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冬、かれる〜霜ノ朝ニ 〜
おはよう。
君が見る窓の向こうに広がるは、陽に照らされ輝くものたちと思います。冬は寒さ厳しくなって、奥の山の頂きが白いことでしょう。
僕は凍て付いた庭を眺めつつ息を吐くや、空を仰いで雪の降る日をイメージしました。厚着して長靴はいて、ザクザクとゆきます。
都会では建物が多いから目にしなさそうですが、自然の移ろいは生命を感じさせるだけじゃなく、季節ごとに知らせる彩りが心を豊かにします。
第九十七番のテーマは、冬空です。今日はこれ以上とないほど清らかで、植物たちの美しさを一層と強くします。光景を言葉に歌います。
「空は青く澄み渡り
陽は金に温み照る
山は白く覆われて
草は銀に輝いてる
風は寒く吹き通り
道は続き踏み歩む
雪は清く舞い踊り
鼻は赤き垂れ啜る
家は憩う優しさに
足は急ぎ帰り行く
光は差す迷わない
夢は望み掴み取る」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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