首を横に降った。


「わかりました。続いてですが…」


この後は農業、林業、漁業、工業などの産業や蒸気機関などの技術力についての事、納税の種類や金額や通貨などの経済(金融)についても話し合った。

また、国家の防衛や他国の侵攻のことも考え、武士では成り立たないことから武士の職業を廃止し、軍隊を作ることになった。


だいぶ決まったな…今日はこのぐらいで大丈夫だろう…ん?どうやら話は終わったみたいだな…よし!今日はここまでだな!


「今日はここまでにしましょう。また明日も今日と同じ時間帯に来てください!本日はお疲れ様でした。それでは解散!」


俺の言葉に一同礼をしてから会議室から出ていった。


ふぅ~疲れたが明日が一番大変だろうな…今日は早く寝よう…あっ!ベルに聞かないといけないことがあるんだった!ベル~いるかい?


(マスターお呼びしましたか?)


(うん、実は聞きたいことがあるだけど………………………)


(大丈夫ですよ♪私に任せてください!)


(本当か!?)

(はい!武器ではないので私の能力で出てきますよ♪ただ…大きな敷地が要りますが…)


(それなら問題ない。あの敷地を使っていいよ)


(わかりました!早速準備してきます!)


よし!これでいいだろう…さて…今日はもう寝ようと♪

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