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女王陛下になりました?  作者: 甘木
2.領地の整備を始めました
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5.エドワード

 すべての人の面談が終わり、一息ついていたとき、

「もう一度エドワードを呼ぶよ。あれは事情があるからね。」


 慎二くんがそう言うと、メイドのメアリーに指示を伝えた。


 少しして、家令と供にエドワードと、その母親がやってきた。

『事情は誰までが知っているのだ?』


 家令のセバスは、少し驚いた様子を見せた後、

『私と執事長夫妻だけです。』

『執事長らは執事夫妻に話していない保証はあるのか?』

『はい、この事情は命に関わります。知らない方が幸せなのは理解していると存じます。』

『なんとなくでも、疑っている者はいないか?』

『可能性で言えば、放逐したジルです。ですが言えないでしょう。』

『そうか、それでエドワードは知っているのか?』


 慎二くんとセバスのやり取りの最中、エドワードはきょとんとしていて、母親は俯いていた。何の話?事前に教えておいてよ。セバスがなかなか答えないので、私はエドワードの母親に話し掛けた。


『ユーリさんだったわね。貴女、私のメイドになってくれないかしら。』

『かしこまりました。』


 あら、即答。少し驚いていると、慎二くんが、

「命令されたら断れないよ。」

 そうか、私のお願いはここでは命令に変換されるのね。慣れないなー。


『明日からお願いね。セバス、執事長に伝えておいて。』


 セバスが了承していると、慎二くんが

『それで、知っているのか?』

 と重ねて尋ねた。


『知りません。』


『そうか。それでは明日からエドワードは私の従僕とする。その準備も合わせてせよ。』


『かしこまりました。』


「エドワードは王の落とし種だよ。」

 王子だったの?やっぱり事前に教えておいてよー。

登場人物

 エドワード(・サイベリアン :従僕、王の隠し子

 ユーリ           :エドワードの母


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